深海釣りと鮎釣りメインに水辺で遊んでいます。 JB23ジムニー弄りやキャンプやDIYなども。

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2018/12/20

志摩沖で極寒のブリジギングに挑戦

ジギングの王道


ジギングと言えば青物、青物と言えばジギング。と言っていいほど定番のジギングターゲットである青物。
一般には馴染みが無いかも知れませんが、釣り業界ではブリ、ヒラマサ、カンパチを総称してこう呼んでいて、青物御三家と言ったりもしますね。

今回は三重県の志摩沖でこの王道青物ジギングにトライしてきたのでそのご紹介。


時期は最高、気温は最低


今回ターゲットにしたのは泣く子も黙る魚の王様ブリ!寒ブリです。
寒ブリと言うだけあって晩秋から冬にかけて大型の個体がよく釣れるようです。和歌山周辺では例年年末になるとオカッパリでブリを狙うことができ、「クリスマスプレゼント」と呼ぶ人も。
この時期の海上は非常に冷え込みますが、大型青物と出会えるチャンスがあると思うと不思議と苦にならないのです。

まぁそれ過ぎちゃうとオカッパリでは非常に厳しくなり、本当に寒いだけの地獄になるんですけどね!(経験済み)


今回は三重県のジギング船を利用してみました。。
太平洋側で船に乗るのは初めてで、そのサービスの良さにびっくり。釣果はすぐに船長が回収して締めて下船時に渡してくれます。釣り人は純粋に釣りをするだけ。最高です。

午前6時頃に出船し、1時間ほど走って志摩沖のポイントを目指します。(ちなみに釣座は予約順、基本はドテラ流しの左舷配置です)
この時期のポイントは水深が深く、朝イチで狙ったのは水深150m弱のベタ底。ジグウェイトは最低200gくらいからです。回収すらもスーパーハード。これでブリかかったら死んじゃう自信ありますよ。

始めは実績カラーのシルバー系をベースにグローカラーを入れたりしてシャクリシャクリしておりました。が、アタリなく。
船中でもちょこっとヒット&バラシがある程度であまり活性は高くなさそう。巨大なサバはポンポン釣れるものの肝心のブリが遠い感じです。


反応自体はそこそこあるとのことなので、取っておきの高級ジグを投入してボトムを取り数シャクリ。
竿先になんとなーく重みを感じてモタモタしていると船長がマイクで「どう見ても食っとるやんけ」と一喝。すみません……。

水深が深い分巻き上げの時間も長くなり、バラさないかと始終ヒヤヒヤ。船長に指示されていっちょ前に追いアワセなんかを入れつつマキマキすること数分……。
上がってきたのは少し細身ですが立派なブリ!(実はワラサとブリの中間くらいのサイズ。ブリという事にしておきましょう)


実は以前にワラサを釣ったことがあるのですが、その時と比べるとかなり強いタックルだったこともあり意外とすんなりと上がってきてしまいました。
ライトタックルの方が楽しいというのは確かですね。しかし渋い一日だったので確実に1本取れたのはラッキーでした。

結局この日の釣果は朝イチのブリと追加でハマチとデカサバ。

使用タックル紹介


ちなみに使用したタックルはロッドがテンリュウのホライゾンSL、HSL66B-MHです。中深海も見据えて買った硬めのロッドで、深場で200gくらいのジグをガシガシシャクるなら丁度いい感じ。
逆に水深数十mで100gちょいのジグを使うとオーバースペックな手応えです。


リールはシマノのオシアジガー2000番左ハンドル。2001NRHG。
こちらも中深海前提で購入したのでかなりオーバーなスペック。端的に言ってデカすぎ。とは言え巻き上げ量とパワーには助けられる部分もあります。
ラインはよつあみのスーパージグマンX4の2.5号を300m、リーダーは安いナイロンラインの10号を6mほど。




ジギング船のハードルは、意外と低い


正直僕も始めるまではオフショアのジギングなんて相当にやりこんだ人がやる非日常の釣りだとばかり思っていました。
そりゃYoutubeとかで配信されているオフショアジギングの動画は石垣島でカンパチ釣ったり久米島のパヤオでキハダマグロ釣ったりするのばっかりですもの、勘違いもしてしまいますよ。

しかし少し探してみるとジギング船は意外と色んな所から出ていますし、釣り物も豊富。何より船長は非常に親切で色々なことを教えて、サポートしてくれますよ。

道具がない!→レンタルあります。1回1000円~3000円程度。
経験ない!→丁寧に教えてくれます。
お金ない!→頑張ってください。1回の乗船で10000円~13000円くらいが相場です。(しかし考えようによってはオカッパリで坊主を繰り返しているよりもお得なのかも…?)

