深海釣りと鮎釣りメインに水辺で遊んでいます。 JB23ジムニー弄りやキャンプやDIYなども。

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2020/04/26

Boga grip 30lbを買ったよ

my new gear...


消耗品は別として、ちょくちょく買い換える釣り道具ランキング、個人的には

1位:ロッド
2位:フィッシュグリップ

って感じです。ロッドは用途別にどんどん増える。
この間まとめて売っぱらった気がしますけど気づいたらまた20本を超えました。

それはそうとして、1位のフィッシュグリップ、これもよう買い替えました。
今まで4つくらい使っていたと思います。

値段もピンキリで、安いのは2000円くらいから高いのは3万円くらいまで。
数千円の安いやつを買うとだいたい錆びたり塩噛んだり油抜けたりして動きが悪くなって死にます。死にました。

今回は「もうこれ以上無いだろ」という逸品を買ったのでそのレビューです。

Boga Grip 30lb


もはや説明不要か

出ました。Boga Grip。
海外の釣りYoutuberとかプロのテスター(特にバサー)がよく持ってるやつ。

以前から存在は知っていましたが、Amazonで安くなっていたのでつい買っちゃいました。

ちなみに買値16000円くらいだったんですが、この記事書くのに今見てみたら15000円切ってました。

マジかよ……



今回購入したのは30lbモデル。
Boga gripには計量機能があり、そのキャパシティによってモデルが分かれています。

・15lbモデル
・30lbモデル
・30lbスペシャルモデル
・60lbモデル

15lb=7kg弱なので、15lbモデルは陸っぱり用 or ライトなオフショア用、それ以上はオフショアの大物用で、60lbモデルは怪魚向けですね。
ちなみに30lbスペシャルモデルは魚を掴むアゴの部分だけが60lbモデル同等でデカくなってます。これでも良かったかな。
今回買ったのは30lb通常モデルです。max15kgくらいまで計量出来ますから、普通に使う分にはちょうど良いですね。

それはそうと、とにかく今回期待していたのは「耐久性」です。
一日中海水浴びて、何キロもある魚を掴んで(掴まない日もあるけど)、〆るときに血まみれになって……
フィッシュグリップが置かれる環境は意外とタフです。血まみれになるという意味ではリールよりタフかも知れないですね。

その割に可動部分の動きが悪くなるとすぐに使用感に出てしまうので作り手からすると厳しい商品ジャンルだと思います。

Boga Grip、決して安い買い物ではないので色々調べましたが、流石マッチョの国アメリカ製だけあってかなり丈夫とのこと。
彼の国はとにかく色々分厚く重く丈夫に作るのが好きなので、期待が高まります。

硬いぞ 強いぞ 重いぞ


多くを語らないシンプルな刻印

MADE IN USAの刻印が眩しい!
第一印象は「重っ…」です。全体が厚みのあるステンレスで出来ており、剛性感がすごい。
今まで使ってたアルミのフィッシュグリップとは比べるまでも無い重量感です。足の上に落としたら怪我しそう。

正直言ってこれ以上重たくなると携帯しながら使うのは不可能でしょう。
僕は腰に巻いたライフジャケットにぶら下げて使っていますが、30lbモデルであれば特に苦になりません。

ふざけて自分の口をランディングして後悔した

がっしりと作ってあるアゴ。
この形状死ぬほどパクられてて、釣具屋行くと3000円くらいで似たようなの売ってますよね。使ってみるとすぐ錆びて死ぬけど……。

ちなみに本家はこれだけゴツく作ってある割に動作は驚くほどスムーズです。
アゴの開閉、閉じたときのクリアランス、計量部分の摺動、どれもきちんと作ってあります。

サイズはブリや小型のマグロを掴む程度であれば余裕。持ち手までのクリアランスもそこそこあるので歯やトゲのある魚のハンドリングも安全にこなせます。
スペシャルモデルはこのアゴが更に大きくなるんだからすごい。

