深海釣りと鮎釣りメインに水辺で遊んでいます。 JB23ジムニー弄りやキャンプやDIYなども。

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2018/11/30

筏で大人の泥団子遊び

伝統あるかかり釣りを雑に楽しむ


「かかり釣り」という釣りをご存知でしょうか。関西では非常にメジャーな釣法ですが、関東の方ではそうでもないかも?
これは筏(いかだ)と呼ばれる海上の浮き足場から餌を落としてチヌ(クロダイ)を狙う非常に伝統ある釣り方です。

地域で言うと三重や和歌山、福井あたりで非常に盛んに行われています。
せっかく本場の近くに住んでいるので今回タックルを揃えて初挑戦してきました。

用意したのはかかり釣り専用ロッドと落とし込み用のタイコリール。
後述しますがかかり釣りは柔らかい穂先で繊細なあたりを拾って合わせを入れるので専用ロッドじゃないとかなり厳しいです。
一度一つテンヤロッドで試したことがありますが長さも相まってかなり使いにくかったです。まぁかと言ってあまり高価なものを揃える余裕が無いのも事実。

今回のロッドは釣具のイシグロのプライベートブランド、Every Fieldの銀牙150。6000円程度で買える値段が非常に魅力的。
ちなみにSHIMANOのアドバンスイカダやDAIWAの飛龍も試してみました。やはり値段相応で高い2本の方が穂先の調子含めて良さそう。
ただ銀牙でも問題なくあたりは取れそうだったので今回はお値段重視で銀牙を選択。実釣で性能を確かめてみましょう。

リールはふざけた事にヘチ釣りの落とし込み用タイコリール。中古で5000円くらい。
かかり釣りは刺し餌を砂や米ぬか、集魚剤で作った団子に包んで落とし込む釣りなのでスプールフリーで落ちていくのが何より大事。その点落とし込み用のタイコリールは完璧。
なんと言ってもボールベアリング2つで支えられているだけでギア無しドラグも無し。完全なスプールフリーです。気を抜いてると一瞬でバックラッシュしますけど……。
ちなみに購入当初は回転がイマイチだったのでバラして防水用?のゴムパッキンを外した上でベアリングを脱脂、軽くオイルアップしてみました。これで満足できる回り具合に。



懸念点はギアが無いことによる巻取りの遅さとドラグ性能の低さ(というかドラグ無いですし……)。この辺も実釣で確かめます。
ちなみにラインはお高いイカダ専用ラインではなくシーガーのフロロ1.5号を100m巻きました。1000円くらいで専用品の約半額。釣れれば何でもいいのです。

あと必要なのは針。チヌ針の2号~4号を揃えました。これとガン玉があればOKという極めてシンプルな釣りです。

行きがけで肝心要の団子を買っていざ実釣


この釣りで一番大事になるのが団子です。刺し餌を包むことでエサ取りから守って着底させると同時にサカナを寄せる役割もあり、この配合が難しい。らしい。
今回は行きがけの釣具屋さんのオリジナル団子を購入。砂と米ぬか、集魚剤が混ざったものが箱売りされてます。
1日やるなら12kgの箱でOk。これにアミエビブロックと海水を入れて現場でマゼマゼすれば完成です。

団子を打ち始めて数時間。エサ取りのアイゴ、ヘダイと遊びながら合わせの練習。
オキアミを海底にブチ込んでいるのでほぼ毎回あたりがあって飽きない釣りです。かつ竿が短くて柔らかいので雑魚でも引きを楽しめる。

心配していたリールの巻きの遅さに関してはスプールの回転性能を生かし、スプールを軽く弾いてライン回収出来るので全く問題ありませんでした。
ドラグ性能に関しては今回あまり大きな魚が釣れなかったので何とも言えず。ただ基本的に指ドラグをちゃんとやれば問題ないはず!あとは腕次第です。

昼過ぎに竿先に重みが乗るような鈍いあたりがあり合わせてみるとそれまでに無い引きの強さ。
上がってきたのは本命のクロダイでした。小さくてもチヌはチヌ。このサイズでもよく引きます。

銀鱗が美しい魚体はチヌ釣り師が夢中になるのも納得という風格。超ライトタックルで50cmオーバーが釣れたりするんですからゲーム性は極めて高いと思います。

最終的にはチヌ3枚とグレ1枚が目立った釣果。大物は来ませんでしたが団子釣りの基本を楽しめた気がします。
あたりを取って合わせていく釣りが好きな人はハマりそう。イカメタルとか一つテンヤとか。

団子だけじゃない筏の面白さ


以前も紹介しましたが、筏はかかり釣りがメインです。
ただ一方でルアーを使った五目釣りも可能。今回もオフショアキャスティングのタックルを持参してメタルジグを投げてきました。

あえて筏で狙うロックフィッシュゲーム

基本的に筏のかかり釣りは魚を寄せて釣るものなので朝マヅメでデカいのが来る!とか言うのはあまりありません。
なので僕はいつも朝イチにメタルジグを投げて青物を狙うことにしています。夢もありますし、あわよくば底を叩いて根魚狙ったりも。

そして第一投でサゴシ!
そこそこサイズでよく引きました。これがあるから筏ジグはやめられない。
この日は活性が高くて一日中ナブラが湧いていたりしましたのでジグを投げれるようなタックルを1つは持っておくのがオススメです。

おまけにジグでお土産確保。カサゴは居れば食ってくることが多いサカナ、漁港なんかは叩かれている事が多くて釣れても小さいことが多いのが少しつらい。
その点筏の周りはスレてない、釣られてないで大きいサイズがポンポン釣れるので根魚狙うのはオススメですよ。