下手に我流で闇雲にショアジギングをしているくらいなら一度オフショアジギングをやってみるのも楽しいと思います。
なんと言ってもショアジギングの根っこにあるのはオフショアジギングですから、シャクリ方なんかはかなり共通する部分も多いですし、勉強になることも多々あります。

騙されたと思って一度トライしてみては如何でしょうか。
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2018/11/30

筏で大人の泥団子遊び

伝統あるかかり釣りを雑に楽しむ


「かかり釣り」という釣りをご存知でしょうか。関西では非常にメジャーな釣法ですが、関東の方ではそうでもないかも?
これは筏(いかだ)と呼ばれる海上の浮き足場から餌を落としてチヌ(クロダイ)を狙う非常に伝統ある釣り方です。

地域で言うと三重や和歌山、福井あたりで非常に盛んに行われています。
せっかく本場の近くに住んでいるので今回タックルを揃えて初挑戦してきました。

用意したのはかかり釣り専用ロッドと落とし込み用のタイコリール。
後述しますがかかり釣りは柔らかい穂先で繊細なあたりを拾って合わせを入れるので専用ロッドじゃないとかなり厳しいです。
一度一つテンヤロッドで試したことがありますが長さも相まってかなり使いにくかったです。まぁかと言ってあまり高価なものを揃える余裕が無いのも事実。

今回のロッドは釣具のイシグロのプライベートブランド、Every Fieldの銀牙150。6000円程度で買える値段が非常に魅力的。
ちなみにSHIMANOのアドバンスイカダやDAIWAの飛龍も試してみました。やはり値段相応で高い2本の方が穂先の調子含めて良さそう。
ただ銀牙でも問題なくあたりは取れそうだったので今回はお値段重視で銀牙を選択。実釣で性能を確かめてみましょう。

リールはふざけた事にヘチ釣りの落とし込み用タイコリール。中古で5000円くらい。
かかり釣りは刺し餌を砂や米ぬか、集魚剤で作った団子に包んで落とし込む釣りなのでスプールフリーで落ちていくのが何より大事。その点落とし込み用のタイコリールは完璧。
なんと言ってもボールベアリング2つで支えられているだけでギア無しドラグも無し。完全なスプールフリーです。気を抜いてると一瞬でバックラッシュしますけど……。
ちなみに購入当初は回転がイマイチだったのでバラして防水用?のゴムパッキンを外した上でベアリングを脱脂、軽くオイルアップしてみました。これで満足できる回り具合に。



懸念点はギアが無いことによる巻取りの遅さとドラグ性能の低さ(というかドラグ無いですし……)。この辺も実釣で確かめます。
ちなみにラインはお高いイカダ専用ラインではなくシーガーのフロロ1.5号を100m巻きました。1000円くらいで専用品の約半額。釣れれば何でもいいのです。

あと必要なのは針。チヌ針の2号~4号を揃えました。これとガン玉があればOKという極めてシンプルな釣りです。

行きがけで肝心要の団子を買っていざ実釣


この釣りで一番大事になるのが団子です。刺し餌を包むことでエサ取りから守って着底させると同時にサカナを寄せる役割もあり、この配合が難しい。らしい。
今回は行きがけの釣具屋さんのオリジナル団子を購入。砂と米ぬか、集魚剤が混ざったものが箱売りされてます。
1日やるなら12kgの箱でOk。これにアミエビブロックと海水を入れて現場でマゼマゼすれば完成です。

団子を打ち始めて数時間。エサ取りのアイゴ、ヘダイと遊びながら合わせの練習。
オキアミを海底にブチ込んでいるのでほぼ毎回あたりがあって飽きない釣りです。かつ竿が短くて柔らかいので雑魚でも引きを楽しめる。

心配していたリールの巻きの遅さに関してはスプールの回転性能を生かし、スプールを軽く弾いてライン回収出来るので全く問題ありませんでした。
ドラグ性能に関しては今回あまり大きな魚が釣れなかったので何とも言えず。ただ基本的に指ドラグをちゃんとやれば問題ないはず!あとは腕次第です。

