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可能な限り安くアシストフックを自作する

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アシストフックは消耗品 皆さん、ルアー釣りのアシストフックは何を使われているでしょうか。 ショアジギングであれば最初からフロントフックとリアのトレブルフックが付属している事も多いですし、そのまま!という方も多いですよね。 そして根掛かりロストしてジグごと買い替えと…… 最近カヤックや釣り船からジギングをやるようになり、初めに驚いたのはこのアシストフックの話です。 実はオフショア用のメタルジグには大抵の場合フックが付属しないんですよね。そのくせジグは1つ1000円くらいするんです。酷い話です。 おまけに根掛かりすれば当然ジグと一緒にフックも消えてなくなります。おまけに歯の鋭い魚があたって来ればフックのアシストラインもボロボロになります。そして何度か使えば針先は甘くなり……フック自体が錆びて……。 そう、アシストフックはメタルジグ以上の消耗品だったのです……。 仕方が無いので最初は上の写真のようにメーカー品の高級フックをたくさん買っていたのですが、せっかくなので材料を揃えて自作してみることにしました。 そしてどうせなら、可能な限り安く作ってしまいましょう。 フックの原価の半分はフック代だ 「当たり前だろ何を言ってるんだお前」と言わずに聞いてください。実際に計算してみると、フック代は非常に大きなコストになってるんです。 ここではオーナーばりの製品で統一してコスト計算してみましょう。 実際に僕が購入したのはこちら。 ・フック カルティバ ジガーライト シワリ 2/0号 ・PEライン:PEアシストライン 105lb ・溶接リング:P-14 ソリッドリング 4 ※溶接リングはショアジギ用に買った過去のものを使ってます。フックとPEを新規購入。 これらを材料にアシストフックを作ると下記のような感じ。 セキ糸等は使用せず、外掛け結びで結束したところに瞬間接着剤を染み込ませるお手軽プロセスで作ってみました。 強度は十分じゃないですかね(根拠はないけど)。 PEライン:536円/5m = 16.08円/15cm フック:482円/9本 = 53.56円/本 溶接リング:331円/9個 = 36.78円/個 計 106円/本 上の写真の用にツインアシストにするならば溶接リング以外のコストが倍になるので176円/本となり...

日本海で初のナイトジギング

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勝手気ままにスロージギング ショアジギングを始めてから1年弱、思えばイカダ釣りでハマチを1匹釣っただけで、その他の釣果はガシラ(カサゴ)やマハタばかり……。 「ほんとに青物なんて釣れんの?!」という猜疑心に満ちた状態で最近はジグを投げているのですが、懲りずに今回スロージギングタックルを揃えて初のオフショアジギングに挑戦してきました。 お世話になったのはいつもの遊漁船。仕立て船なのでみなさんがエサ釣りやらイカ釣りやらやっている横で勝手にジギングをやります。 (事前に船長の許可は取りましょう。この日も最初は潮が早かったのですが途中から緩くなってきたので様子見つつ…という感じでやっていました) 現実は小説よりも奇なり。というか話の流れもへったくれもなく、ほぼ1投目で釣れてしまったのがこの日イチバンの釣果である60cmオーバーの真鯛。 そもそもジギング自体が初めてなのでアクションもアワセも何も分かっておりません。 とりあえず底を取ってからYouTubeで見た真似をしてしゃくり上げ…る間もなく、着底前にフォールで食ってきました。 最初は根掛かりだと思った。 あとはもうひたすら楽しくも苦しいファイトの時間。 割と締めていたはずのドラグがモリモリ出されます。今になって思えば真鯛特有の「三段引き」だったような気もするのですが当時は全く分からず。 ちなみに自慢のオシアコンクエストのエキサイティングドラグサウンド(ベイトリールだけどドラグ音が鳴って楽しい!という頭弱めの機能。しかし実際鳴ると非常に楽しい。)は船のエンジン音であんまり聞こえませんでした。こんなはずでは……。 船がイカ狙いで深場につけていたためヒットしたのは水深80mくらいのところ。上がってくる頃には腕パンパンでした。フッキングはリア2本がしっかり。 ちなみにヒットルアーはシマノのスティンガーバタフライ センターサーディン 130mm の160g。色は緑金のゼブラグロー。 ジグとしてはスロージギング……って感じでは無いかも知れませんがとりあえず釣れたのでOK。 魚が浮いたら船長がタモ入れして速攻で締めてくれました。ありがとうございます。 話を聞くとこのサイズは普段イカの泳がせ釣りとかで釣っているそうな。まぁエサ釣りの船でジグ落とす不届き者はそう居ないのでしょう。 何にせよオフシ...