すでに数回オフショアで使っていますが、今の所ほぼノーメンテで初期状態を保っています。素晴らしい~。

「SUS削って作りました」感が溢れている

計量部分、えらい精密に作ってあるそうで、やろうと思えばこの計量値が公式記録にもなるんだとか。
個人的に感動したのは下を向けてヘッド部分の自重が掛かったときにちょうどゼロ点が来るように作られていたこと。すごい。


アゴの部分、板厚がかなり取られていてねじり剛性も高そう。かみ合わせ精度も高い。
またこのグリップ、ヘッド部分が独立して回転する様になっているので魚のローリング攻撃にも耐えられます。

安物を捨てよ Bogaを買え


総合的に見てかなりいい買い物したと思います。
まだ試していませんが、全部バラバラにして清掃注油するのを前提に作られているそうで、非常にメンテナンス性も高いらしい。
アメリカ人のこういう「メンテしながら使う」っていう精神は好きです。
日本的な「ノーメンテで良いくらいに作りこんだるねん」っていうのも悪くないですけどね。

個人的には安い数千円のグリップを1年2年で買い換えるよりはBoga Grip買ってずっと使った方が愛着が湧いて楽しいかなと。
しっかりと作り込まれているので持つ喜びみたいなものもあります。
趣味の道具ですから、持ってるだけで楽しいってのも大事な要素ですよね。

ただ、ただ1つだけ許せない点があります。
これだけは文句を言わせて欲しい。

ヤード・ポンド法やめろ!
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2020/04/25

中深海用アシストフックを自作する

巣ごもり作業


どこも自粛自粛でうんざりです。
流石に家でアシストフック作るくらいは大目に見てもらえるだろうということで、消耗しがちな中深海用のアシストフックを自作しました。

ちなみに以前、質はどうでもいいからとりあえず安くアシストフック作りたい!と言って紹介したやり方とほぼ変わりません。

可能な限り安くアシストフックを自作する

基本的な作り方は

・ツインフック
・外掛け結び
・各部を瞬間接着剤で固定

それだけです。

用意する道具は?


前回は青物ジギングや根魚狙いのスローピッチを意識した針を作っていました。そして今回は中深海用となります。
基本的な作り方は変わりませんが、使うラインや針が少し変わります。

ベースになるのは「針」「糸(アシストライン)」「金具」「瞬間接着剤」くらいです。あとハサミとか。


アシストライン


これは僕が普段使っているアシストフック用の素材。
ラインは主にオーナーばりのPEアシスト(フロロ入り)を使っています。最近中深海にはよつあみのシーハンターを使うようになりました。


以前紹介したのはヤマトヨテグスのアシストライン用PEですが、これは柔らかすぎてもうあまり使っていません。
個人的な使用感としては下記のような感じ。

・オーナーばりPEアシスト
…フロロが入っていて一番硬い。1日使ってもヘタレにくい。

・よつあみシーハンター
…芯は入っていないので比較的柔らかいが、素材自体に張りがある。中深海に丁度いい柔らかさ?

・ヤマトヨテグスPE
…一番柔らかい。何度かエビになったり絡んだりするとラインがふにゃふにゃになってフックがあらぬ方向を向いたり。

オーナーのPEアシストは万能ですが、張りが強めなのでアカムツで絡むように何点もフッキングしたい時はデメリットとなります。
その点シーハンターはある程度柔らかいので深場のジギング向きかも。



アシストフック


フックは一番値が張る素材なので、釣具屋でセールになってるもの、中古屋で叩き売られてる新品なんかを狙って買っています。


ただし中深海ではフッキング率やバラシ率によって最終的な釣果がかなり左右されてきます。可能な限り専用の針を使うのがおすすめです。
以前は小型のジギングフックなどを使ってましたが、周りが釣れてて自分だけかからない……ということがあり専用フックに切り替えました。

専用フックで好きなのはオーナーばりのレーシングスペック中深海の2/0と3/0。
サイズとしてはアカムツであれば3/0くらいが調度良いかと思います。
汎用フックであればデコイのパイク2/0が細軸で好み。