昼過ぎに竿先に重みが乗るような鈍いあたりがあり合わせてみるとそれまでに無い引きの強さ。
上がってきたのは本命のクロダイでした。小さくてもチヌはチヌ。このサイズでもよく引きます。

銀鱗が美しい魚体はチヌ釣り師が夢中になるのも納得という風格。超ライトタックルで50cmオーバーが釣れたりするんですからゲーム性は極めて高いと思います。

最終的にはチヌ3枚とグレ1枚が目立った釣果。大物は来ませんでしたが団子釣りの基本を楽しめた気がします。
あたりを取って合わせていく釣りが好きな人はハマりそう。イカメタルとか一つテンヤとか。

団子だけじゃない筏の面白さ


以前も紹介しましたが、筏はかかり釣りがメインです。
ただ一方でルアーを使った五目釣りも可能。今回もオフショアキャスティングのタックルを持参してメタルジグを投げてきました。

あえて筏で狙うロックフィッシュゲーム

基本的に筏のかかり釣りは魚を寄せて釣るものなので朝マヅメでデカいのが来る!とか言うのはあまりありません。
なので僕はいつも朝イチにメタルジグを投げて青物を狙うことにしています。夢もありますし、あわよくば底を叩いて根魚狙ったりも。

そして第一投でサゴシ!
そこそこサイズでよく引きました。これがあるから筏ジグはやめられない。
この日は活性が高くて一日中ナブラが湧いていたりしましたのでジグを投げれるようなタックルを1つは持っておくのがオススメです。

おまけにジグでお土産確保。カサゴは居れば食ってくることが多いサカナ、漁港なんかは叩かれている事が多くて釣れても小さいことが多いのが少しつらい。
その点筏の周りはスレてない、釣られてないで大きいサイズがポンポン釣れるので根魚狙うのはオススメですよ。

この日はかかり釣りで集中しすぎて疲れたらメタルジグ投げたり、ジグで反応悪くて飽きたら団子を落としてあたりを楽しんだりと筏を満喫できました。
寒くなる季節も服装さえちゃんと準備しておけば案外平気な筏釣り。年末にかけて三重や和歌山では青物も狙えます。是非一度どうぞ。
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2018/11/27

バス釣り始めました

今更感はあるものの、やってみると面白い
バス釣りと言えば琵琶湖。琵琶湖と言えばバス釣り。
休みになると県外ナンバーの車が徘徊する言わずと知れたバス釣りのメッカ…に比較的アクセスしやすい場所に住んでいるのに実は今までバス釣りの経験無し。
せっかくなのでバス釣りを始めてみました。

ポイントからリグの選択に至るまで、職場の詳しいおじさんに聞いてきたので今回は完全に人任せの釣り。
ちなみにポイントは琵琶湖岸の某漁港です。なんでもチビバスが山程いるとかで。

仕掛けはノーシンカーのワッキー?というやつ。要はミミズのチョン掛けですね。
フォールスピードが重要とのことで、オススメはゲーリーヤマモトのヤマセンコー2インチ。


現場に着くと魚が無限にいるのがひと目で分かったのであとは釣るだけ。
ノーシンカーなのでワームの重さだけでキャストしてまずフリーフォールさせます。適当に誘いを入れながらリフト&フォール。
ボトムが取れてるのかどうかはさっぱり分かりませんが、とりあえず魚が食うと水面のラインが走るのでフッキング。ラインであたりを取るというのは初体験。これメチャメチャ楽しいです。


慣れてくるとラインを張り気味にしてロッドであたりを取ることも出来ます。
前あたりをラインの動きで察知してラインを張りつつロッドで感じてかけるのが最高に面白い。上の写真くらいがアベレージで、これくらいのが無限に釣れました。練習にはもってこい。


途中でよくわからないボロボロの大バスもゆらゆら泳いでいました。
周りにいる小さいのが釣れるサイズ。無限にいるのがわかると思います。

海釣りに比べると食えないし引かないし微妙感もあるものの、身近なところで魚が釣れるというだけで楽しいものです。
時期的にこれからはどんどん水温も下がって陸っぱりのバス釣りには厳しい時期とのことですが、時間を見つけて練習してみようと思います。

飽きたら猫遊び

この漁港にはやたらと野良猫が多く、みんなブラックバスをしこたまもらって食っているのでブヨブヨ。
触らせてくれる輩も居るので猫好きにはたまらないポイントかも知れません。魚を釣ると一瞬で集まってくるので瞬間的に猫界の神になれますよ。

