東南アジアの生活と魚釣りをひたすらご紹介

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2021/01/27

Every time carry

道具、好きですか?

釣り人に限らず、外で遊ぶのが好きな人は大体道具好きですよね。
道具がないと遊べないことが多いのがその理由かなと思います。

ぼくも多分に漏れず道具が大好き。
釣り道具、キャンプ道具、山道具、クルマの車載工具……。
挙げ句、道具をメンテナンスするための工具を集めたり。(そんなに要らないのにね)

そこで今日は釣りのタックルボックスの中身をご紹介。

ボックス一新


まずは外側から。
3年ほどバケットマウスを使ってましたが、最近ドカットを買い足しました。
ロッドホルダーがありませんが、船釣り専用と割り切ってしまえば不便はありません。(船にはロッドを立てるところが山程ありますからね)


開けるとこんな感じ。
右側の蓋ストッパーは自作。これは必須ですね。
他にも蓋裏に磁石を付けたり、取っ手を付けたりと、改造の幅が広いのもドカットの魅力ですね。バケットマウスのように純正で何でも付けれてしまうのも便利ですけど。

上段には小物類

上の段にはアシストフック、カメラ、金具類、プライヤーなど、使う頻度が高い小物類を優先して入れています。



・OLYMPUS Tough TG-5

釣りをしているとどうしても釣果や景色、一緒に行っている人のファイトシーンなどなど写真を撮りたいタイミングが出てきますね。
以前はスマホで撮っていたのですが、まー壊れる壊れる。だいたい1年周期くらいでスマホが壊れて(大体コネクタが死ぬ)しまっていたので専用カメラを買いました。

Kマウントレンズと添い遂げるつもりのぼくですが、こちらはOLYMPUSに浮気。F2.0は魅力よね。今は後継のTG-6が出ています。

ライフジャケットや鮎ベルトにぶら下げて持つことが多いので、コードとカラビナを付けました。



・Vansky UVライト

暗い時間帯のジグ蓄光用ライト。実はまだ実戦未使用。
最近真っ暗なうちから出船するイカれた船によく乗るようになったので購入。
やっすい(1000円)ので耐久性に不安あり。使いながらレビューしていきます。



・クレハ シーガーエース 4号、5号

今回のボックスは中深海仕様なのでリーダーはフロロ。(普段はナイロン)
フロロはシーガーやで。他あんま知らんけど。

 


・メイホウ 防滴ケース WG-9

超便利。これがない釣りは考えられない。
海釣りの金具類、基本的にステンレスで出来ていますがそれでも塩水に浸かると錆びてきます。それが許せない……。

そんなあなたは防滴のケースを買いましょう。
各部屋のエッジ部分にRが付いているので小さいリングも取り出しやすいのがGood。
そして3部屋×3蓋で小分けになっているので取りこぼし事故も低減されます。



・SHIMANO フィッシンググラス LIMITED PRO HG-331R

鮎釣りを始めて必要に迫られた偏光グラス。
今では必須装備になりました。なんでもっと早く買わなかったんだ。
カラーはハイコングリーン。ちょい薄めなので、夏の真っ昼間にキャスティング!とかなるとちとまぶしいです。逆に曇りの日や朝夕は良い感じ。

さすがリミプロだけあって使用感もよろしいです。意外と動いてもずれません。
船はともかく鮎釣りで川に入っているタイミングで落とすと救出不可能なので、コードも買いました。



・メイホウ スリットフォームケースM & SFC マルチ M

マルチケースには自作のアシストフックストッカーを入れてます。
スリットフォームケースには大きめのフック+ストッカーからあぶれたフックを収納。

基本的にストッカーの方を使っています。

アシストフックストッカーを自作した


・スパイダルコ パシフィックソルトH-1 直刃

魚を〆るのに使っているのはスパイダルコ。片手で刃が出せて便利よね。
何をやっても錆びない防錆性能には脱帽します。刃は少々付きにくいものの、良いナイフです。10年くらい使っていますがガタツキもなく、持ちが良いです。

 


・ベルモント ネオプライヤー7

シンプルイズベスト。これ以上安くて使い勝手の良いプライヤーを知りません。
グリップを引っこ抜いてコンパウンドで定期的に錆落としをすれば半永久的に使えそう。
ネット上ではスミスのステンレスプライヤーが有名ですけど、個人的には断然ベルモント。