針の形状と掛かりやすさ、バレにくさなどは鮎釣りを始めてからよく意識するようになりました。


左から順に

・オーナー ジガーライトシワリ
・オーナー レーシングスペック中深海
・デコイ  パイク
・シャウト TCスパーク

レーシングスペックは針先がストレートで開いてますよね。鮎で言う早掛けタイプ。
中深海の場合、バラシ率が多少上がったとしてもアタリを拾える方を重視したいと考えてます。
仮にバレたとしても魚が反応してきているかどうかは分かりますし、バレるようであれば他の針に変えることはすぐ出来ますからね。
全く掛けられないと、魚が居ないのかアプローチが悪いのか分からずつらいだけの釣行になりがちです……。



金具類(溶接リング、スイベル)


400m以上の深場を狙う場合(キンメやアブラボウズ、アコウダイ)はボールベアリング入りのスイベルを使います。
それ以外の場合は溶接リングのみです。


Amazonで安価に手に入るNTスイベルの溶接リングをずっと使っています。
10個以上入って1パック200円少々なので助かりますね。適切にサイズを選べばブリやビンチョウマグロを掛けても歪むことはありません。

まだ試していませんが、ダイワのフッ素コートスイベルも安価で滑りが良いので気になっています。
ボールベアリング入りのスイベルは値が張るので代替できれば良いコストダウンネタですね。



アシストフックの作り方


作り方は非常に簡単です。


結びは外掛けのみ。糸を巻いたりする作業は手間がかかる割にメリットが少ないと判断して行っていません。
結んだあとで瞬間接着剤を染み込ませて固めてしまえば強度は十二分に出ます。


長さを決めてラインの両端に針を結んだら瞬間接着剤で結び目を固め、溶接リングに結んで同様に根本を固めます。
それだけです。簡単でしょう?


溶接リングをスイベルに変えれば深場用です。
強度バランスを考えて針はデコイの3/0に、ラインはPEアシストの155lbに変えています。


悩みどころのアシストフックの長さですが、ジグの1/2~1/3程度にしています。
フック同士が交差するような長さにすればフック絡みのリスクが上がるので、基本的には短めで作ることが多いですね。

特に中深海ジギングはフックのセッティングやその他の道具のバランスで釣りやすさ、釣果が左右される印象です。
あちこちで船が休業になって遊びに出れない間に色々作って準備するのも面白いですよ。
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2020/04/19

グラップラーCTのハンドル交換 ゴメクサス アルミダブルハンドル

カウンター付きベイトリールの文明開化


手持ちのスピニングでイカメタルを始めてからというもの、惰性でずっとスピニングタックルのみを使い続けていました。
水深70m前後までの浅場や潮が緩い日であれば15号くらいまでのスッテで十分勝負できるので、正直スピニングタックルで困ったことはありません。

ただ水深100m前後の深場など、スッテ20号以上が必要になってくると柔らかめのスピニングロッドで釣りをするのが難しくなってきます。
それにせっかくなのでカウンター付きリールを使ってタナ取りの楽さってやつを感じてみたい!

という事で、グラップラーCTを購入してハンドルを交換してみました。


最初は硬いロッドでアタリを取る感覚が掴めず、結局スピニングタックルに戻したりしていましたが、
ある程度慣れてくると重いスッテを使えること、タナ取りの再現性が非常に高いことのメリットが分かってきました。

ただいずれにせよ柔らかいスピニングロッドの方がアタリは取りやすいと感じているので、
ベイトでタナ探し→見つけたらスピニングで狙い撃ち、というスタイルが定番になりつつありますね。

定番のゴメクサス


さて、リールのハンドル交換と言えばスタジオオーシャンマークとか、リブレとか、夢屋とか、
アホみたいに高い頭のネジ飛んだネームバリューのあるハイレベルなメーカーが多いですね。
グラップラーCTは僕の購入したフォールレバー付きのモデルだとパワーハンドルしか付いていないので、イカメタルやるならほぼ交換は必須です。
とは言えハンドル1つに2万円とか出してられないので(だって本体が特価で18000円ですよ)、以前紹介したゴメクサスさんに登場してもらいましょう。