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2018/11/25

福井県音海はウミックでレンタルボート釣り納め

レンタルボートでジギングゲーム
福井県の高浜町、ちょうど高浜原発のすぐ近くにあるのが有名なレンタルボート屋さんのウミックです。
サイズはいろいろ。船舶免許さえあれば動力付きのレンタルボートが割と手頃に借りられます。今回は会社の同期に船頭を頼んでジギングをやりに行ってきました。
ちなみに今回は4名で20フィート少々のボートをレンタル。1日やって3万円弱くらいなので一人頭7000円くらいで借りられます。まぁジギング船に乗るよりは…安いかな。


出船は午前6時半ごろ。すっかり出てくるのが遅くなった朝日を見ながらの出発です。
湾を出たあたりからなんとひたすらサゴシのボイル。見渡す限りサゴシが跳ねていて驚きました。ベイトはかなり小さな小魚みたいです。
ちなみにウミックのスタッフさんの話だとポイントを選べばサゴシは無限に釣れるとのこと。
音海の大波止はサゴシのショアジギングで有名なポイントですが、沖にこれだけいればそりゃ釣れるでしょうね。湾内でも小さなボイルが散発していたのでかなりの数が入ってきているようです。

天気が持つのは午前中だけという予報だったので急いで毛島北東の定番ポイントへ移動。ジギングで大サバ、アマダイ、アオハタなどをポンポンと上げることが出来ました。前来た時より反応いい。
ちなみにウミックのポイントは比較的水深があり(深いところで90m近い)、基本的に潮風まかせで流すだけになるので日によっては意外と重めのジグも使います。
今回はPE2.5号に固めのジギングロッド、200g 弱のスロー系ジグをあわせたタックルを1本、PE1.5号に100gちょいのジグを合わせたライトジギングタックルをテキトーに使い分けました。


最近お試しで使っているオフショアの直リグも活躍。意外とオフショアで使っている人のブログとかは見つからなかったのですが、なかなか使えます。安く作れるのが嬉しい。

今回は水深20m程度の岩礁地帯で30号のナス型オモリ、2/0のオフセットフックに4インチのバグアンツで40cm弱のキジハタをキャッチ。
リフト&フォールでちょいちょい誘って数m探り上げたあたりで食ってきました。このサイズだとなかなか引くので上げるまでも楽しい!

ちなみに僕は根魚狙いの場合は完全にバグアンツ教です。特にオレンジ系のカラーが非常に反応いい気がしますね。


結局まともに釣りができたのは午前中の3時間程度でしたが、それにしては非常に恵まれた釣果だと思います。
魚の反応が良かったのでもっと釣り続けられれば…と思ってしまいますね。こればっかりは仕方ないのですけど。

釣果は定番のメニューで
キジハタは皮を引いて刺し身、皮は当然湯引きでネギと合わせて頂きます。これが最高。


季節的にこれからの日本海はなかなか海に出れなくなってくるので、恐らく今年のレンタルボートはこれが釣り納め。
冬の間は太平洋側メインで釣り歩くことになると思います。最近ジギング船の開拓も始めたのでちょこちょことレビューしていこうと思います。
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2018/10/07

ジムニーのロッドホルダを改装

目指したのは汎用性
以前からジムニーには園芸用フックを使った簡単なロッドホルダを付けていました。

ジムニーに自作ロッドホルダを追加

これもまぁまぁ使いやすかったのですが、最近オフショア向けのワンピースジギングロッドを積むようになり、どうしても2m少々のロッドがフロントガラスに当たってしまうのが気になってしまいます。
そこで今回は思い切っていくつか部品を買い替えて新しくロッドホルダを据え付けてみることにしました。

キーワードは“汎用性”です。

要の部品は100円均一

こちら完成図。一部釣り好きの間でド定番とされている物干し竿クリップを流用しています。(水色のやつ)
ベースはいつものイレクターパイプで作った天井裏収納です。こいつは便利すぎて取り外せないのでポリカの波板を一部カットして物干し竿クリップを取り付け。
竿先側は緩衝材を巻いたΦ19mmのステンレスパイプを釣って乗せるスタイル。

