厳冬の北海道でアメマス釣る

北海道でアメマス釣ろうぜ!

年末年始の休暇で久々に日本に帰っていた。

ちなみに帰国便はソウル経由のチェジュ航空。

以前乗ったときにシャンパンが出て来て感動したANAと比較して絶望しつつ、ほぼ24時間くらいの移動を経て北の果てに到着する。なおその数日後にチェジュ航空が韓国で大きな事故を起こしてもう二度と乗らないことを誓った。


さみーよ北海道


個人的には見慣れた風景だけど、こういうのが”刺さる”んでしょ?

相当久しぶりに帰ってきたとは言え、流石に1週間も2週間も家でダラダラしてても飽きると思って実は事前にAmazonで新しいパックロッドとリールを実家に届けておいた。
せっかく珍しい地域に住んでるんだから釣り行こう釣り。

この時期の海がマジで釣れないのと死ぬほど寒いのは数年前の帰省で学習済み。今回は前から気になっていた湿原のアメマスを狙う。

地元の釣具屋さんで適当にポイントを聞いて実家のクルマをかっぱらって年末から出撃。
クルマで移動ができるってだけで田舎は楽しくなる。地元に居る間にこれやりたかった。

ちなみに早朝の気温は-15℃、北国の生活に疎い方でもとりあえず魚釣りをする気温でない事だけは容易にイメージして頂けるでしょう。

すぐ釣れちゃった


小さいけど釣れた!!

入川ポイントは湿原河川が道路沿いまで蛇行してくる有名ポイント。
ちなみに有名な理由は「この辺は凍ってないから」

ルアーは釣具屋さんで進められるがままに揃えた”世界のDコン”の85mm
勝手がよく分からないのでとりあえずは手前の岸寄りを撃ちながら釣り登る。

30分くらいランガンして、流れで少し掘れ込んだ足元をボトムノック…でなんかヌルっと釣れてた。

うーん、感じる……ビギナーズラックの気配を……。

そしてしばらく釣れなくなる


シカ撮るくらいしかやること無い🦌

世界の釣り人の90割に共感頂けると思うけど、初めてやる釣りっていきなり釣れて、それから全然釣れなくなる。ほんとに。何なんだろうあの現象は。

初日でヌルリと釣れてから同じ場所に通うも無反応の日が2日ほど続く。

パターンが掴めていないので当然と言えば当然だけど、それに輪をかけてそもそもあまり反応が多い季節ではないので経験値が稼げないのがつらい。

とは言えそんな修行の数日の中でも理解できる事はあって

・湿原河川は意外とめっちゃ流れている
・スプーンなら20gくらい無いとボトムを感じにくい
・倒木が沈んでて嫌ってほど根がかる
・流芯はマジで釣れない
・朝早すぎると川が凍っていて釣りが出来ない
・足場高いからネット必須

この辺は恐らくそんなに外してない。

小さいけど綺麗なのよ魚が

しばらく苦戦してるとある日上流に珍しく先行者。
挨拶がてら少し話を聞くと「もう上がるから」と釣り場を譲ってくれた上に親切に釣り方を教えてくれた。温かい。人間が。

敦賀新港でサゴシ釣りのために場所取りして喧嘩してる釣り人の皆さんは是非北海道民を見習って頂きたい。

やはり岸寄りのボトムで定位している魚が多いようで、基本的には岸ギリギリを撃って沈めるのが有効らしい。
となると巻きで沈めるミノー系は不利、ってわけでスプーンに変えて言われたとおりやってたら……、本当に釣れた。人の言うことは聞くものだと思う。

パターンを掴んだ…か?


型が上がると顔周りが本当にカッコいい

そこからさらに会った人にポイントを聞いたりタックルバランスを聞いたりしつつ、いくつかアップデートを経ていよいよXデーが訪れる。

場所を変えてより上流側の開けたエリアをランガンしていると明確にヌル感のあるアタリ。

テイルウォークのアウトバックNC624Mがブチ曲がるファイトで上がってきたアメマスは今回の釣行で最大サイズ。およそ50cm前後。

雪の上で薄紫に輝く魚体が本当に美しい

こういう魚を釣りに来たんだよ~。
いい体格で鼻先が少しだけ曲がった美しいアメマス。
このくらいのサイズはまだまだ大型とは言えないと思うけど、それでもチャドーなんかとは違ったカッコよさ、綺麗さがある。

これが70cm、80cm、果ては1m近いイトウまで釣れる可能性があるって言うんだから、この湿原河川は魅力的な釣りフィールドだと思う。何もなくて寒いけど。

その後はあまりパッとした釣果もなく帰省釣行は幕を閉じました。

帰省釣行まとめ


120%その辺に居るシカ、家の前にも出る🦌

別に「めっちゃ釣れた!」というわけでも無い帰省だったけど、初めてのフィールドに数日通ってパターンらしきものを掴んで釣る、という”オカッパリの基本”的な経験が出来たのは新鮮だった。

結果的に良かった点、ダメダメで修正した点は以下の通り

Good
・竿とリール
Tailwalk NC624M良い。15000円でこれってマジか。
DAIWAのジリオンSV TWも普通に良い。

ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21 ジリオン SV TW 1000P/1000/1000H/1000XH 右/左ハンドル (2021モデル)

ジリオンTWHDといい、最近のダイワリールは本当に質感デザイン共に良い。

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※Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収益を得ています。

テイルウォーク(tailwalk) ロッド アウトバック NC624M

昔からTailwalkの竿は安くてしっかりしていて大好き。今回のNC624Mも使用感バッチリ。パックロッドが多いのも嬉しい。

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Not good
・ラインシステム
最初ナイロン14lbだったけど少し弱い。
根掛かり回収を意識して16lbに変更、正直20lbでも良いと思う。
本当はPE3号くらいにナイロン30lbくらいのリーダー付けて針を曲げて回収したいけど、厳冬期はPEが凍るので不可。

VARIVAS(バリバス) ナイロンライン スーパートラウトアドバンス ビックトラウト 150m

ここに商品説明

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・ルアー選び
最初はシュガーミノーやワンテン、Dコンを使っていたけど高価だしボトム叩きが少しやりにくい。そして根掛かる。
結果的に下記のフックと組み合わせた安いバイブレーションが一番使い勝手が良かった。
ぶっちゃけAmazonとかで売ってる安い中華バイブでも良いと思う……。

・フック選び
元々根掛かり回避を狙ってシングルフック化したDコンタクトやシュガーディープを使っていたけど、結局根掛かりするしラインが14lbとかそんなもんなので回収ができない。

お店に並んでる中でなるべく細軸のシングルフックに交換して”フック曲げて回収”が出来るようになった。針だけの消耗で済むので経済的だし、「プラスチックの塊を湿原に残してきた」という罪悪感が無いのが素晴らしい。


北国ではエキノコックスを媒介するケモノだけどツラだけは良い❤

厳しい季節とは言えどうにか魚は見れたし、より大型のアメマス、イトウの夢も感じられた。また帰省のたびに通うチャンスはあるのでパックロッドをスーツケースに詰めて規制する生活が続きそう。

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