ド定番タックルボックス バケットマウス BM-5000を買った

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タックルが揃ってきた頃に欲しくなる タックルボックス、その名の通りタックル(釣り道具)を入れて持ち運ぶ箱です。 釣りを初めてしばらくすれば自ずから増えてしまう釣り道具。 大手各社から出ているタックルボックスはもちろん、工具箱を流用する人が居たり、100円均一の小物入れを利用したり、人それぞれのやり方で整理されているかと思います。 そんなタックルボックス業界の中でも「定番」と言われるのが今回紹介するメイホウのバケットマウスですね。 メイホウさんと言えば釣り人なら(多分)知ってか知らずか必ず手にするプラスチック製の小物入れを作っているメーカーです。 かく言う僕もルアーケースにフックケース、接続金具諸々入れるケース…およそ箱と名のつく釣り道具はほぼ全てメイホウさんで揃えてしまいました。(例外はクーラーボックスくらい) とにかく豊富なラインナップと1個100~300円程度の価格設定は魅力的ですわ。釣具屋に行くたびに増えてしまう。 こちらがそのメイホウから出ているタックルボックスのバケットマウス。 釣具屋さんで色々と見比べた上で、3種類あるサイズの中で最も小さいBM-5000を選んでみました。 結論から言うと、 「もっと早く買っておけば良かった」 そう思わせてくる使い心地です。 定番には定番たる理由がある 実はこのバケットマウス、中の作りは思ったよりも簡素。 仕切りが1つと上部に載せておくトレイが付属しています。それだけ。 しかしその真価は同社が出しているタックルケースシリーズと組み合わせて初めて分かるものなんですよね。 手持ちのケースを適当に入れてみてもこの落ち着き様です。 規格というのは揃っている事に意味があって、そういう意味でこのメイホウ規格は最高です。メイホウ製品を買っている限りは幸せが続きます。 このくらい中のケースがきっちりと収まるとスペースも無駄なく使えますし、移動中にタックルがガチャガチャ騒いだり、互いにぶつかって傷んだりすることもないので非常に利便性が高いですね。 そしてオプション沼へ ここで終わらないのがバケットマウスの恐ろしいところ。 ケース同様にやたらと豊富なオプションが釣り人を惑わせます。僕が追加したオプションは以下のようなもの。 ■その1…ロッドホルダー BM-280 最近調子に乗って少し...

キャンプ用コットで生活を始めた~Coleman トレイルヘッドコット~

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最小限の初期費用でベッドを手に入れる 皆さん普段寝るときは寝具を使うでしょうか。布団派、ベッド派、すのこベッド、色々あるかと思います。 僕は学生の頃から布団派で(と言うよりベッドが買えず)、まぁ俗に言う万年床を7年ほど続けてついに布団の裏側がダルメシアンみたいな模様になってきたのですが、いい加減布団というデッドスペースに辟易してベッドデビューを模索することにしました。(ベッドなら下にものを詰め込んだりできていいですよね) しかし残念ながらベッドというのは布団に比べてそこそこお値段がしてしまいます。 安いものでも1万円弱程度、しかもこれはマットレスなしの値段。諸々入れれば数万円。ミドルクラスのスピニングリールが買える値段です。 (賢明な皆さんなら快適なベッドとミドルクラスのスピニングリールのどちらが価値あるかは分かるはず) そこで今回はキャンプ用のコット(=折りたたみベッド)で人間が日常生活を送ることができるのかどうかを確かめるべく、Colemanの超安いコットを買って1ヶ月ほど生活してみました。 コットというものをご存じない方は戦争映画で死にかけの兵隊が寝かされているベンチとベッドを足して割った様なものを思い浮かべてください。アレです。 いきなり異常な写真で申し訳ありませんが、ここ1ヶ月の僕の寝床です。 コットと一口に言っても色々な種類がありますが、大別すると軽量コンパクトで背の低いローコット、しっかりしたフレームで背が高く、比較的ゆったりとしたハイコットに分けられます。(もちろんコンパクトになるハイコットやゆったりしたローコットもある) 今回購入したのは泣く子も黙るColemanのハイコット、「トレイルヘッドコット」です。 価格はタイミングによりけりですがおよそ5000円程度。コット相場としては底値です。 この点は今回求めるスペックをバッチリクリア。 価格はかなり控えめですが、一方で作り自体は比較的しっかりしており、スチール製の頑丈なフレームに厚手の化繊生地が張ってあります。 肝心の寝心地は驚くほどに良く、布地が適度に伸びることで程よい柔らかさと沈み込みを実現しています。ちょっと気になるのはこの布地の(伸びに対する)耐久性か……。 相対評価として普通の布団で寝ていたときの体力回復量を10とすると、コットで寝たときの回復...