材料費はトータルでも2000円程度でしょうか。何となくカッコいいので数百円するステンレスパイプを使っていますが、もっと安い適当な棒で良ければ更に手頃に。

ジムニーJB23W 天井裏収納 改装


ショアジギング用の2ピースとエギングロッド、スローピッチ用のワンピースをそれぞれぶら下げてみました。
園芸用のフックはグリップ径の太いロッドは保持できず、これまでゴムでぶら下げていたりしましたが物干し竿クリップだと内径に余裕があるのでそのままセット可能。これだけでもだいぶ便利です。
結構径に余裕があるので玉の柄なども保持できそう。基本的に棒状のものであれば色々ぶら下げることが出来るので釣りに限らずキャンプ等にも使えるはず。

ただしリールを付けたままだと走行時にブラブラと触れるのでリールカバーをするか、ロッドの回転を抑えるように固定する必要がありそう。要検討ですね。


ステンレスパイプの吊り位置を調整することでロッドを斜めに保持することが出来るのでジムニーの狭い車内にもワンピースロッドを積むことができました。
竿先とフロントガラスのクリアランスは数cm。急ブレーキなどでロッドがせり出してくるとフロントガラスに当たってしまうので滑り止めないしは穂先カバーが必須っぽい。

しかしながら軽バンでもないジムニーでワンピースロッドを車内に積めるのは非常に魅力的。
基本的に2mくらいのロッドが積めれば大体のロッドをカバー出来るのでショア・オフショア問わず使い勝手が良いのです。
少々手直しが必要な部分もあるので今後ちょこちょことブラッシュアップしていこうと思います。

オタクなのでシールを貼る
おまけ。パソコンやらなんやら、何かと持ち物にシールを貼りがちなオタクなのでついにクルマにもシールを貼ってしまった。


SHIMANO!mont-bell!TLD!
シマノのステッカーは自転車と釣りを一度にカバー出来るのでお得ですね。(?)
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2018/09/29

厳冬期用寝袋で冬を乗り切ろう~ISUKA スーパースノートレック1500~

お手頃価格の冬用寝袋
皆さんもご存知かどうか知りませんが、科学技術が栄華を極める21世紀になっても保温能力が一番高い寝袋用の中綿はダウンです。
特に中綿量が多くなり、寝袋の重量、体積ともに大きくなりがちな冬用寝袋は基本的にダウンが前提……と言うよりダウン製でなければ重すぎて背負って歩けません。

しかしながら、軽くて小さくて温かい無敵のダウンにもメタクソ値段が高いというデメリットが。
目安として厳冬期用のモデル(使用温度域が-15℃~-20℃くらいの)で安くても4万円~5万円程度。モノによってはそれ以上。
可哀想な鳥さんの命をむしり取って作っているだけに相当致命的な値段です。年に何回使うかも分からないモノにそんなにかけられないのが庶民の定め。

そこで今回はある程度の妥協と割り切りの元、15000円を切る手頃な化繊の冬用寝袋を買って試してみました。


チョイスしたのはISUKAのスーパースノートレック1500
主に車中泊や防災備品向けの冬用寝袋で、中綿に化繊を使っているので値段が手頃(定価で15000円)。
また化繊なのでダウンと比べて濡れに強く手入れが楽(コインランドリーとかで洗える)という扱いやすさも兼ね備えています。

日常使用に耐える快適さ

毎度おなじみのコット(折りたたみベッド)にセッティング。

キャンプ用コットで生活を始めた~Coleman トレイルヘッドコット~

実はこのコット、夏は涼しくて快適なのですが、布に直接乗っかっているだけなので冬は背中が非常に寒い。
ただこのクラスの寝袋があれば基本的に暖房なしで問題なく寝ることが出来ます。
ペーパースペック上は-15℃対応。基本的に平地で使っている分には北海道にでも行かない限りはOKでしょう。


あまり見かけないセンタージッパータイプのデザインは出入りが非常に楽な一方で、口元に集まるジッパーや絞り込み用のゴム紐が顔に当たるというデメリットもあります。
これはアウトドア使用であれば服を着たまま寝ていますしあまり気にならないものの、部屋で寝間着を着て入っていると少し気になる。
まぁ少しねじったような形で顔からジッパーをそらして使えば何とかなります。

首元にはマフラー状のショルダーウォーマーとフリース生地のライニングが施されており、適切に絞り込めばかなり暖かいです。
また首元にスマホや時計が入る程度のポーチが配置されているのでシュラフの中でどっか行きがちな小物を入れておくことも出来ます。
ISUKAの寝袋はこういう細かいところが非常に良く作り込まれていてGOOD。


