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三重県志摩市 へいみつ丸で中深海ジギングに挑戦

超人気船で中深海ジギングに初挑戦

「中深海ジギング」という釣りをご存知でしょうか。
水深250mから300m、あるいは500、600mくらいまでのかなり深いポイントで行うジギングをこう呼んでいます。

ターゲットは主にクロムツ、キンメダイ、アラなどですが、なんと言ってもメインになるのはアカムツ。
ノドグロという呼び名で有名になったあの高級魚です。

今回は三重県の超人気船でこの中深海ジギングに初挑戦してきたのでご紹介します。

予約が取れない釣り船



お世話になったのは志摩のへいみつ丸。夏はキハダのキャスティング、冬はアカムツジギングで有名な超人気船です。
土日はほとんど予約が取れないようで、今回たまたま空いたところに入ることが出来ました。

船は新しく、素晴らしくきれいに手入れされています。
多分今まで乗った釣り船の中では一番キレイ。キャビンの下には大人3人くらいが横になって寝れるスペースもあり、人気が出るのも納得。

ポイントまでは1時間弱ほど走って到着、状況にもよるそうですが水深250mくらいの浅場(浅くないけど)からスタートすることが多いようです。

中深海タックル


一般的な近海ジギングが深くても水深100~150m程度であることを考えると、平均で300m程度の水深を狙う中深海はかなり特殊な釣りかもしれません。
それでもとりあえず手持ちの道具でどうにかなったので、今回用意したタックルを紹介します。

■ロッド
基本的に硬めのスロージギングロッドを使用します。


テイルウォークのソルティシェイプダッシュ スローピッチジャーク(SSD SPJ)の633。
表記では350gまで背負えることになっていますが、ある程度竿の反発でジグを持ち上げようと思うと良くて300g弱までが快適です。
今回は250mラインのポイントで250~290gのジグと合わせて使いました。


テンリュウのホライゾンSL HSL-66B MH。
こちらはテイルのものよりも硬めで、もともとは太平洋側のドテラ流しで200gくらいのジグをワンピッチでシャクるために買ったもの。
中深海だとmax350gくらいまでは竿の反発を使って快適にシャクれました。(潮にもよるので一概には言えませんが)

いくつかのメーカーを使ったことがある方ならわかると思いますが、竿のウェイト表記と実際の使用感は本当にマチマチで、あてにはなりません。
実際に表記上はSPJ 633の方が使用可能ジグウェイトは重いのですが、実際に曲げてみるとホライゾンSLのMHの方がよっぽど硬いです。
使い方にもよるので、こればっかりは買って使わないとなんとも言えませんね。

 

■リール
こちらもスロージギング向けのベイトリールを流用。


リールはシマノ派です。
SPJ 633と組み合わせるオシアコンクエスト301HG。
PE1.2号が600m巻けるので、意外と中深海でも戦力になりました。
ハンドル1回転あたりの巻取り量は少し控えめですが、レベルワインダーがついているので何も考えずにハンドルをガンガン回せるのは非常に楽ちんです。


こちらは中深海で定番のオシアジガー2001NRHG。
PE1.2号が1200m巻けるモンスター…、と言いつつキンメなんかをやる人にとってはこれでもライトタックルだそうで。深い世界ですね。
ハンドル1回転で1m以上巻けるので回収が非常に楽です。ただしレベルワインダーがついていないので指でラインをさばく必要があり、多少めんどくさい。慣れれば平気ですけどね。

■ライン
これだけは新たに購入しました。


個人的に好きなSUNLINEのPE JIGGER ULT、定番のバークレースーパーファイヤーラインと並んで手に入りやすい低伸度ラインです。
今回は中深海で一般的な番手の1.2号をチョイス。
表面のコーティングが非常に上等で、水切れが良いのでとても快適。これ普通のジギングでも使いたいです。

リーダーはシーガーのフロロカーボン5号を使用。せっかく低伸度のPEを使うので少し短めに2ヒロほど取りました。

お値段は1200m巻で12000円ほどと、およそライン1巻きの価格とは思えませんが致し方ないところ…。ちなみに2巻買いました。



■ジグ、フック
ジグは定番のディープライナーのスパイ、スロースキップ、スピンドルあたりとダイワの安いやつ。
ウェイトは250g~350gを揃えておきました。

フックは余っていたジギングフック+自作のアシストライン長めのもの。
どちらもオーナー針のジガーライトシワリ or はやがけを使っています。

鮎釣りでもそうなんですが、とにかく魚が掛からないと面白くないので初めてのポイントや釣り方では早掛けの針を使うことが多いです。
バレるようならシワリ、カーブポイントに切り替えたりします。無茶しなければあんまりバレないですけどね。

慣れない中深海 意外とアタリは多い?


さて、ポイントに到着したら早速釣り開始。
水深が250mもあるのでジグが着底するまでに数分かかります。まずこれが新鮮。
なんせルアーを落としてから底につくまでの間にパン食ってますからね。普段の釣りではなかなかこんな事ありません。

着底したら少し底を切ってからゆったりとジグをシャクリます。
ヒットパターンがよく分からないので、とりあえずは見様見真似でフォールをゆっくりと長めにとってみる作戦。
程なくしてコンコンッとアタリがあってフッキング。しかしこれだけ糸が出ていると多少ロッドをあおってもフッキング出来ている気がしません。
→後で調べてみたら、ラインテンションを抜いてジグの重さでフッキングさせるというテクニックもあるようですね。つくづく特殊な釣りですわ。


上がってきたのはお目当てのクロムツ。アカムツジギングの外道ですが、炙り刺が超絶美味しい人気の魚です。


その後もクロムツが続きます。
ただジグウェイトが非常に重く、潮の抵抗もかなりあるためアタってから巻き始めても最初は魚が付いているのかバレているのか判断できず苦しみました。
ある程度慣れてくるとそのあたりも区別できるようになりましたが、最初は上げてきたらジグしかなかった。ということもしばしば。

また水深があり、回収にも非常に時間がかかるため、1流しで1投というのが基本です。上げて落とし直したりしているとポイントからずれてしまいます。
それでも1投で1回はアタリがあって何かしら上がってくる状況が続き、始終飽きること無く楽しめました。


その後もハチビキがバラバラ釣れたりと、五目中深海という様相。
聞くとこんなに色々たくさん釣れるのは珍しいらしく、本来はもっと厳しい釣りだとのこと。良い日に巡り会えたようです。

ただしこのハチビキ、かかると非常によく引く上にみんなライトタックルなのでドラグは出されまくり。周囲とお祭りを連発して高切れで高価なラインを600mほど失いました。
ジグと合わせるとロスト金額はおよそ1万円オーバー…。終盤にはハチビキの乱暴なアタリがトラウマになる始末。


最後にメダイとキンメダイを追加して終了。
結局メインターゲットのアカムツは釣れませんでしたが、終わってみると合計10匹を超える高級魚が乱舞した大満足の釣果となりました。

やってみると意外と出来ちゃう中深海


その水深やジグのお値段から、凄まじくハードルの高い釣りだと思われている中深海ジギング。
しかし実際にやってみると近海ジギングのタックル流用でかなりの部分をカバー出来ることが分かりましたし、釣れる魚の食味を考えると相当に魅力的な釣りと言えると思います。


シーズン真っ盛りのこの冬、アカムツ夢見て中深海にチャレンジするのも面白いですよ。

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