安いぞ強いぞゴメクサス

ハイ出た!5000円以下でオールアルミ削り出し!すごい!
シマノ製のリールの場合、軸サイズが7mm×4mmのサイズを選んでおけばOKです。
ちなみに今回購入したのはチタンゴールド(チタンを使っているとは言ってない)の100mmのタイプ。

手前に置いてるのは純正のパワーハンドルですね。
この値段のリールなので仕方ないのですが、プラスチックのブッシュしか入っていなくて回転性能はお察しです。



あまりにも露骨でいっそ許せちゃうノブデザイン

ノブなんか完全にリブレのパクリですね。まぁ使いやすいので良いです。
当然両ノブにベアリング入っていて回転は非常にスムーズです。それでも気になる人はミネベアあたりの国産品に入れ替えると良いかも知れません。

少しオイルさすとスムーズになり、防蝕にも良いのでおすすめ

流石にこの値段でチタン製のノブが付いたりはしませんが、使用感は十分です。
空転させるとシャーっと回りますし、ダブルハンドルなので巻き出し、止めがスムーズ。

もはや安心感すらある加工精度


以前スピニングリールのハンドルノブだけ交換した際にゴメクサスを紹介していました。

2000円で無限に回るハンドルを手に入れろ~ゴメクサス パワーハンドル~

この記事を書いたのが2018年の事ですが、当時はそこまでメジャーなメーカーではなくて、結構怪しいパチもんというイメージでしたね。
今ではあちこちのメディアでも取り上げられたりして、一流のパチもんメーカーという地位を確立しているように感じます。
当時いくつか買って、一部切削が甘くてバリが残っているような部分もありましたが、今回購入したダブルハンドルにそのような部分は一切ありませんでした。

別にロゴは要らんかな……と正直思ってしまう

個人的には「ハンドルに2万かけるくらいなら5000円で済ませて1回余計に釣り行こうぜ!」という派閥なので、非常にありがたく使わせてもらっています。
ただし言うまでもなく、クソ高いハンドル買ってなおかつ釣りにも行けるお金があるのが無敵です。

特殊ネジ?と見せかけてトルクスで回る

取り付けは非常に簡単で、付いていたハンドルを外して付属のボルトで付けるだけ。
工具も付属するので特に用意するものはありません。ただしろくな説明書が付いてないので、全くの素人だと戸惑うかも。
いずれにせよググりながら出来る程度の作業難易度です。ご安心を。

ガッツリ肉抜きされてます

切削痕が残る肉抜き部分が良いですね。理工系の人間はもれなく削り出しが好きなんです。
ちなみに素材はA7075アルミニウムだそうで。Al-Zn-Mg系の超々ジュラルミンと呼ばれる類のアルミ合金ですね。Appleとかがやたら好きなやつ。

カラーもたくさん選べてコスパよし



カラーはドンピシャでした。
純正か?!というバランスと自負しています。
シンプルなカラーリングなのでどんなロッドに付けても違和感は無いです。

他にもフルシルバーとか、レッド(どう見ても炎月向け……)とか、色々選べるようですね。
おまけにブラックシルバーなんて限定で4000円切ってますからね。(リブレだったらノブ1つすら買えないぞ)



ヤリイカメタル釣行で何度か使用していますが、今のところ気になる点は「冬に使うとハンドルノブがメッチャ冷たい!」くらいです。
この価格でこれだけ高精度、かつカラーバリエーション豊富となるとよっぽど好きな人でない限り高価なメーカーのハンドルノブは買わないかなぁ。

ハンドル、ハンドルノブ交換は手頃な費用で使用感やデザインをガラッと変えることが出来る費用対効果に優れたカスタムです。
今回のように、パワーハンドルのリールでイカメタルしたい!という時なんかは必須と言ってもいいですね。

最近はゴメクサス以外にも色々な中国系メーカーが手頃な製品をたくさん出しているので、Amazonで探してみると楽しいですよ。
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2020/04/15

