お手頃価格の冬用寝袋 皆さんもご存知かどうか知りませんが、科学技術が栄華を極める21世紀になっても保温能力が一番高い寝袋用の中綿はダウンです。 特に中綿量が多くなり、寝袋の重量、体積ともに大きくなりがちな冬用寝袋は基本的にダウンが前提……と言うよりダウン製でなければ重すぎて背負って歩けません。 しかしながら、軽くて小さくて温かい無敵のダウンにもメタクソ値段が高いというデメリットが。 目安として厳冬期用のモデル(使用温度域が-15℃~-20℃くらいの)で安くても4万円~5万円程度。モノによってはそれ以上。 可哀想な鳥さんの命をむしり取って作っているだけに相当致命的な値段です。年に何回使うかも分からないモノにそんなにかけられないのが庶民の定め。 そこで今回はある程度の妥協と割り切りの元、15000円を切る手頃な化繊の冬用寝袋を買って試してみました。 チョイスしたのは ISUKAのスーパースノートレック1500 。 主に車中泊や防災備品向けの冬用寝袋で、中綿に化繊を使っているので値段が手頃(定価で15000円)。 また化繊なのでダウンと比べて濡れに強く手入れが楽(コインランドリーとかで洗える)という扱いやすさも兼ね備えています。 日常使用に耐える快適さ 毎度おなじみのコット(折りたたみベッド)にセッティング。 キャンプ用コットで生活を始めた~Coleman トレイルヘッドコット~ 実はこのコット、夏は涼しくて快適なのですが、布に直接乗っかっているだけなので冬は背中が非常に寒い。 ただこのクラスの寝袋があれば基本的に暖房なしで問題なく寝ることが出来ます。 ペーパースペック上は-15℃対応。基本的に平地で使っている分には北海道にでも行かない限りはOKでしょう。 あまり見かけないセンタージッパータイプのデザインは出入りが非常に楽な一方で、口元に集まるジッパーや絞り込み用のゴム紐が顔に当たるというデメリットもあります。 これはアウトドア使用であれば服を着たまま寝ていますしあまり気にならないものの、部屋で寝間着を着て入っていると少し気になる。 まぁ少しねじったような形で顔からジッパーをそらして使えば何とかなります。 首元にはマフラー状のショルダーウォーマーとフリース生地のライニングが施されており、適切に絞り込めばかなり暖かいで...