チャドー・トーマンの”稚魚ボール撃ち”ってやつ

ボール撃ち=釣れるという夢を捨てよう


チャドー 釣り

でググると50%くらいがバンコク周辺の釣り堀、10%がスキッピングやブラインドキャスト、で残りが「稚魚ボール撃ちでサクッとママチャドー釣ろう!」みたいな話が出てくると思う。

ただ、声を大にして言わせていただきたい。

「ボール撃ちは言うほどチョロくない」

と。


ここ2週間、4日間ほどみっちりと気の毒なチャドーの親子をしばき倒した結論として、いくつかのTipsを得たのでメモとして残しておきたい。

ボール撃ちにこだわるのは効率が悪い


1つ目、これ盲点。
「あ!ボールあるやん!婚姻色のママチャドーが釣れるってYoutubeで見たやつやん!」となるのは仕方ないと思う。
でもその幻想は捨てましょう。特に、遠征で限られた日数の中で釣りをする人は。

確かに釣れりゃキレイなんだけどさぁ……

食わない稚魚ボールって本当に食わない。
ルアー変えてもダメ、カラー変えてもダメ、キャストタイミングや着水位置、巻きスピードを変えてもダメ。

これは親がスレてるとか、ルアーの水深が合ってないとか、そもそもエリアによっては親が抜かれて(釣られて)そもそも居ないとかが原因。

しかも悲しいことに稚魚ボール撃ちは非常に手返しの悪い釣り。
長いときは2~3分、短くても1分くらいは稚魚が浮いてくるのを待つ必要がある。

とは言えこの美しさ、チャレンジする価値はある

魚釣りは良くも悪くも期待値✕試行回数の遊びなんで、どっちも低いときのアウトプットは絶望的。

最終的には浮上を見逃して稚魚ボールはどこかへ消える。
これが定番の時間溶かしパターン。

食う時は食う


2つ目、これは1つ目の裏返し。
活性なのか、親子愛なのか、やる気があるやつは本当にあっさりと食ってくる。

釣れる時はほんとあっさり

今の時点での肌感覚的に、活性が高いボールの良い場所(稚魚ボールの奥3~5m地点、これは使うルアーにもよるけど)にキャストできると2~3投以内に軽いバイトや違和感がある。

逆に言えば5回くらい良い場所入れて反応がないボールに時間使うのはかなり分の悪いバクチ。

いかに短時間でボール(親)の活性を見極めて見切るか粘るかを決める。
鮎のトーナメントみたいな話で、結局はこの見切りのうまさが平均的な釣果にメッチャ影響ある気がする。

とりあえずリットー投げよう


3つ目はルアーチョイス。
以前稚魚ボール撃ちで使うルアーをいくつか紹介したけど、結局は

Rapala Risto rap 9cm投げとけ

主な理由は以下。

・急潜行してヒットレンジまで短時間で届く
・着水姿勢に関係なく安定してまっすぐ潜る
・頑丈で壊れない
・他の投げてると船頭さんから指導が入る

特に着水後の潜り方の安定感が大事な雰囲気。
似たような丈夫でよく潜るRapalaのカウントダウンマグナムも定番だけど、こちらは潜航する向きがやや不安定でコントロールしにくい弱点がある。

Risto rapはその点メチャクチャ安定して引いた方向にまっすぐ潜ってくれるのでナイス。


やはり定番には定番たる理由があり、それなりの実績を積んでいるからこその信頼がある。
特に遠征釣行の方はド定番ルアー投げおくのが安心だと思う。

「このルアーで釣りたい」という気持ちがあるのは痛いほど分かりつつ……。

釣り方にこだわらない



結局はこれ。
ボールにこだわらず、岸撃ちにこだわらず、出来る釣り方は色々やったほうが良い。

なぜだか分からないけど、岸がダメな日はボールの活性が良くて、ボールが食う日は岸がダメだったり。
やっぱり「岸撃ちをしながら見つけたボールをサクッと狙う」というパターンが一番効率良さそうな気がしている。



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