【深海竿】ポセイドン ハイピッチジャーカー600

オーバー400m向けヘビータックル


昨年末から始めた中深海ジギング。

三重県志摩市 へいみつ丸で中深海ジギングに挑戦

何が釣れるか全く分からないワクワク感と、意外に多いアタリ、道具を準備する楽しさにすっかりのめり込んでしまいました。

前回はついに深場のアコウダイを狙う深海ジギングにまで手を出し、撃沈。

【釣行メモ】トロ丸 アコウダイのはずがビンチョウジギング 2020年4月3日 志摩

「400m超える水深で600gのジグをシャクるのは普通の道具では無理!」と確信したので、早速ロッドを新調してみましたよ。

超ド定番のポセイドンデビュー


船長から「スロージャーカーの6番か、ハイピッチジャーカーの一番柔らかいやつが定番やね」とアドバイスされていたので、大人しくそれに従ってみました。

買っちゃった

ちなみに候補になったのは

エバーグリーンのスロージャーカー6番
ゼスタのスローエモーションフルデプスMH
beatのプロパゲート7番
ディープライナーのロジカル8番
SHIMANOのオシアジガーインフィニティ8番9番

あたりでした。しかし結局ハイピッチジャーカーの程度の良い中古が3万円を切っていたのが決め手になりましたね。



ファーストインプレッション


硬ッ!
びっくりするくらい硬いです。「え、これ曲がるの?」って感じ。

細身のダブルフットガイドかっこいい

ブランク自体は特にごついわけでもなく、どちらかというと細身。
ガイドも細身で繊細な印象ですが、竿全体は見た目に反してパッツパツ。そりゃ600gもリフト出来ますわな。
全ガイドがダブルフットなのが個人的に好印象です。スロージギングのロッドって小径のシングルフットガイドが多くて、たまに曲がったりするんですよね。

グリップの握り易さは流石

グリップはオシアジガーインフィニティよりも太め。特にフロントのグリップ部分が太く柔らかいので巻き上げが楽そう。
まぁみんな後付けでグリップ追加してますけどね。

ガイドはレトロな感じ

オシアジガーがKWガイド、ハイピッチジャーカーがLNガイドかなぁ。
ガイドの世界は奥深くてまだ全然分かりません。とりあえず傾斜してたほうが今風な感じしますよね。



グリップ位置を揃えて、上から順に

①ホライゾンSL
②オシアジガーインフィニティ
③ハイピッチジャーカー

一番長いのはホライゾンですね。300gくらいのジグでゆっくりフォールさせやすい印象。
それに比べるとハイピッチジャーカー短めですね。まぁ600g のジグを長いロッドでシャクるのは絶対に嫌なので、こんなもんでしょう。
オシアジガー5番の方が若干長いですけどティップがよく曲がるので、実際のフォール幅はハイピッチジャーカーと変わらん気がします。


リアグリップ、同じく上から①、②、③です。
オシアジガーが1番長いですね。ホライゾンSLでも十分脇に挟んで巻き上げ出来るので、実用は問題ないかと。
この辺の使いやすさはエンドグリップの大きさや太さにもよるので、一概にリアの長さだけでは判断できないポイント。実釣あるのみ。


オシアジガーの2000番つけるとこんな感じです。
フロントグリップは一度完全に外さないとリールフットが入らないかも。


ちょいと見にくいですが、バットガイドに入るライン角度はこんなもん。
もう少し足高でも良いかな~という気もしますが、そんなに気にならない程度。

釣り行きてぇ~

コロナ騒動でさっぱり釣りに行けないこの頃。
反動でジグばっかり増えていきますね。早く収まらないかな。

釣りに行けないムシャクシャで揃えたジグ数万円分

揃えに揃えたヘビー級ジグたちを早く深海に送り込みたいものですね。
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2020/04/14

CITIZEN プロマスター ランド PMD56-2952

10年ぶりに腕時計を新調

皆さん、腕時計好きですか?
最近はスマホ全盛で、腕時計をしない人も多くなりましたね。
それでも釣りや仕事で手が汚れている事が多い僕にとっては、時間や曜日をさっと確認できる腕時計は生活に欠かせない道具の一つ。


