深海釣りと鮎釣りメインに水辺で遊んでいます。 JB23ジムニー弄りやキャンプやDIYなども。

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2019/05/27

越前海岸沖でイカメタルに挑戦

イカメタルとは


鮮やかな小型軽量ルアーでイカが釣れちゃう
先日、お馴染みの釣りクラブで令和初の船釣りに行ってきました。ターゲットはイカ。

昔ながらのイカ釣りと言えば3mくらいの船竿に電動リール、スッテと呼ばれるイカ用ルアー(と言うか漁具)を5個も10個も付けてやるのんびりしたもの。
初船釣りの際に挑戦したものの、電動リールでひたすらゆっくり巻き上げて落とすのを繰り返すという作業めいた内容でげんなり。
実はそれ以来イカ釣りにあまり興味を感じなくなってきたのでありました。

しかし最近「イカメタル」と言うゲーム性の高いルアー釣りがあると知り、ついでに安く道具が手に入った事もあって初挑戦してきました。
イカメタルという釣法については解説されているサイトやブログが山程あるので検索してみてください。

今回は半夜釣りというスタイル。
出船が15時~16時くらいで、帰港は深夜23時ごろ。
日の出ているうちは漁礁周りに付けて胴突き仕掛けや天秤フカセで魚を狙い、夕方にイカのポイントへ移動してイカ釣り。というのが定番のパターンです。
前半の魚五目用に2.4mの船竿タックル(シマノのホリデーマリン、超安い入門竿ですがエサ釣りは頻度も少ないので十分です)、
後半のイカメタル用にメジャクラのスカイロード(廃盤で7000円くらいになっていたモノを衝動買い)、リールはツインパワーXDのC3000XD。

明らかにイカを釣る気ない道具立てですが…
おまけでスロージギングタックルも持っていきましたが、こちらは今回ほとんど使わず。
以前同じ船でジギングをしていて事故的に真鯛が釣れたので、柳の下のどじょうを狙った形。故事通り釣れなかった。)

意外と釣れるし意外と楽しい


思った以上に釣れちゃった
正直なところ、イカ釣りってあまり興味なかったんですよね。青物みたくバカみたいに引くわけでもなし、根魚みたいに高級なわけでもなし。
ところがどっこい、いざやってみると想像以上にゲーム性が高くて病みつきになってしまいました。

どれくらい病みつきかって、来月すでに2回イカメタルに行く予定が入っている程度には病みつきです。

以下が初挑戦の感想

イカメタルのここが好き!
・イカがめっちゃあたってくる
・かけなきゃ獲れない
・仕掛けが弱いから引きが楽しい
・釣りたてのイカが美味い

イカメタルのここが嫌い!
・イカしか釣れない

釣りにも色々あって、それぞれ魅力がありますが、イカメタルの魅力はなんと言っても「あわせてかけるゲーム性」これに尽きました。
イカは結構群れているみたいで、良い時間帯になると結構な頻度であたりがあります。

あたりの出かたは「竿先が戻る」「軽く引き込まれる」「フォールが止まる」など色々。
合わせはとにかく即合わせで、うまくキマるとイカの重みが竿全体にグッと乗ってくるってわけです。

青物ジギングなんかは釣れると信じてひたすらしゃくり、1日に数回チャンスがある。という感じですがイカメタルはその対極。
チャンスは無限にあって、いかにしてあたりを引き出して無駄なくかけていくかをひたすら追求できます。
雰囲気としては筏でやるかかり釣りに近い感じでした。あわせてかけるのが好きな人にはたまらん釣りでしょう。

一方で弱点になるとは釣り目の少なさ。
イカ専用ルアーなので基本的にはイカしか釣れません。
「青物狙ってたらヒラメ釣れちゃった」とか、「真鯛狙ってたけどルアーの回収中にブリ釣れちゃった」とかよくあるジギングと比べると少し物足りないですね。

実はそのへんを克服する方法もあるのでまた今度ご紹介したいと思います。

小手先の工夫が釣果を左右する


釣座が空いていれば試してみてほしい

これもまたイカメタルの面白いところですが、ちょっとした工夫で周りと差をつけることが簡単に出来ます。
スッテやドロッパーの色、大きさ、形はもちろん、釣り方に関してもそう。
例えば今回、21時を回ってあたりが少し遠のいてしまったタイミングで、
上の写真のように船べりギリギリのところにスッテを落としてみると露骨に反応が良くなり数が伸びました。

集魚灯の影になっている部分にイカが溜まっているのか、もしくは暗いところの方が警戒心が薄れるのか。
どういう理由かはわかりませんが、こういうちょっとしたことが釣果につながると単調になりにくくて非常に楽しいですよね。

次回はスッテやドロッパーの種類を増やして反応を見ながら、誘いの引き出しを増やしてみようと思います。

おまけ:越前海岸沖の釣果情報


ゲストと呼ぶには高級すぎるゲスト

前半の魚五目ではウマヅラハギ、アジ、レンコダイ、チダイ、アマダイ、チカメキントキなどが釣れていました。
泥砂地での釣りが多く、半ば事故的にアマダイが釣れたのは非常に嬉しい釣果。

潮が動いている日は完全フカセで大型の真鯛が上がっているようですが、この日は残念ながらフカセは出来ず。

後半のイカメタルは日ムラがあるものの、まだ爆釣という感じではないようです。
船中平均で数杯~10杯程度がアベレージの模様。電動スッテよりはイカメタルで手返し良く探ったほうが良さそうでした。

ただ棚は結構ばらついているようで、ぼくはずっと浅棚(10~30m程度)を狙っていましたが、周りの人は50m前後や90m付近(ほぼボトム)を攻めていたようです。

船にもよると思いますが、ポイントの水深は90~100m前後。
スッテの号数は10号~12号で十分でした。ただ敦賀の方の船宿では20号を中心に使っていたりするようなので、この辺も船次第ですね。
当たりカラーはこの日は圧倒的に「ピンク」。これは複数の同船者が同じこと言っていたのでおおよそ正しいかなと。
スッテとドロッパーでのヒット率はほぼトントン。気持ちドロッパー(今回は2号のエギ)の方がよく釣れていたかもしれません。

釣れたのは胴長15cmくらいのマイカ(ケンサキイカ)と胴長20cmを超えるくらいのスルメイカ。
数としてはスルメが大半で、今回全部で18杯釣れたうちの12杯くらいはスルメイカでした。

またサビキで15cm~20cmくらいのアジが良く釣れているようだったので、お土産確保の心配は無用みたいです。
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