・Eastaboga Tackle Boga Grip 130

説明不要と言っても良いフィッシュグリップですね。
別記事でも書きましたが、色々買った挙げ句ここに行き着くくらいなら最初から腹くくってこれ買え!という感じの逸品。

中深海でクロムツ釣れたときはコイツで掴まないと親指ズタズタになりますよ。



下段はジグ+その他


・メイホウ インナーストッカー BM S
・Deuter First Aid Kit
・適当なタオル

インナーストッカーは超便利ですね。バケットマウスと共用。
ジグを立てて置ける上に強度もあるので安心して深場用の激オモジグを突っ込めます。

ジグは写真撮るためにテキトーにチョイスしました。最初はたっけぇ~と思ったディープライナーやシーフロアのジグが増えつつあります。すでに金銭感覚は壊れました。(800gで4000円?安い!)

タオルは釣りに必須ですね。特にこだわりはありませんが、家のタオルを年に1回入れ替えるのでその中古を釣りに使っています。

ファーストエイドキットはもう10年くらい前に登山用に買ったもの。
初めのうちは携帯していませんでしたが、魚に噛まれて手を5針縫う、というちょっとしたハプニングがあって以来、必ず持ち歩くようになりましたね!
中身は絆創膏、滅菌ガーゼ、包帯、テープ類、アルミ蒸着のシート、消毒液、コンタクトレンズ、酔止め、鼻炎薬など。

 

楽しいギアライフを

タックルボックスひとつとっても随分と色々出てきました。
しかもこれはあくまでぼくの一例。きっと釣りする人にはそれぞれコダワリの道具箱があるでしょう。

魚が釣れても釣れなくても、好きな道具で釣りをして、楽しく遊んで暮らしましょう。
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2021/01/17

オシアジガー2000番にPE1.5号はどれだけ巻けるのか?

 立ち上がれ左巻きの諸君

中深海ジギングから徐々に深海へ軸足を移し出したジグマンがぶつかる大きな壁。

そう、「糸巻き量の壁」と「左巻きの壁」です。


水深600mを超えるポイントでアコウダイなど比較的大きめの魚を狙うようになると、地域にもよりますがPE1.5号~2号のタックルが必要になってきます。
高切れ対策で水深の2倍以上はラインを巻きたい、という欲望を満たすためには「PE1.5号1200m巻けるリール」を探す必要が出てくるわけです。

 

そこは世界のSHIMANOさんがバッチリとカバーしておりまして、泣く子も黙るオシアジガーに3000番と4000番がラインナップされとります。
…右巻きモデルだけね

以前からシマノは左巻きモデルだけ出るのが遅いとか、在庫が無いとか、左巻きユーザーに非常にカラい対応をすることで有名ですが、ラインナップすらしないとういのはあまりに冷たい。
まぁそれだけ左巻きでジギングやってる人が少ないという事なんでしょう。悲しいね。

というわけで、前置きが長くなりましたが、今回は左巻きジガーの最大サイズ2000番にPE1.5号がどんだけ巻けんねんという全国の皆さんの疑問にお答えします。
ちなみに1.2号は余裕で1200m巻けますので、ご安心ください。

2号1200m巻ける左巻きがほしい!という人は大人しく高い別メーカーのリールを買いましょう。

とりあえず1200m巻いてみよ

用意したラインはお馴染みのSUNLINE ジガーULT 1.5号 1200m巻です。


こいつをとりあえず水に漬け込んでからテンションバチバチで巻いていきます。
当然下巻きはゼロ。空回り防止のナイロンラインを数十cmだけFGノットで接続してから巻き始めです。


30分くらいかけて1200m無理やり巻いたのがこちら。
うーん、クラッチ側、スプールエッジが見えません。ヤバい雰囲気です。


反対側は若干スプールエッジが見えてます。チラ見せ程度ですけど……。


心が不安になってくる画像です。リールフット側のクリアランスは数ミリもありません。

実釣→即トラブル

とりあえず使ってみっか!と言うことで無謀にも実釣行に持っていってみました。

【釣行メモ】那智勝浦 キンメジギング

ところが現場についてタックル準備をしてすぐにスプールからPEラインの切れ端が飛び出ていることに気が付きます。リーダー結んであるからPEの先端は出ないはず。つまり…。

はい。スプールエッジからラインが溢れ出てシャフト周りに絡んで切れていました。

という訳で実戦に使うことなくタックルボックスへ収納と相成りました。

結局PE1.5号の限界巻き量は?