去年の末ごろ、10年近く使ったCITIZENの腕時計がついに動かなくなり、慌てて代わりのモデルを探して購入しました。

もう半年ほど使用したので、使用感を残しておこうと思います。

2022,1,28追記
バンドをウレタンタイプに交換しました。詳細は下記。

念願のプロマスター

腕時計に装飾品としての役割は求めていません。
選定基準はこんな感じ。要は見やすくて汚れたり傷ついたりしても大丈夫なやつですね。

・ソーラー+クォーツ
・3針アナログ
・アラビア数字
・夜光
・デイデイト
・サファイア風防
・一般的なバネ棒式のバンド固定

実はこれらの条件をすべて満たす腕時計ってほぼ選択肢が無くて、結局はタイトルにある通りCITIZENのプロマスターに行き着きました。

文字盤は超シンプルで必要十分

実は以前からずっと目をつけていたモデルで、いくつかあるプロマスターシリーズの中でもランドシリーズになります。
ダイバーズウォッチはゴツすぎますし、パイロットウォッチは文字盤の情報が多すぎて視認性が悪いので、実用性を突き詰めるとランドになる……というのが個人的な感想です。

期待していた通り、とにかくタフで視認性の良い時計です。
ケースはチタンを使っていますが、デュラテクトと言う表面処理をしているようで、かなり傷が付きにくくなっています。
説明を聞く限りは表面の窒化処理?ケース表面は少し曇ったようなチタン独特の色をしていて好みです。

風防はサファイアガラスなのでこちらもかなりお丈夫。普通に生活している分には傷をつける方が難しいかも知れないですね。

またこのモデルPMD56-2952には姉妹モデルのPMD56-2951がランナップされていますが、違いは文字盤の色とベゼルの表面処理。
ベゼルにはなんとDLCコートが施されています。こちらは表面改質というより硬質薄膜ですね。とりあえず名前と技術がカッコいい。
こういうのが腕時計に使われている、というだけで結構ワクワクします。

他の機能は全く同じで値段が5000円ほど違うので、好みで選んで差し支えない程度かと思います。

ちなみに仕事でやたらと硬い材料を扱いますが、ベゼルにはまだほとんど傷がついていません。
普通のステンレスケースの腕時計はあっという間に傷だらけになりますし、チタン製のケースの方には少し傷がついているのでDLCさまさまと言えるでしょうね。

 

2022,1,28追記
使用後2年経つと流石に傷も増えてきました。
特に左手にしているとよくモノとぶつかる1時~5時の間。


機能自体には影響ないものの、流石にDLCコートされていてもテトラポッドやコンクリと擦れたりするとダメみたいですね。これはこれで味わいになると思います。

質実剛健かつ落ち着いたデザイン


基本的には実用時計なので、過度な装飾等は一切ないです。潔いくらい。

ロック式の竜頭にはプロマスターの刻印が彫り込まれる

それでも流石に5万円を超えるだけあって、各部の加工は非常に精度良く、手間をかけて作られているのが見て取れます。
僕はバンドをチタンの無垢からやっすいナイロンバンドに変えていますが、黒の革バンドにすればスーツに合わせても問題ない程です。

裏蓋にも刻印入り

日本国内対応の電波時計になっているので、時刻合わせの手間も不要ですし、1日ずれた日付を自分で直す必要もありません。
はじめはちょっと寂しい気もしましたが、慣れるとこの手軽さはやめられないかも知れません。

プロマスターという事で、当然20気圧防水になっているので釣りのときもそのまんま使用可能です。
ナイロンバンドは洗って干せる+めちゃめちゃ軽い+めちゃめちゃ安いと言うこともあり、仕事と趣味で使う時計としては個人的にほぼ無敵だと思います。

機械式の時計と比べると恐ろしくメンテナンスフリーで安価、かつ実用的な時計です。
ステータスシンボルとしての価値はありませんけど、手頃な値段で質実剛健という工業製品のあるべき姿!という雰囲気で大好きです。

これから長い付き合いになりそうです。

おまけ 激安NATOバンド


昔からナイロンバンドが好きで色々使っています。
今使っているのはAmazonでメッチャ安いこの商品。NATOタイプのバンドですね。



色や柄にもよりますが、安いものでは数百円!
それでも金具はステンレスでバンド端面の処理などもそんなに荒くないので、費用対効果は非常に高いと思います。
NATOタイプは交換がとても簡単なので、色々なデザインを揃えておくと気分で変えられて楽しいですね。

