東南アジアの生活と魚釣りをひたすらご紹介

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2020/03/28

【釣行メモ】2020年3月28日 春の風物詩 モロコ釣り

初春の風物詩


年明けから延々とオフショアの釣りを続けて3ヶ月、関西方面はお天気がイマイチでついに出船記録が途絶えてしまいました。
しかし何もしないで家に居るのももったいないので琵琶湖周辺で有名なホンモロコ釣りに行ってきましたよ。

なんか違うのも混ざってるけど

ポイントはこのへん。



水門の下流側が好ポイントらしく、イマイチなお天気にも関わらず多くの人が竿を出していました。30人程度?
ただ釣り方を教えてくれた方曰く「これでも異常に少ない」とのことで。あまり知りませんでしたが琵琶湖のホンモロコは有名な高級魚らしいですね。
県外ナンバーもちらほら見えて驚きました。

スーパーお気軽のほほんスタイルを楽しむ


釣り方は至ってシンプル。
穂先の柔らかいスピニングロッドに小型のリール、専用の胴突き仕掛けに重りは3号程度。

なおこの日のタックルは下記の通り。
完全にイカメタルタックルの流用でございます。アジングタックルでもいけますけど、穂先は出来るだけ柔らかい方がノリが良さそうでした。
リールは1000番でも十分かと思います。負荷もかからなければドラグも使わないのでトラブルさえ無ければ何でも良いです。

◆使用タックル
ロッド:メジャークラフト スカイロード 鉛スッテ SKR-S70NS/ST
リール:シマノ ツインパワーXD C3000XG
ライン:よつあみ オードラゴン 0.6号
リーダー:Jr. シーガー 1.5号
仕掛け:がまかつのモロコ仕掛け



餌はアカムシが定番とのこと。釣具屋で1パックも買えば1日遊べます。
仕掛けも200円程度なので、釣り船乗っているのと比べるとえらい安さです。タダみたいなもんですね。


中央付近にチョン掛けするのが食い込みもよくヒット率が高かったと思います。
頭の部分にかけると汁があまり出ないので餌持ちが良くなりますが、なかなかフッキングしません。
なお基本的には向こう合わせの釣りです。アタリが連続するようであればあわせてかけることも出来なくはない。

竿立てはあったほうが良いです

あとは適当にキャストしてのんびりアタリを待つだけ。
居ればアタるようなので、広範囲をテンポよく探って群れを探すと釣果に繋がりそうです。

エサ釣りあるあるですが、真面目にやろうとすると意外なほど忙しく、のんびりしようと思えばいくらでものんびり出来ます。

この日はのんびりコースだったので、コーヒー淹れたりドーナツ食べたりしながらまずは様子見。

ポイントを制するものがモロコを制する


群れで動く魚らしいので、居る場所を掴むと途端に反応がよくなって釣れ始めます。
この辺は鮎に近いですね。とは言っても水は濁っていて状態も何も分からないので「岸からの距離」と「投げる方向」で適当に条件ふりをして群れを探しました。

本命!綺麗!地味!

お目当てのホンモロコ!(多分)
狙った魚が釣れるというのは久々な気がします。最近不調でしたからね。
絵に描いたような日本産淡水魚という見た目をしています。こう言っちゃ失礼ですが、お世辞にもうまそうではない。


こちらはゴリ。スーパーで佃煮を見たことある気がします。

なにブナなのかは全く分かりません

こちらはフナ。琵琶湖周辺はフナ釣りのメッカでもあるくらいなので、こいつもよく見るゲストだそうです。
ライトタックルでやり取りするとこのサイズでもなかなかに楽しめます。

一度だけコイとおぼしき魚をかけてしまい、ドラグを延々出されて焦りました。
タックルバランスにもよりますが、糸を張って耐えていれば針が伸びて外れます。

素朴だけど奥が深くて面白い


お昼ごはん食べたりしながら7時間ほどを釣りをして、釣果は30匹少々。
これでも渋いそうですが、子持ちのメスを中心に大型がたくさん釣れたので大満足です。

この日効果的だったのはアタリが出たポイントでおもりを底に付けたまま軽くシェイクを入れるパターン。
この手の魚は動くものによく反応してつついてくるので誘いが効いたのかもしれませんね。

良型揃いなのでみんなすぐに酸欠にりました。ブクブク欲しいですね。

帰り際に駐車場の近くで桜が咲いているのに気づきました。
冷えたり暖かくなったりを繰り返していますが、着実に春めいてきているようです。


琵琶湖の固有種を素焼きで堪能!


さて、昼過ぎに帰宅してやることもない(なんせ淡水なので道具を洗う手間がほとんどない!)ので早速ホンモロコを食べてみることに。

下処理は特に要らないようです。
水道水で綺麗に洗ってからザルに移して水気を切るだけ。鱗や内臓を取る必要はないらしく、非常にお手軽。


せっかくなので七輪で炭火を熾して素焼きで頂きます。
両面をこんがりと焼いたら頭を下にして網に刺すと良いそうです。腹の脂で全体が美味しくなるそうで、鮎の塩焼きと全く同じ理屈ですね。
頭からかぶりつくとクセのない白身で素朴な味がして美味しいです。


子持ちのメスは卵がプチプチしていて非常に美味。
これアレですね、ししゃも的な感じですね。淡水魚もこんなに美味しいんだな。


タルタルソースつけると素材の味が台無しって感じになってうまいです。
個人的に一番美味しかったのは醤油かけて軽く炙ったやつ。香ばしさがプラスされて最高でした。

生姜醤油とか酢味噌をつけて食べることもあるみたですね。

この春ぜひモロコ釣りを


特別なタックルも不要(アジングタックルでいい)で、荷物も少なく、お金もかからず、ポイントは身近という非常に気軽に気軽な釣りでした。
お天気の良い日であればピクニック気分で家族でも楽しめますし、週末にちょろっと出かけて楽しむには最高だと思います。

