東南アジアの生活と魚釣りをひたすらご紹介

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2021/02/26

バラムツを釣って食う

 またも那智勝浦

最近は毎週末那智勝浦に行っている気がします。
この日もキンメ狙いで暗いうちからスタート。


まずはいつものメサイア450gから。
2020年の年末から3ヶ月ほど、数回キンメジギングに通いましたが朝の時間は高活性で大きめの目立つジグが好感触。

水深は270m程度の浅場からスタート。
いつもボトムから10~20m浮いた位置で良型が食ってくるので着底後は早めのワンピッチで誘いあげ……ていたら、中深海とは思えない暴力的なアタリ。

「キンメなら2kgくらいあるね~w」
などと船長と話していたら急激に巻きが軽くなりました。バレたかと思って焦りましたが、どうも魚が上に向かって泳いでいるっぽい。

と油断していたら残り100m前後からドラグを出したり頭を振ったり。
明らかにキンメじゃない引きに嫌な予感がビンビン。

ウロコはトゲトゲ、怪獣かよ。

はい。これでした。深海の定番バラムツちゃん。
全長はおよそ1mほど、重量はボガグリップの計量で28ポンド=12kgほど。
PE1.2号のリーダー4号で上がるものですね~。ギャフ入れの際に暴れてリアフックが簡単に折られました。

キンメで心癒され、深海へ


釣り上げた瞬間のキンメは白いのです

その後は安定の勝浦キンメ!
朝の時間は本当に安定して食いが良い。
大当たりで爆釣!というのはどこの海域でもありますが、狙った魚を狙ったタイミングで再現性よく釣れるのは稀ですね。釣らせてもらってる感がすごいです。

初のレバードラグ

ひとしきりキンメとクロムツを釣ったら新しく買ったリール、オーシャンフリークスのキャプチャ60HGのテストを兼ねて深海へ。600m前後のポイントをひとしきり流します。

遺影です

ジグは漢のアーク600gや!
でも実はこの前の週に水深1000m、ジグ1000gをやっていたのでこれでも軽くて涙が出ました。800m以深は常人の釣りする世界ではねーな。

残念ながらこの日は深場でアタリなし。
それどころかトラブルでド新品のラインを600m高切れ。さよならアーク。さよならジガーULT。泣きながらポイント移動してる間に追加ラインを発注。15000円也。

深場でギャンブルした割に良い釣果

最終的には良型キンメ4匹にクロムツ2匹、バラムツ1匹の好釣果。
キンメの数が伸びませんでしたが、型は良好。700g前後ですね。

釣ったら食べよう

さて、釣り上げたバラムツは切り身にして持ち帰りです。
一部のネットメディアや再生数稼ぎで忙しいYoutuberの皆さんのおかげで「尻から脂が流れ出す魚」として一躍知名度を得たこのバラムツ。
ワックス系の脂肪をたっぷりと蓄えていてヒトは消化出来ないため、口から入ってそのまま出てくるという恐ろしい噂がありますね。そんなん聞いたら食べたくなるやんけ。


「アタシ脂すごいです」と言わんばかりの真っ白なお肉。
全身から脂が存在を主張してきますな……。
ちなみにサイズの割に骨はサクサクと柔らかくてさばきやすいです。


ハラミに至っては完全に霜降り。これだけ見るとうまそう~~。


ハラミだけだと思ったか?背中もすごいぞ。もはや全身霜降り。


ビビりながらお刺身にしてみました。
気になるお味は「普通に美味」ですね。
確かにアブラが全力で主張してきますが、魚の旨味はきちんとあります。
「食べ過ぎたらケツからアブラ出ちゃうかも」というプラシーボが効いていてなおこの味なので、普通に知らずに食べたらめっちゃウマいでしょう。

今回は職場の皆さんと分けて消費したので食べたのは2切れほど。20~30gでしょうか。
この程度であれば特にお腹に違和感を感じることもなく、普通に食べて楽しめます。

相模湾とかでは手軽に釣れる大物としてゲームフィッシュ化しているようですが、イロモノ扱いして無駄に殺したりせずに、ちょっとずつみんなで分けて食べれるといいですね。

深海釣りでは定番のゲストなので、次回釣れたときは煮たり焼いたりするレシピを試してみましょう。
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