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2020/04/05

【釣行メモ】トロ丸 アコウダイのはずがビンチョウジギング 2020年4月3日 志摩

初の本格深海ジギング…のはずでした


今季から始めた中深海ジギング、ご多分に漏れず入りはアカムツ狙いから。
たまたま何度か良い日に当たってしまったものだから良い気になって本格的な深海ジギングに挑戦してきましたよ。

お世話になったのは前回乗ってとても雰囲気良かったトロ丸さん。

【釣行メモ】2020年2月8日 トロ丸 五目中深海ジギング

しかし最初に甘い汁吸わせてあとから渋くするというのは典型的なギャンブルのやり口ですね。
ギャンブルは確率で何割かは返ってくるので非常に良心的だと思います。


気合い入れて高級ジグでスタート


ターゲットはアコウダイ、別名メヌケ。
狙う水深は一般的に600m以上ということもあり、正常な判断能力がある人はあまり狙わないターゲット。
弁当箱みたいなサイズの電動リールでエサ釣りする人はまだマシな部類で、可哀想に感覚がおかしくなってしまった人は手巻きのジギングで狙ったりします。

今回は浅場のポイントを攻めるということで、タックルは下記の様な感じで準備。

タックル(アコウダイ用)
ロッド:シマノ オシアジガーインフィニティ B635
リール:シマノ オシアジガー 2001NRHG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.5号 1100m
リーダー:よつあみ ガリスFCアブソーバー 8号

ラインは船長のすすめでPEの1.5号をチョイス。
外道でバラムツがかかることがあるらしく、アカムツ用の1.2号では不安とか。(アコウダイ自体は1.2号でも上がるらしい)
「僕はジガー2000番に巻けるだけ巻いて使ってますよ」とのことでそうしました。テンションかけてパンパンに巻いて1100m。




朝イチはディープライナーの高級ジグ530g(実測値)をチョイス。
ヤフオクで買ったやつで、中古品のくせに4000円弱もしました。舐めとんのか。
フックは自作で、深場ということもあって根本にスイベルを付けてます。これまた高い。

ポイントついて船が安定したら船長の合図で一斉にジグを落とします。これもまた深場らしくて良いです。
しかし数分後には乗船者全員がこの日の厳しさを知ることになります。

数分で着底、糸ふけを取って再度底取りしようとすると妙に糸が出ます。
とりあえずスローなワンピッチで誘って、再度底取り。また糸が出る。かけ下がってる?
気づけば水深+100mくらいの糸が出されていますが、ラインは比較的まっすぐ落ちている様子。
そう、潮が速いんです。2枚か3枚か知りませんが、とにかく速い。500gの鉛の塊を落としてるのにしばらくすると着底感が全くわからなくなります。

どうやら周りも全員同じ様子らしく、ちょっと安心。初心者の僕以外は超感覚で底取れてるのかと思った。

2回めの流しでも底は取りにくく、「着底……した?糸の色からすると着いてるはずだけど……」くらいのノリで糸ふけを取っていると竿先に明確なアタリ!
と思った次の瞬間に重みが抜けました。針ハズレかと思って少しシャクってみると、引っ張るときは抵抗あるけどラインテンション抜いてもジグが落ちない。そうです。アレです。ラインブレイクです。
深海だとラインの引き抵抗だけで相当なものなのでから回収でも竿はかなり曲がります。そのせいで巻き始めは「ジグはまだあるかも…」と思っていますよね。まぁ無いんですけど。

船長曰く、外道のバラムツがジグ咥えて反転した時に尾で切れたんだろうとのこと。
リーダーを1ヒロくらいしか取っていなかったので、これは完全に準備不足です。アカムツのノリではダメですね。