この日はかかり釣りで集中しすぎて疲れたらメタルジグ投げたり、ジグで反応悪くて飽きたら団子を落としてあたりを楽しんだりと筏を満喫できました。
寒くなる季節も服装さえちゃんと準備しておけば案外平気な筏釣り。年末にかけて三重や和歌山では青物も狙えます。是非一度どうぞ。
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2018/11/27

バス釣り始めました

今更感はあるものの、やってみると面白い
バス釣りと言えば琵琶湖。琵琶湖と言えばバス釣り。
休みになると県外ナンバーの車が徘徊する言わずと知れたバス釣りのメッカ…に比較的アクセスしやすい場所に住んでいるのに実は今までバス釣りの経験無し。
せっかくなのでバス釣りを始めてみました。

ポイントからリグの選択に至るまで、職場の詳しいおじさんに聞いてきたので今回は完全に人任せの釣り。
ちなみにポイントは琵琶湖岸の某漁港です。なんでもチビバスが山程いるとかで。

仕掛けはノーシンカーのワッキー?というやつ。要はミミズのチョン掛けですね。
フォールスピードが重要とのことで、オススメはゲーリーヤマモトのヤマセンコー2インチ。


現場に着くと魚が無限にいるのがひと目で分かったのであとは釣るだけ。
ノーシンカーなのでワームの重さだけでキャストしてまずフリーフォールさせます。適当に誘いを入れながらリフト&フォール。
ボトムが取れてるのかどうかはさっぱり分かりませんが、とりあえず魚が食うと水面のラインが走るのでフッキング。ラインであたりを取るというのは初体験。これメチャメチャ楽しいです。


慣れてくるとラインを張り気味にしてロッドであたりを取ることも出来ます。
前あたりをラインの動きで察知してラインを張りつつロッドで感じてかけるのが最高に面白い。上の写真くらいがアベレージで、これくらいのが無限に釣れました。練習にはもってこい。


途中でよくわからないボロボロの大バスもゆらゆら泳いでいました。
周りにいる小さいのが釣れるサイズ。無限にいるのがわかると思います。

海釣りに比べると食えないし引かないし微妙感もあるものの、身近なところで魚が釣れるというだけで楽しいものです。
時期的にこれからはどんどん水温も下がって陸っぱりのバス釣りには厳しい時期とのことですが、時間を見つけて練習してみようと思います。

飽きたら猫遊び

この漁港にはやたらと野良猫が多く、みんなブラックバスをしこたまもらって食っているのでブヨブヨ。
触らせてくれる輩も居るので猫好きにはたまらないポイントかも知れません。魚を釣ると一瞬で集まってくるので瞬間的に猫界の神になれますよ。

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2018/11/25

福井県音海はウミックでレンタルボート釣り納め

レンタルボートでジギングゲーム
福井県の高浜町、ちょうど高浜原発のすぐ近くにあるのが有名なレンタルボート屋さんのウミックです。
サイズはいろいろ。船舶免許さえあれば動力付きのレンタルボートが割と手頃に借りられます。今回は会社の同期に船頭を頼んでジギングをやりに行ってきました。
ちなみに今回は4名で20フィート少々のボートをレンタル。1日やって3万円弱くらいなので一人頭7000円くらいで借りられます。まぁジギング船に乗るよりは…安いかな。


出船は午前6時半ごろ。すっかり出てくるのが遅くなった朝日を見ながらの出発です。
湾を出たあたりからなんとひたすらサゴシのボイル。見渡す限りサゴシが跳ねていて驚きました。ベイトはかなり小さな小魚みたいです。
ちなみにウミックのスタッフさんの話だとポイントを選べばサゴシは無限に釣れるとのこと。
音海の大波止はサゴシのショアジギングで有名なポイントですが、沖にこれだけいればそりゃ釣れるでしょうね。湾内でも小さなボイルが散発していたのでかなりの数が入ってきているようです。

天気が持つのは午前中だけという予報だったので急いで毛島北東の定番ポイントへ移動。ジギングで大サバ、アマダイ、アオハタなどをポンポンと上げることが出来ました。前来た時より反応いい。
ちなみにウミックのポイントは比較的水深があり(深いところで90m近い)、基本的に潮風まかせで流すだけになるので日によっては意外と重めのジグも使います。
今回はPE2.5号に固めのジギングロッド、200g 弱のスロー系ジグをあわせたタックルを1本、PE1.5号に100gちょいのジグを合わせたライトジギングタックルをテキトーに使い分けました。


最近お試しで使っているオフショアの直リグも活躍。意外とオフショアで使っている人のブログとかは見つからなかったのですが、なかなか使えます。安く作れるのが嬉しい。

今回は水深20m程度の岩礁地帯で30号のナス型オモリ、2/0のオフセットフックに4インチのバグアンツで40cm弱のキジハタをキャッチ。
リフト&フォールでちょいちょい誘って数m探り上げたあたりで食ってきました。このサイズだとなかなか引くので上げるまでも楽しい!

ちなみに僕は根魚狙いの場合は完全にバグアンツ教です。特にオレンジ系のカラーが非常に反応いい気がしますね。


結局まともに釣りができたのは午前中の3時間程度でしたが、それにしては非常に恵まれた釣果だと思います。
魚の反応が良かったのでもっと釣り続けられれば…と思ってしまいますね。こればっかりは仕方ないのですけど。

釣果は定番のメニューで
キジハタは皮を引いて刺し身、皮は当然湯引きでネギと合わせて頂きます。これが最高。


季節的にこれからの日本海はなかなか海に出れなくなってくるので、恐らく今年のレンタルボートはこれが釣り納め。
冬の間は太平洋側メインで釣り歩くことになると思います。最近ジギング船の開拓も始めたのでちょこちょことレビューしていこうと思います。
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