ダブルジッパー仕様なので足側のみ開くような使い方も可能。
暑すぎる場合は温度調整に使えますし、足元を適度に開くとほぼ封筒型シュラフの様な形状になり寝心地も良好に。
足元にもフリースライナーが入っているので裸足で寝たときの快適さは尋常ではありません。


フルオープンが可能なので掛け布団的な使い方も出来ます。2つ開いて繋げれば二人使用も可能。

これだけ使い勝手と性能が良くて定価が15000円というのはもはや驚異的。

デメリットを許容できるかどうかは用途次第
さて、ここまでひとしきり褒めてきましたが、ここからはデメリットの話。
言うまでもありませんが化繊寝袋のデメリットは兎にも角にもそのバカでかさと重さ、これに尽きます。


本体に縫い付けられたコードで軽く丸めた状態がこれ。
まだスタッフバッグに入っていないとは言え相当な大きさですよ。ちなみに重量は公称で3kg弱。
同程度の使用温度域でダウン中綿を使っているエア630EXが1kg程度なので重量は約3倍です。(ダウンモデルは値段も3倍しますけどね……)


ISUKAの非常に賢いポイントはよくあるスタッフバッグではなくトートバッグ型の非常にザックリとした作りのスタッフバッグを使用している点。
このクラスの化繊寝袋になると収納性が恐ろしく悪いので、一般的な「綺麗に丸めて入れる」タイプのスタッフバッグだと仕舞うだけでも相当大変です。

実際mont-bellの化繊モデル#0をいじった事がありますが、畳んで丸めるのになかなか難儀しました。

その点トートバッグ型の袋はコンプレッションこそあまり出来ませんが収納は非常に楽ちん。
その分仕舞寸法はちょっとしたクーラーボックス並になってしまいますが……。やはり化繊を使っている以上、どうしてもかさばってしまうのは避けられません。

上記を踏まえると、下記のような用途の人にオススメです。

・家で布団代わりに使うので基本的に持ち運ばない
・車中泊に使うので多少重くてかさばってもOK

要は化繊寝袋のデメリットである重さと体積さえ許せるなら値段も安くて機能性も高く非常に使い勝手よろしいですよ。という話。
厳冬期登山などになるとダウンモデル一択なのは間違いありませんが、用途がマッチすれば化繊寝袋もなかなか悪くありませんよ。
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2018/09/24

釣って食べようヒラメ~ヒラメときのこのバター焼き

火を通すレシピを増やそう
以前紹介した鯛めしと和風ムニエルでもそうだったように、船釣りはよく釣れる一方で釣果を食べきるのがなかなか大変です。
そんな時に頼れるのが火を通すレシピ。日が経ってしまった魚も安心して食べられる上に味に変化がつけやすいので飽きずに楽しめますよ。

今回はジギングで釣れた大ヒラメを食べきるためのバター焼きを紹介。


:材料
・ヒラメ~サク1本程度
・玉ねぎ~半分
・お好みのきのこ類~多いほど美味しい
・バター
・オレガノ、パセリ


まずはヒラメを釣ります。


天然物の証、真っ白なお腹。


5枚おろしは慣れないうちは身が残ったりしがちですが、何度かやれば出来るようになります。コツは少しずつ骨から身を剥がすような感じで進めるコト。
ちなみにある程度大きい魚体の方がやりやすい。小さいとエンガワが消失したりしがちです。


ヒラメは調理前に少し塩コショウをしておくと良いです。
玉ねぎは薄いくし切りにして下に敷き、きのこ類は食べやすいサイズにちぎって散らします。
バターは20~30gくらい。多めの方が身体に悪くて美味しいですね。最後にオレガノやパセリをふって蓋をして弱火で蒸し焼きにします。


全体に火が通ったら最後に軽くレモン汁と醤油をふって完成。バターがまったりとしてウマい一方でレモンのお蔭でさっぱりと食べれます。
下ごしらえも特に無くて簡単なので一人暮らしの狭い台所でも作れます。別にヒラメにこだわらなくても白身魚なら何でも使えます。なんなら鮭でも美味しい。是非一度どうぞ。
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丹後でスローな根魚ジギング

先日社内でお誘いを頂いて初めてのジギング船に乗ってきました。
初めての本格的なオフショアジギングとあって少々緊張しつつ、午前3時頃出発。
釣果情報を見る限りはヒラマサやハマチがよく釣れているようです。

お天気はあいにくの小雨。この日は降ったり止んだりしそうで一応カッパを着てスタートです。
ちなみに同乗した皆さんはソルティガやらツインパワーやら高級タックルを並べた上に見たこともないような巨大なアシストフックを準備しています。なんとも恐ろしい世界です。

