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ボートでカスープ釣ってきた【Mae ngat dam】

困ったら、船

最近ずっとチェンマイ周辺のダム湖でピーコックバスを狙っているわけですが、いよいよ釣れなさすぎて精神が破壊されたのでメンタルケアがてらボートでカスープ釣りに行ってきました。

例のダム湖は毎週末、朝の1時間ミノー投げて帰るだけのギャンブルみたいな状態になってたので、気分転換。

向かったのはチェンマイの北にあるMae ngat dam。
タイ語の当て字なので発音が正確ではないけど、雰囲気的には”メェー (ン)ガッ(ト)”みたいな感じ。


チェンマイ市内からはクルマでおよそ1時間。
旅行の場合はレンタカーで移動するかGrab使うか、どのみちそこそこお金かかると思うので現地にツテがある人向けかも知れない。

ちなみに英語の通じる送迎付きガイドサービスもあるみたいだけど8000THB/dayくらいでバチクソ高いっす……。

ボートカスープ=なに?



実はThailandでボートの釣りをした経験がほぼなくて、今回のボートカスープも割と手探り状態。
案内してくれた現地の人に色々聞きつつ何となく準備しての釣行となりました。

もともとはチャドーとカスープを狙うって話だったんだけど、どうもチャドーは最近調子悪いって話で終日カスープのみに。
狙い方は割と普通で、ダム湖内を移動しながら岸沿いのポイントを順番に打っていく流れ。


道具はチャドー用ベイトとカスープ用スピニングの2タックル。
イメージとしては普通のバスタックルでOK。

ただし立木や沈んだヨシ?のようなものが無数にあるので気持ち強めの道具でドラグ出さずにやり取りした方が良いような手応えでした。

参考
定員:3人
予約:基本は電話で、仕立てのみ
時間:6時半くらいから18時くらいまで(自由)
料金:2名1200THBから、3名だと1500THB
言語:タイ語のみ、英語は多分カタコトも不可

ボート乗ってもタイは甘くない



日本の感覚からすると「いや流石に船乗ったら割とイージーに釣れちゃうっしょw」と思ってしまうけど、結局のところは割と厳しかったです。

まずボートというのが上の写真の屋根がないやつで、幅が1mも無い。
あと船に慣れてない人は立って釣りが出来ないレベルでロール方向の安定性が無いので、日本だとお守り代わりのライジャケが割と本気で必要になる。

そして大きな群れでもない魚を狙ってナブラ待ちみたいな事をするので「これホンマに釣れんのかいな?」と思ってたら午前中はほんとに釣れなかった。つらい。

Dコンに出てくれた午前中奇跡の一尾

それでもやっぱり自然の中で釣れるかどうか分かんない魚が釣れるのって楽しい。
パン付けて放り込んだら10kgオーバーのナマズが釣れる世界も楽しいけど、ネイティブにはネイティブの良さがありますねぇ。

ヒットルアーは世界のDコン。
メテオーラとかも試したけど、飛距離やアクションの安定感、とあとは気持ち的にDコンに落ち着いた。

午後からの巻き返し


お昼休憩がてら水上コテージでダラついていると、案内してくれた人と小屋のおっちゃんみたいな人がなんかしゃべっている。
どうやら午後からはそのおっちゃんが午前の若手に代わってガイドをしてくれるらしい。

しかしこの紳士、ニコニコしてるんだけど雰囲気がすごい。
例えるなら日本の漁港でウキフカセとかしてるちょっと汚い漁師のおっちゃんの雰囲気を醸し出している。(タダモンではない事が多いよね)
案内してくれた人曰く「He is an expert.」


そしてガイドが代わってから明らかに反応が違う。
午前中の若者には申し訳ないけど、明らかにポイント選定と釣り方のおかげ。

ナブラ待ちとかせずにひたすらストラクチャー周りを打つスタイルで、タイ語の会話をチラチラ聞くと、どうもキャストポイントも指示してるっぽい。
移動も早くて1流ししたら小まめに場所を変えていた。
日本のマメな遊漁船とかのスタイルに近い。

結果的にはそこそこ満足釣果



午後からはこちらもルアー選定を変えて、日本の先輩にもらったDEPSのCIRCUIT VIBの1/4ozを使ってみた。
やっぱり飛距離が出るのと、Dコンよりも深いレンジを引けるので岸際から急に落ちているような場所で使いやすい。

ただし沈んでいる木とかに引っかかったり巻かれる事も増えるので使い分けかなと。

でも今回タックルが重めだったのでタダ巻きでOKなバイブレーションの方が体的に楽でした。C3000リールと重めのパックロッドで1日トゥイッチは無理やて。


なんだかんだと18時位まで粘ってもらってカスープ4キャッチ、チャドー1キャッチ1バラシでそこそこ満足できる結果になった。

前日は1日でカスープ35匹とか釣れていたらしいけど、初めてでこれだけ楽しめれば十分でしょ。

振り返り


野生か何か分からないウシ

結論、1000バーツ(4000円)以下でこれだけ楽しめるなら最高。
予約取れる限りは毎週末行こうと思うレベル。タイ語は要練習。

釣りに関しては、思ったよりも小さめ、軽めのルアー選択が主になるのでちょっとタックルバランスを見直す必要あり。
軽めのバスタックルにPE0.8号か1.0号くらい、ルアーはDコン50かメタルバイブの5gくらいをメインにするのが良さそう。

個人的には少し重めのスピナーやスプーンも試してみたい。

燃える山

その他装備に関しては、屋根もキャビンも無い船で長時間釣りをするのでサングラスや防止、日焼け止め等々は必須。バンコクより涼しいとは言え夏は暑い。

またこの時期(2月くらいから6月まで)は野焼きによる大気汚染が激ヤバいのでマスクもあったほうが良いかも知れない。
どれくらいヤバいって、まずその辺で山が燃えているしその煙で視界が200mくらいしかない。
朝会社行って「今日は曇ってんな」と思ったら毎日そうで、周りに聞いたら雲じゃなくて煙だったってくらいには環境が悪い。

最高に楽しいボートカスープだけど、特に乾季の夏は十分な環境対策をして行きましょう。ヨシ。

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