帰宅してスプールを取り外したところ、先端から20mくらいの位置でメインラインがシャフトに巻き込まれていました。こりゃーアカン。

という訳でギリギリのラインを狙ってメインラインを抜いていった結果がこちら。



最終的に1200mから60m抜きで1140mが限界でした。
何度か使えばさらに締まってスプール若干痩せるでしょうけど、初回はスプールエッジから落ちないようにラインのさばき方に相当気を使わないといけないかも。

そう考えると余裕を見て1100mまで抜いてしまうのも良いかもしれないですね。
数十mの糸をケチって回収直前で釣果とジグを失うのは悲劇ですから……。

この巻量に関してはこれからのアコウダイシーズンで実釣して安定性を見ていこうと思います。
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【釣行メモ】那智勝浦 キンメジギング

 赤くてウマい魚を求めて

まーた行ってきました。那智勝浦。
直近2年間で実家よりも那智勝浦に行った回数のほうが多いです。実質実家ですね。
なお今回もキンメジギング。魚影の濃さと船長の読みの良さでドハマリ中。

【釣行メモ】またも那智勝 中深海キンメジング


タックル1
ロッド:テンリュウ ホライゾンSL MH
リール:シマノ オシコンクエスト 301HG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.2号 600m
リーダー:フロロカーボン4号

タックル2
ロッド:テンリュウ ホライゾンSL H
リール:シマノ オシアジガー 2001HG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.5号 1100m→終盤コンクエ×1.2号にチェンジ
リーダー:フロロカーボン4号

タックル3
ロッド:EVER GREEN ポセイドン ハイピッチジャーカー600
リール:シマノ オシアジガー 2001HG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.5号 1100m
リーダー:フロロカーボン5号

激流4枚潮

「前回は潮が緩くて深場もやりやすかったし、良かったよね~」なんて話を船長としながら朝の第一投……をやる前からGPSを見ていた船長から「あれぇ、潮速いなぁ」というコメントが。

いや~な予感がしつつも新しく仕入れたメサイアセミロングの420gを投入。300m弱のポイントからスタートです。


ちなみに今回アシストラインをこれまでのシーハンター青15号からシーハンター赤20号へ変更しています。(フックもパイク1→1/0へサイズアップ)
結果的には狙い通りの仕事をしてくれたので、この話はまたいつか。


妙にかかるフォール時間を待ちつつ着底。
ボトムから数回のワンピッチで誘いあげてフリーフォールさせると……無限に糸が出ていきます。40m近くラインが出てやっと再着底。どうやら激流+スーパーかけ下がりであっという間にジグがボトムから離れる様子。

前回がチョロい状況だっただけに苦戦しながらも、マメに底取りしてボトム付近にジグを這わせる作戦で一尾目をゲット。


サイズはやや小ぶりですが、煮付けには良い型!嬉しい一匹。


キンメジギングは時合が短いこともあり、今回からジグの上に胴付きイカタン仕掛けをつけてみました。クロムツがヒットしたり、大きめの何かが食って途中でエダスが切れたりと、それなりに活躍。

ただエサ釣り・ジギングのどっちつかずになってしまってジグに食ってくる大型を取り逃がしている感じが否めないのも事実。途中からは通常のジギングに戻しました。

400mオーバーの世界へ

300m弱の浅場で活性が落ちてくると、深場のキンメを叩くか浅場でアカムツを狙うかの2択に。今回は一日中キンメ狙いの深海ジギングをリクエスト。


タックルもヘビーにハイピッチジャーカーの600にチェンジ。
実はアコウダイ用に仕入れて今回が初実戦。使用感のお試しも兼ねてPE1.5×600gでテストです。


めでたく鱗付け。
しかしいつも使っているテンリュウのホライゾンSLと比べるとあまりにも硬く、ティップ部分でアタリを取るのがかなり難しい印象。(ジギングロッドでイカメタルしてる気分)
それでもアタリが出ないことは無いのですが、拾えているアタリは相当少なくなっているだろうな……というのが正直な感想でした。

まー600gオーバーを扱えるという点では間違いなく評価に値するでしょう。
600gのアークを付けて問題なくリフト&フォール可能です。感覚的に800~900gくらいまでどうにかなるんじゃない?という安心感はありました。

しかしアタリを拾ってかけるというのが楽しくてジギングやっているわけですから、ライトタックルできちんとアタリ出した方が楽しいよね。ということでPE1.2号タックルに持ち替えて終盤戦。