基本的に青物を狙う船なので周りの方はジグの着底後ジャーっと早巻きして大きく誘ったりワンピッチジャークしたり、いわゆる丹後ジャークをやっていました。
僕は使えそうなタックルがベイトのスローピッチジャーク用一本だったので着底後は底を切ってフワフワとワンピッチかハーフピッチ。
船長いわくポイントはヒラマサ狙いの漁礁とのことなので、青物は難しくとも根魚は狙えるだろう!という算段です。

嬉しい一尾目は思いがけない超レア物
割とのんびりとスローピッチでやりつつ、漁礁3つ目か4つ目くらいを流している時でしょうか。
着底から数シャクリしたところでネットリとジグが重くなるようなヒット。青物にしてはそこまで暴れず、しかし重さはしっかりとしており期待大。

そして水面に上がってきたのはなんとクエ
お前幻の高級魚なのでは…と思いつつ周りのプロフェッショナルおじさん達に聞いたところやはりクエとのことで。
クエって言えばゴリゴリの大物タックルで泳がせ釣りをしたりしてやっと獲るイメージでしたが、思ったよりあっさりと釣れてしまいましたね……。
少しボトムから浮いたところで掛かってくれたのが功を奏したのか、思ったよりも根に突っ込むような引きもなく、安心してやり取りが出来ました。

この手の魚を知らなすぎて型が良いのかどうか分かりませんが、帰宅後に測ってみると全長は50cmほど。重量は3kg程度?

ちなみにヒットルアーはクロスファクターのブレイズスロー180gのゼブラピンク。購入理由は「Amazonで安かったから」。
オフショア向けの重たいジグは1000円超えるのが相場のようで、そんな中で700円程度の価格が魅力的でした。安くても釣れるって素晴らしい!
※塗装は弱そうだったので100均のマニキュアトップコートを塗ってあります。

その後もひたすら根魚狙い!
ビギナーズラックで気を良くして当然その後はひたすらボトム狙い。
お昼前には良型のヒラメ(帰宅後測ると60cm)をゲット。こいつは最初なかなか引いてくれました。
取り込みの際船長がボソッと「茶色いやんけ……(=青物じゃない)」と言っていたのが少し寂しい。青物ジギング船だものね……。


あとはポツポツとアコウを追加したり。


ガシラを追加したり。
アコウもガシラも30cm弱くらいあるのですが、段々とサイズ的に物足りないような気分になってきます。オフショアジギング恐るべし。
陸っぱりのショアジギングだったら大喜びしてるのに。

お天気も少し回復して、肌寒かった気温も上がり若干暑いくらいに。
相変わらずボトムをネチネチ攻めているとジグの抵抗に若干の違和感。前にエサ釣り船の合間にやったジギングでもそうでしたが、これ多分魚のミスバイトなんですよね。
すぐさま底取り直して少し丁寧目にハーフピッチで誘いあげると明確なアタリがあって即ヒット。


まぁまぁの引きで上がってきたのは40cm弱の良型チカメキントキ。
あまりルアーで釣れるイメージのない魚なので喜びもひとしお。そして前アタリを捉えて誘って釣ったというプロセスが何より嬉しい!
やはり「釣れた」のと「釣った」のでは上げたときの嬉しさが全然違いますね。(ちなみにここまでの魚は全部「釣れた」魚)

ちなみにアコウやキントキのヒットルアーはジグパラスローの180g。どちらもリアフックに掛かっており、このフックは自作のモノ!
自分で作った道具で釣ると言うのも釣りの醍醐味だと思います。ほどけたり切れたりしなくて本当に良かった。


あとはスレがかりのツバスなんかを追加して納竿。全体的に青物は渋かったようですが、個人的には根魚祭りで大満足。
やはりジギング船はジギング専門だけあってエサ釣り船で真似事をしているより本格的に、徹底的にジギングを楽しむことが出来ました。
お陰様で翌日は全身筋肉痛。修行が足りてないですね。また行きましょう。

おまけのタックル紹介
今回は使えそうなタックルがベイトのスローピッチ用のみだったのでタックルは1本。
念の為4000番のスピニングリールとオフショアキャスティングの柔らかめのロッド(カヤック用に買ったもの。ちなみに驚きの8000円)も持っていきましたが出番なし。

