ブルーマシール
Blue masheer
現地の発音だと”ブルーマルシア”と呼ばれる、怪魚としての知名度はお世辞にも高いとは言えないこの魚を今回は狙ってきました。
いつも仲良くしてもらっているタイの釣り仲間と一緒に片道6時間の道のり。
ゴールデンマシールと違って日本語の情報がとても少ないこの魚ですが、結論から言うと最高に楽しい釣り旅になりました。
4時発!
フォーチュナーに1泊2日分のキャンプ道具と食料を満載して朝4時に出発。
今回はその道程を意に介さないおバカ系アングラー系8名(ぼく以外は全員が現地の人)での釣行。
4時間ほど走ったところで朝食がてらに沢歩き用の靴を購入。
使い捨てにするつもりの靴下と合わせて160バーツ、700円くらい。
みんなで朝ご飯。ラープやサイゥア、なんか焼いた干し肉などともち米。
こういうのが一番うまい。
そこからさらに1時間ほど走ってミャンマー国境の山奥に到着。
普段のタイ生活では絶対に見られないクリア水色の川でテンションを上げていると、急にクルマを止める。
休憩でもするの?
この何気ない綺麗な川
これ川のカーブのほれ込みに寄ると……
居るじゃん。幻のブルーマシールが。
水深のある緩みに冗談みたいなサイズ・数の魚が溜まってる。
どれくらい?下手したら1m近い個体も居るんじゃないだろうか?
「みやさん、タックルはULでOK」と聞いてたけど、そんなわけ無いでしょ。シーバスタックル要るよ!
本当はこの場にルアーを放り込みたいところですが、ここは釣りダメらしいのでもっと上流に遡ります。
タイにもあるんです渓流が
やっとの思いで(途中で村の顔役の人への挨拶など、タイらしい色々を済ませつつ)現場に到着。渓流だ…。
もう長いこと見ていないクリアウォーターに感動しつつ、支度をして川に入ります。
下流でしばらく見ている限り、やる気のあるやつは瀬の中に入っていて大型はトロに溜まるような雰囲気。
この辺は日本の渓流釣りと似ているかも知れません。
とりあえず入った場所から釣り登って適当な場所を撃ちつつ反応を見ます。
水面変化の無いストレートなトロ場は予定通り無反応。
最初は渓流トラウトの様にシンキングミノー(現地の人はリュウキ推奨、タイは謎にDUOが強い)を使うと聞いていたけど、どうも見ているとスピナーの方が魚の距離の詰め方が良い。
そして倒木と川のカーブによる掘れ込みが絡んだ一級ポイントにARスピナー放り込むと…
ほぼ落ちパクでヒット。しかもデカい。
食った瞬間にエラ洗い。エラ洗い!?コイってエラ洗いするの??
ちょっと想定していなかったサイズで焦りつつ、出されては巻いて出されては巻いてを繰り返しやっとの思いでランディング。
記念すべき人生初ブルーマシールは40cmオーバーのそこそこ良型。重さで言えば3kg弱くらい。
PE0.8号のULタックルでこのサイズの魚を釣るのは本当に楽しすぎる。
しかもこの魚体、本当に美しい。
ブルーマシールと言うだけあってヒレが薄っすらと青みがかっていて、それが水中だとより鮮やかになるのがカッコ良い。
ゴールドの体色と側線に沿って走る薄い黒のラインが落ち着いた綺麗さを魅せている。
「言うほどブルーじゃないやん」と言う人も居るかも知れないけど、現地で泳いでいるところ、釣り上がるまでの姿を見ると違うんですね、これが。
テクニカルだけど、釣れる
その後も遡行を続けながら要所を撃ち続ける。
なんとなく分かったのは
・基本的には流れの中で上流からの餌を待っている
・よって積極的にアクション付けると言うより流し込むパターン
・浅い瀬の中の魚はやる気はあるけど小さい
・大型を狙うなら流量のある瀬の脇にある掘れ込みがベスト
という感じで、要は結構ピンスポで美味しいところにルアーを流し込んでやらないとあんまり食わん!ということ。
こんだけ魚が居て釣り人なんてろくに入らない環境でそれって厳しすぎるやん……と思いつつ、どうも水色がクリアすぎて今日は厳しい的な話も後で聞きました。
これは早瀬の脇のブッシュの下で落ちパクした謎の魚。
あとで同行したローカルアングラーの人たちに聞いたらブルーマシールとは違う種類の魚らしい。タイ語名、英語名、和名はいずれも不明。(そもそも和名あるのか?)
体格や雰囲気はどう見てもマブナだけど、頬のオレンジ色が鮮やかで口ひげがコイ科であると主張している。婚姻色のチャドーとかとは違う、シンプルな美しさ。
風呂入ってメシ食って寝る
途中で休憩挟みつつ、2~3時間くらいのんびり釣り上がったところで目ぼしいポイントが無くなったので折り返し。
初日は昼からの釣行で合計4尾ほどキャッチ。
バイトはその倍くらいはあったので、朝夕マヅメあまり出来ていないことを考えると悪くない釣果だったと思います。
キャンプに戻ると「近くの家のバスルームを使うか、ここ(川)を使うかどっちが良い?」と聞かれたのでそりゃー川でしょと言って風呂に入る図。
夕方でも水温が割と高くて死ぬほどではないけどちょっと寒い。
上がれば気温が高いんでこれくらいでちょうど良いかも。どうせバスルームと言ってもシャワーは水だし、あまり変わりません。
晩ごはんは職業料理人の人が仕込んだお肉と同行者が釣ったブルーマシールを焼いたやつ。
「なんでお前はキープしないんだ」といつも通り文句を言われながら食ってみたけど、味は良いけど小骨が死ぬほどあって食いにくいのはカスープと同じ。
これは釣るもんであって食うもんではないな。
んでひたすらビール飲んでダラダラして初日は終了。
正直この辺ですでに往復12時間の回収は120%出来てる気分。最高の超高初日だったと思う。
このあとで「タイ焼酎をテストしろ」と言われてボトル半分くらい飲まされて死ぬんですが、その後の記憶はあまりありません。
↑2日目
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