スパンキーはキンメのエサ


新島キンメの動画なんかを見ているとどいつもこいつもスパンキー。
「スパンキー売りたいだけやろ!ほんまシーフロアは信用できませんわ~。段差で引き重り感を低減?嘘こけ~!」と思いながらも実はこっそり買っていた500gゴーストゼブラグローを投入。



う~ん、釣れてしましました。
この日最大サイズ、40cm弱の570gです。前回よりも若干のサイズアップ。

タックルを細糸に変えたというのも大いに効いているとは思いますが、毎流し何かしらのアタリは出ており調子は上々です。こうなると今後も使わざるを得ない。こうして高級ジグしか使えない身体になっていくワケですね。

ホライゾンSLのHパワーで500gまでは十分しゃくれますね。
頑張れば600gくらいまではいけるかもしれません。折れるという不安感は基本的に全くないですし、6.6ftという長さを生かしてフォール幅も取れるのは助かります。


シメはいつものイカメタル。
ジェット噴射でやたらと引くので途中まで魚かな?!って期待しちゃうんです。
今度はこいつ針につけて600m下まで沈めたろうかな……。


最終釣果はキンメ500g前後が5尾と小型が2尾、クロムツ1尾、スルメ1杯でした。
初回チャレンジよりも型・数ともにレベルアップ!

次回はタックルバランスの調整とアシストフックの条件出しをメインにしてみようと思います。最大で57cm、1.6kgくらいのキンメ実績もあるそうなので、ジャンボキンメ目指して頑張りましょう。
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2021/01/01

アシストフックストッカーを自作した

 買うと高い

皆さん快適で楽しい釣りをしていますでしょうか。
僕は鮎釣りがオフシーズンになってからというもの、もっぱらヘラブナの管理釣り場に行くか太平洋で中深海ジギングをやるかの2択という生活をしています。

しかし残念ながら年末年始はどこもお休み。
家でポケーっとしていてもつまらないので、ホームセンターで材料を買ってきて工作することにしました。

作りたいのは「アシストフックストッカー」です。
中深海ジギングに限らず、ジギングで必須のアシストフックを良い感じに収納するアイテムですね。

実はみんな大好きシーフロアコントロールさんが販売してます。

シーフロアコントロール公式サイト | BATTLE FISHERMAN SUPPORT COMPANY

た、たけぇ~~~。
これ買えるのはSFC大好きマンか、余るほどお金がある人か、SFCが大好きでお金が余っている人のどれかですね。僕は船代で手一杯なので、お安く作ってみることにしました。

材料は激安で作るのは簡単

早速ですが完成品はこちら。


ケースはこれまたみんな大好きメイホウさんのマルチケースMサイズ。
その他はM3のSUSボルト(皿ネジ)とSUSの引きバネ(線径0.3mmの長さ25mm)、ベースとして低発泡塩ビ板(商品名フォーレックス、板厚5mm)を使ってます。

材料代を全部合わせても2000円ちょっとくらいですね。

フォーレックス:1000円前後
引きバネ:2つ入で150円程度
SUS皿ネジ:ナット+ワッシャーの4セット入で200円程度

フォーレックスの板は200mm*300mmだったので、マルチケースMサイズに合わせて作るなら6ケース分くらいは取れます。1セットあたり1000円ちょっとくらいで作れますね。


   


作り方もなにもあったもんではなく、板を採寸してカット。
あとはよく使うフックのサイズや長さに合わせて穴あけ位置を決めて3mmのドリルで穴をあけるだけ。
ちなみに板厚はやはり5mmくらい無いとネジの垂直が取れなかったり、バネの引きで傾いたりしそう。


皿ネジを使用しているので、ナットで少し強めに締め込んでやればめり込んでいって勝手に底はフラットになります。両面テープで貼って固定するのもありでしょう。
僕は洗ったりしやすいよう、固定せずにケースに入れるだけにしました。


使った道具はこれだけ。
恥ずかしながら低発泡の塩ビ板って今まで知らなかったんですけど、カッターナイフで切れて穴あけも簡単。そこそこ丈夫で使いやすい材料ですねぇ。

さぁホムセンへ行きましょう

というわけで超絶簡単な割にそこそこ使えるストッカーができました。
個人的には釣具や小物にバリバリお金かけて見栄えを良くするくらいならその予算で1回多く釣り行きたい人なので、この手の工作は大好きです。




穴あけピッチやバネの長さなど、色々調整したい部分は残っているので暇を見てバージョンアップを進めようと思います。
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