リールはシマノのオシアコンクエスト300HG(正確には左巻きなので301HGですね)。
PEはよつあみのスーパージグマンX4、2.5号を300m巻いています。ちなみにラインキャパはこれでパンパン。リーダーはフロロ50ポンドを7mほど。
まだ本格的に使って数回目ですが、巻きが異常になめらかで以前使っていたグラップラーBBとは比にならない快適さです。
お値段はそれなりにするものの、やはりフラッグシップモデルは別格の使い心地です。詳細なレビューはまた今度。

ロッドはテイルウォークのソルティシェイプダッシュスローピッチジャーク(SSD SPJ)の633。
ジグウェイトがMAX350gのスローピッチ用のロッドになってます。個人的にエイテックが好きなのとお値段が優しいので買ってみました。
個人的な感想ですが、ジグは100~180gくらいまでがシャクリ易いです。200gくらいになってくると竿の反発が少し物足りない感じ。次買うなら634か、いっそ635を買うかも。
割と硬めの竿が好みなのでこの辺は個人差があるかも知れませんけどね。こちらもまた詳しくレビューしたいと思います。

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2018/09/05

御殿場高原ビール:ヴァイツェン

地味ながらしっかりと美味しい白ビール
ヴァイツェンと言えば小麦特有の苦味の少なさやフルーティーさに最近のクラフトビールブームも相まって「ヒューガルデン」や「VEDETT」、「水曜日の猫」など、結構メジャーに飲まれるようになってきたジャンルですよね。
度数も低めで味も(IPAやインペリアル○○系と比べて)大人しいので、店で飲むときなんかはこのヴァイツェンやフルーツビールを1杯目にすることが多いです。


静岡シリーズの第三弾は比較的知名度のある御殿場高原ビールからヴァイツェン。
アロマホップなんかが華やかなタイプでははくて、割としっかり麦の感じがする「ビール」です。
ビール単体で楽しむというよりは食事と一緒に楽しみたい雰囲気がしますね。

ヴァイツェンは比較的多くの会社がラインナップしていますし、複数種類飲み比べると楽しそう。
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日本ビール醸造株式会社:サムライフサーファービールRED

初めてながら驚きの旨さ
日本ビール醸造株式会社、と聞いてピンとくる方は相当なビール好きでしょうか。
かく言う僕も実は全く知らず、今回の「サムライフサーファービールRED」で初対面のブルワリーです。


公式サイトを見る限り、あまり大々的に自社製品を出しているブルワリーではないらしく、醸造を請け負っているような会社らしいです。
逆に「ガージェリー」なんかは自社で醸造は行わず、外部に生産を委託している酒屋さんですね。ビール業界にも色々あるもんです。

肝心の味はべらぼうにうまいです。単なるエールだと思って飲んだから余計にびっくりしました。IPAの様なホップ感で非常にしっかりとした味わいです。
苦味もしっかりしているのでビール苦手な方にはちょっと向かないかも知れませんが、好きな人はハマりそう。

実はこのビール、静岡県内の道の駅で購入したまま忘れてクルマの中に数日放置してしまった(なお真夏)ので味が非常に心配でした。が、うまい。
これは再度購入して万全の状態で味わってみる必要がありますね。スタウトもあるようなので2色セットで飲んでみようと思います。
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SAPPORO:静岡麦酒

イマドキ流行りのご当地ビール
最近(と言ってもここ数年)はキリンビールが各地の工場オリジナルビールを出すなど、ご当地色の強いビールが多いですよね。
今回紹介するのもそんな地域限定ビール、「静岡麦酒」です。


基本的に普通のラガービールって感じ。さっぱりとした味わいが夏に丁度いいです。
静岡にキャンプをしに行った際に偶然見かけて購入しました。

普段は飲食店向けの樽で卸している銘柄を期間限定で缶販売しているとのこと。
SAPPOROは本家北海道の「サッポロクラシック」を筆頭に、北海道季節限定の「富良野ビンテージ」、新潟限定の「風味爽快ニシテ」などなど、昔から地域や季節限定のビールを多くラインナップしておりなかなか楽しませてくれます。(北海道限定だけでも数種類あるくらい)
以前紹介した「エーデルピルス」なんかももとは樽販売専用の限定ビールです。缶や瓶での販売だとクルマで出かけた先でも買って帰れるのが嬉しいですね。

通年販売ではないので飲む機会は限られますが、静岡県内のスーパー等では普通に売っているようなので試してみてください。
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