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鮎のイカリ針を作った

鮎解禁前の楽しい仕込み

全国1億2千万の鮎釣り師の皆さん、こんにちは。 5月に入り、鮎の解禁まで秒読みという感じになってきましたね。そろそろ準備終わってます?
 意識高い鮎釣り師は冬の間に1年分の仕掛け準備を終えるそうですが、僕は中深海ジギングなどなどにかまけて全く準備できてないです。

 今日はやっとこさ掛け針の準備を始めたので、その紹介。
針の巻き方自体はいろんなサイトやメーカーが紹介しているので、そちらを見てみてください。

針の選び方、ハリスの種類、太さ、巻き方など、それぞれに一家言あるので初心者は語らんでおきます。
 

準備したもの

以前ジギング用のアシストフックを作る方法を紹介しましたが、鮎の掛け針の場合はよりシンプルでした。
 
必要なのは針と糸だけと言っても良い

バラ針、フロロカーボンのライン(1号~2号程度)、瞬間接着剤、根巻き糸とボビンホルダー(写真撮り忘れましたが・・・)があればOKです。
作り方はシンプルで、まず2本の針とフロロラインを持って軽く巻き、3本イカリなら追加で1本、4本イカリなら2本を添えて本巻きして瞬間接着剤で固めるだけ。

……とは言いつつ、これが非常に難しい。最初は針を落としたりきれいに巻けなかったり、ラインが針の中心を通らなかったりしてイライライライラします。
こればっかりは練習して慣れるしか無いですね。市販の針固定用バイスみたいな治具も売ってますが、15000円くらいというふざけた価格設定なので買うのやめました。
何なら出来合いを買えばいいし……

イカリ針の収納

作った針ですが、釣り場に応じて持っていく針を変えますし、何種類も作ってストック用と携帯用で分けておく必要が出てきます。 僕が普段使っているのはオーナーの携帯ケース。
一応防水ですし、片手で開け閉め出来るのが便利です。鮎は基本的に竿を常に肩に掛けたりしてますからね。
 
だいたい4種類、各5本入れることが多い。

ストック用のケースには近所の釣具屋で買ったメイホウのスリットフォームケースを使ってます。
ラベルはマスキングテープに油性マジックで手書き。これ結構便利です。リールの糸巻き変えしたときの号数表示とかもこれでやってます。

字が汚いのはユーザーの問題


一応専用のストックケースも買いました。買いました、が、正直機能性はメイホウのスリットケースと変わりません。

それでいて値段が2倍以上しますから、よっぽど形から入る人以外は不要ですね。メイホウのケース2つ買って針の種類で分けたほうが合理的ですわ。


見た目はカッコいいけどね……



鮎掛け針自作のメリット

①安い
これは大事ですよね。自作動機の6割くらいこれ。 
目安としてバラ針は100本近く入って1000円前後。僕はAmazonで安売りしてるやつとか狙って買うので1000円切ることも。 
1本10円くらい、4本イカリだと針代だけで40円って考えると高い感じしますか? 
でも出来合いのイカリ針が20組くらいで2000円前後なのを考えると単価は半分以下、ジギングフックよりも自作の費用対効果は高いかも知れません。 

②針と糸が選べる 
これも大事、特に勝山向けの大鮎針(僕はがまかつの無双8号を使ってます)なんかは近所の店じゃ完成品が売ってません。ニッチなんですね。
そういう変わった針や、極端に太い、細いラインセッティングにしようと思うと自ずと自作以外の選択肢がなくなります。

③楽しい 
これは人に寄りますね。自分で作った道具で魚を釣るということが楽しいという感覚、ありません? 
僕は道具の準備から実釣まで通しで楽しいと思うので、自作それ自体がメリットと言っても良いかも知れません。

並んだ針を見てるだけで楽しいのだ

単純に作るだけで楽しく、それを使うのも楽しい、釣りに行けない時はこうやって道具を準備するのも良いものですよね。

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