東南アジアの生活と魚釣りをひたすらご紹介

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2019/09/23

南紀串本 サンマジックで一泊二日釣り旅行

釣りの聖地で一泊二日

串本という街をご存知でしょうか?
和歌山県の最南端、本州で最も南にある港町です。



沖合を黒潮が流れていることもあり、カツオのフカセ釣りやカセからの青物狙いなど、非常に釣りがお盛ん。

関西からだと高速が便利で比較的アクセスが良い一級釣り場です。
夏真っ盛りの某日、サンマジックさんにお世話になって一泊二日の五目釣行に行ってきました。

天気は悪いが魚は釣れる



初日は完全フカセでカツオを狙いつつタイラバやジギングでお土産を確保する作戦。
台風が近いこともあって天気はイマイチですが、とりあえず7時位に出船。


五目狙いなのでタックルもかさみます。キャスィングが2本とフカセ用の船竿が1本。ジギングロッドが2本。
フカセ用の竿としてアルファタックルのスフィンクスクロスオーバーを新調しました。

SPHINX CROSSOVER スフィンクスクロスオーバー alphatackle.com

モデルは272、6;4調子のスタンダードな船竿ですが、グラスのワンピースロッドで非常に柔らかくて腰があり使っていて楽しい竿です。
相当粘るので大物狙いのフカセ釣りには丁度いい。

船からの完全フカセは最近始めた釣りで、これはこれで非常に面白いのでまた紹介します。

ちなみに串本でカツオ、キハダ類を狙う基本的なフカセタックルは下記のような感じ。
リールのラインキャパだけ特殊ですが、他はそんなに特殊なタックル不要です。オシアジガーの2000番クラスでも十分行けると思います。

ロッド…大物用の船竿を使う人が多いみたい。僕の師匠はキハダ用のキャスティングロッドに石鯛リール付けて釣ってました。
リール…日本海の完全フカセと違って徐々にラインを送り出すことはないので太い糸がたくさん巻ければOK。僕は石鯛リール使用。
ライン…下巻きにPEラインの4~5号ほどを300m巻いて、その上に50mほどフロロカーボンの10号。


串本のカツオフカセ釣りはおよそ15mほど流した位置で針を止めておくスタイル。カツオが食えばラインがビャーっと走って心臓バクバク。パチンコみたいな釣りですな。
しかしこの日は(というか、今年は)カツオの数が非常に少なく食いも悪い。

しばらく撒き餌をしていると外道のムロアジが寄ってきてしまうので釣りにならない状態でした。
となるとやることもないので、フカセ釣りの針にでかい(30cm弱くらい)ムロアジを付けておもむろに海に放り込んで泳がせると……



ムロアジが暴れたんで、さぁどれどれと竿を持って構えていたら突然のダッシュ、からのこれ。
1mを超えるデコッパチシイラでした。

引きは強烈で、グラスのロッドがバットからブチ曲がってドラグビャービャー。
幸いラインはカツオキハダ用のフロロ10号なので切れる心配はせずにやり取りを楽しめます。

とは言え、魚が走って船の周りを1周したのはこれが初めて。仕立船なので好きなだけ走らせて遊べるのが最高ですね。

その後もシイラの活性はメチャ高く、フカセ釣りでちょっと長めに餌を流すとすごい勢いでシイラがラインを引き出していきます。
同船の釣り仲間はキャスティングで釣って楽しんでいました。

タイラバで見る串本のポテンシャル


とは言っても本命のカツオが絶望的なので、午後は船長イチオシのポイントでタイラバとジギングをやることに。



すると驚き、大型の根魚が入れ食い。
オオモンハタが特に多く、合間にイラやアオハタなどのゲストが混ざります。
そしてアベレージサイズがとにかく大きい。ハタ類はアベレージで40cm弱くらいのサイズ。串本流石ですねぇ。

ちなみに船長のおすすめは「タイラバ早巻き!」これ一点。そして実際早巻きで釣れるのだから流石です。
他の船でやったら「何やっとんねん、早すぎるやろ!」と言われそうな巻きスピードでも食ってきました。

二日目はタイラバ祭り



二日目は幸いにも天候に恵まれて釣日和。
初日同様とりあえずはカツオ狙いのフカセ釣りから始めますが、前日と違ってカツオどころかシイラの気配すらなし。
おまけにムロアジすら食ってこない始末で釣りになりません。

やむを得ず早めにタイラバへシフト。


普段あまりお目にかかれないビッグサイズのイトヨリダイ。
船長いわく「素晴らしく上品な味で、吸い物が最高」


こちらもナイスサイズのオオモンハタ。
この日は爆風で、ドテラ流しで船を流しているとあっという間にタイラバが200mくらい流れてるような、そんな日でした。
それでも早巻きでガンガン食ってくるので、釣り人のイメージしてるスピード感と魚のそれは相当違うものですね。


最後に最大サイズのアオハタ。43cmくらいでしょうか。
40cm超えると迫力ありますね。マハタなんかはもっともっと大きくなると言いますし、南の海で一度釣ってみたい。


最終的には夢のクーラー満タン。
かなりリリースもしてこの数だったので、流石串本というだけはあります。

その後はささっと片付けして名物のかつお茶漬け食べて帰路につきました。
このカツオ茶漬け、写真撮り忘れてしまったのですが、味噌味のタレが非常に美味く、リピート確定の味でした。

串本、都市圏から距離こそ少しあるものの、足を伸ばすだけの価値がある魚種魚影でした。
帰りのメシも美味しいし、ぜひ一度行ってみてください。
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