釣りは四季折々釣れるもの釣って楽しむものです。この春、ぜひ滋賀の風物詩であるモロコ釣りに挑戦してみてください。

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2020/03/25

【釣行メモ】2020年1月 北陸遠征2日目 タラ?ジギング

遠征2日目は富山湾で寒ブリジギング…のはずが


初日の話は下記参照。
【釣行メモ】2020年1月 北陸遠征初日 遊心丸 寒ブリ?ジギング

初日、ラッキーなことにブリ爆釣ですでに2つある大型クーラーボックスの片方が満タンになった我々。
そもそも初日はアマダイと根魚を少々狙うお気軽五目ジギングだった気もしますが、釣りは分からないもので……。

実は2日目に予約していた船は寒ブリ狙いのジギング船。
正直もうブリはいらんのでキャンセルも考えましたが、キャンセル料払うくらいならという事で乗船です。


お世話になったのは幸栄丸さん。
常連さんの多い、昔ながらの釣り船っぽい雰囲気。船長は気さくで良い人でしたよ。

富山湾の景色を楽しみつつ、つらい時間が続く



事前に宿で「氷見の寒ブリに憧れて富山湾で釣りをしても釣れないらしい」という記事を読んでしまって嫌な予感はしていたこの日。
この手の予感ばかり当たるもので、釣れない。まぁ釣れない。船中ほぼゼロのまま時間ばかりが過ぎてゆきます。

「反応はあるけど食わんなぁ」というのは季節の挨拶みたいなものなのでいまさら気にしませんが、それにしてもアタリがない。

真偽の程は分かりませんが、富山湾内の良いポイントには軒並み定置網が入っていて釣りができないようですね。
ブランドブリなだけあってそのへんはしっかりしているようで……。

目の前は立山連峰、ありえんロケーション

ちなみにこの日のタックルは下記

タックル
ロッド:テイルウォーク SSD S66/160
リール:テイルウォーク クロシオ43HGX
ライン:PE 3.5号
リーダー:ナイロン12号

キャスティング用に太糸巻いたリールに細いリーダーを繋いだ雑なセット。
おまけにハイギヤモデルなので重い重い。ブリ欲の無さと相まってやる気ゼロ状態。

前日の電話で船長が「せっかくならマダラジギングもやるか!」と楽しそうなこと言っていたので、内心そちらに行きたくて仕方ありませんでした。

タラジギ、超楽しい!

10時くらいまで延々とブリを狙うものの、船中で上がったのはハマチ1本というかなり厳しい状況。
流石にこれは……と船長も見切りをつけて200mちょいの深場でマダラを狙うことになりました。
それにしても流石の富山湾。ポイントとしてはさっきまでブリ釣っていたところとそう変わりません。
海岸がすぐそこに見えているのに水深は200mオーバーの超絶ドン深でした。羨ましいですねぇ。カヤックで中深海ジギングできそう。

なお流石に太糸巻いたスピニングリールで深場のジギングなんてやったら身体が壊れてしまうので、ベイトに変更。
志摩沖のアカムツジギングで使っているタックルをそのまま持ってきました。

タックル
ロッド:テンリュウ ホライゾン SL MH
リール:シマノ オシアコンクエスト 301HG
ライン:PE 1.2号 600m
リーダー:フロロカーボン 5号

ポイントはそこまで深くない(300m以下)ので、ジグは手持ちの250g程度から始めます。
潮が落ち着いていたので後半は200gくらいでやっていました。

アクションは何が良いかよく分からず、ひとまず中深海ジギングおなじみのロングフォール。
テンションを完全に抜いて落としたり、ラインを張り目で落としたり、色々試しているとヌタっとしたアタリ。


デデーン。小ぶりながら本命のマダラ!60cmちょいくらい?
意外と引きが良くて深場から上げてくるのはヒヤヒヤもの。このときはフッキングバッチリでした。


ゲストのスケトウダラ。タラ違い。
北海道の方だとタラといえばこのスケトウダラです。たらこのタラですね。

マダラ計4匹と十分な釣果

最終的にはスケトウダラ1、マダラ2で釣果十分。
しかしこれブリだけ狙ってたらヤバかったな。

一緒に乗った友人はカレイとマダラを釣ってました。

マダラジギングは京丹後の方で有名なので、話は聞いていのたですがまさか北陸で初挑戦するとは思いませんでした。
中深海ならではのスローな誘いと、意外と手元に伝わるアタリ、バレるかどうかのハラハラしたやり取りは癖になりますね。

この時期は白子・真子を狙えるのでハイシーズンと言えますが、身が美味くなるのは夏場とのことで、今年の夏は京丹後でもう一度挑戦してみようと思います。

ちなみに今回は小ぶりなサイズしか上がりませんでしたが、大きいものは10kg程度になるそうなので、大物狙いも楽しそうです。
(10kgの魚を200m以上巻き上げるのは想像しただけで楽しそうですが……)

良いぞ北陸!楽しいぞ北陸!


個人的な初北陸旅行&釣行となった今回の釣り旅。
実は紹介していませんが美味しいラーメン屋さんや餃子屋さんも見つけたり、良さげな安宿見つけたりと旅行としての楽しみも十分でした。
番外編としてまたそのうち紹介したいと思います。

釣行としても初日の爆釣早上がり+2日目のタラジギ初挑戦と大満足。
北陸、多少距離はあるものの、定期的に遊びに行きたいフィールドになりそうです。

自分で釣ったタラの白子ポン酢は超絶最高
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