迷子になるジグと続く沈黙



3投目までにリーダーを長めに組み直して準備。
若干重たい680g(これも実測)を投入。これまた高級品。と言うかこのウェイトで安いジグはこの世に無い。

しかし残念ながら次も海底とはろくに出会えず。ジグが浮いているのか、海底を擦っているのか、なーんにも分かりません。
最終的には600gまで試しましたが結局底取り出来ず、おまけに上層でビンチョウマグロが食ってきて船中お祭り。
残念ながら同船者2人はメインラインの半分くらいを失った上に先糸をすべて手で回収することに……。
これも中深海あるあるですけど、死ぬほどつらいです。下手すると指とか糸で切れます。グローブは必須。

ちなみに僕はたまたまラインブレイクした人のラインを拾って一人で200mくらい拾い上げした挙げ句、ジグだけ喜んで回収されたことがあります……。あれは相当な徳を積めたと思います。

300mのシャローエリアへ移動するが


もう深場でのジギングは不可能という船長判断(英断)で300mくらいのシャローエリアへ移動。

タックル(ムツ用)
ロッド:テンリュウ ホライゾンSL MH
リール:シマノ オシアコンクエスト 301HG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.2号 400m
リーダー:クレハ シーガーエース5号



一番需要あるであろう1.2号だけ他の号数より実売でちょっと高いのいやらしいですね。


これまた高級品。しかもこいつは新品定価で買ったのでクソ高かったぞ。
水深が浅くなったので状況はマシかと思いきや、水深300mなのに400m糸出してやっと着底する始末。
船長が「底付近をふわふわさせるイメージ」と教えてくれますが、どこをふわふわしてるのかさっぱり分かりません。

これは完全にヤバいパターン。すでに昼前なのに、船中で上がったのは謎の深海イカ、ドンコ、トウジン、大変な被害を出したビンチョウマグロの4尾のみ。
この状況には流石の船長も「もうダメ、トンボ(ビンチョウマグロ)やりましょ」とのコメント。実は無線でビンチョウが釣れているという話は入ってたんですよね。

狙え一発逆転


前日の電話でトンジギ(トンボジギング=ビンチョウジギング)になる可能性あり、と聞いていたので一応道具は持ってきました。

タックル
ロッド:テイルウォーク SSD S66/160
リール:テイルウォーク クロシオ43HGX
ライン:PE 3.5号
リーダー:よつあみ ガリス キャストマンアブソーバー 20号


ジグはブンブンで980円にて叩き売られていたシマノ キングスラッシャー200gのピンクカラー。
トンジギではシルバー系ロングジグが定番とは聞いていたので、それを意識してのチョイス。

船長の指示棚は30m~50mとかなり浅め、テンポよく上下にビシビシとシャクっていきます。

「あ、食った」からの爆釣


15分から30分ほど船長の棚指示だけが続き、うーんこれはビンチョウの波にも乗り遅れたか……と思い始めた頃。
横でやってたお兄さんが「あ、食った」とつぶやきました。

そこからはヒットヒットヒットの3連発。


群れが通過したタイミングでいい場所にジグを通せていればもれなく食ってくる、という調子でガンガン釣れ始めて船上は一気にお祭り騒ぎに。
僕もなんとか3ヒット3ゲットで大満足。と言うか身体が痛い。これ以上無理っす。

1匹目なんて食って反転するところが見えるような距離でヒットしたにも関わらずファーストランで40m以上走りました。小さいとは言え流石マグロ。
普段スピニングで大きな魚を狙わないので、ポンピングのやり方なんかも詳しく教えてもらえてとても勉強になりました。


結果は深海ジギングがボウズでトンジギが3本。エラワタしっぽ抜きで9kg程度あったので、コミコミ10kgちょっとくらいですね。


トンジギ、今回図らずも初挑戦となりましたが、とても楽しめました。
日が良かったのか、居れば食ってくるという感じだったのでひたすらシャクって広い棚を探り続けるのが大事な感じですね。
必要なのはタックルよりも、技術よりも、高級なジグよりも、体力と筋肉でした。

とは言えキハダマグロなんかと比べると格段に楽に狙えますし、道具もお手軽。
身近な好敵手として非常に魅力的なターゲットだと思います。志摩沖、5月の連休明けくらいまではビンチョウが狙えるようなので是非。

深海ジギングはまた改めてリベンジですね。
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