京丹後でカヤックに入魂

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初夏の海でカヤックフィッシング 梅雨らしい梅雨も無いままいつの間にかメチャ暑くなってきた最近、日頃の残業の鬱憤を晴らすべくお馴染みの京丹後の地磯まで行ってきました。 ただ今回は陸っぱりではなく、カヤックを使ったカヤックフィッシング&カヤック地磯エントリーです。 以前ご紹介したように、この地磯は歩いて10分ちょっと程度、山道を登って降りるので夏の暑い時期は正直シンドイ。 そこでカヤックに荷物を積み込んで近くの漁港脇の浜辺から出船。海側から地磯に上陸してみました。 (参考: 京丹後で初の地磯デビュー ) 風も穏やかで凪だった事もあって10分ほどで地磯に到着。時間こそ徒歩と変わりませんが圧倒的に楽ちんです。流石海運。 徒歩でエントリーする会社の友人を待つ間に陸っぱり用のショアジギロッドで軽くジグを投げて待つことに。 様子見がてら適当にジグを投げるつもりが、なんと一投目からヒット。 アタリは明確だったものの、あまり抵抗もなくゴリゴリと巻いて上がってきたのは30cm少々のアコウ。(キジハタ) 陸っぱりなら結構な良型ですが、青物を釣りたくて揃えたタックル(コルトスナイパーS1006HにPE2号)だったので全くファイト感は無く……。 しかし食べて美味しい魚なのは間違いないのでちゃっちゃとストリンガーに繋いでキープ。幸先の良いスタートです。 そして早速酔う この日は波こそなかったものの、沖からのうねりが若干ありカヤックはゆっくりと上下にゆらゆら……。 当日午前1時から運転していたので速攻で気持ち悪くなってきました。(アネロンを飲み忘れる痛恨のミスも重なる) しかしここでカヤックの自由さを存分に発揮。ちょっと磯に戻ってちゃちゃっと上陸。少し横になって寝ているとすぐに回復してきました。 仕立ての船釣りだと当然「ちょっと酔ったから港に戻ってくれ」なんて言えるはずもなく、ただただ揺れる船の上で耐えるしかありませんが、カヤックは良くも悪くも個人戦。好きなタイミングで出たり戻ったりできる自由さは大きな魅力です。 休んで調子も良くなったので再度出船。 数百mほど沖に出て新しく導入したライトジギングタックルでタイラバを試してみることに。 着底してすぐに鋭いアタリ、結構な竿のしなりと小刻みな引きで上がってきたのは40cmを超える良型のホウボウ...

feel free MOKEN 10 Angler を買ってみた

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カヤックこぎこぎ琵琶湖へ繰り出す 近年大流行りのカヤックフィッシング。 僕も定時退社日に延々YouTube見つつ欲しい欲しいと思っておりました。 そんな折、なんと会社がボーナスをくれると言うではありませんか。これ幸いと早速クルマを走らせ「琵琶湖カヌーセンター」に行ってまいりました。 カヤックだけに、これぞまさしく渡りに船というやつです。 買ってしまった。 お店で「釣りに使いたい」という旨を伝えてオススメしてもらったのがこちら。 Feel Free社のMOKEN 10 Anglerです。名前からして釣り向きという感じ。 ちなみに船体の幅が広くて安定性が極めて高いのが特徴だそうな。ただその分ツーリングカヤック等に比べてスピードは出ないとか。 (おばあちゃん曰く「カヌーツアーに参加しても追いつけない」とのこと) とりあえず居ても立っても居られずに琵琶湖に向かい適当な砂浜から漕ぎ出してみました。 今までフェリーや釣り船には乗ったことがありますが、これはまた違った乗り物ですね。 自分の力で水の上を進むというのが初めての経験なので非常におっかなびっくりですが、それでも楽しい。 ちなみにパドルはアクアマリンのムスタングとかいうやつ。CFRPとGFRPで値段が1万円違ったので迷わず安い方買いました。 正直持った感じ重さの違いがよく分からなかった……。 シャフトはベントというくねくね曲がったやつ。長時間漕ぐ時など手首が楽だそうな。 カヤックのおまけで安いストレートのパドルも貰ったので両方試して違いを見てみようと思います。 正直6割くらいはこの綺麗な赤色で選んだ。 モンベルのパドルも少し使ってみましたが、ブレード?の部分が広くてよく進むのでこれはこれで楽しかった。 ただ慣れないうちにガンガン漕ぐと身体がバキバキになってしまいそうです。 最初は怖がりつつも、慣れてくると100m200m平気で岸から漕ぎ出していて驚きました。 楽しい乗り物ですけど、ちゃんと勉強して安全に遊べるようにだけはしないとダメですね。 幸いにも琵琶湖はマリンスポーツのメッカのような場所なので、スクールの類も色々とあるみたいです。まずはその辺から慣れていきましょう。 しかしただでさえ楽しいこの乗り物。釣り用の装備やらなにやらを追加する場所やアイディアは...

愛車ジムニーに謎の中華キャリアをボルトオン

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必要なのは強度と見た目 ジムニーを買ったときから付けたいと思っていたルーフキャリアを、ついに、取り付けました。 おとなしく純正品か何かにしておけば良いものを、ヤフオク等々で出回っている謎の中華製アルミキャリアを購入。 純正ルーフレールにキャリアを載せてしまうとどうしても高さが出てしまうので、今回は直接ボディに取り付けるタイプを選んでみました。 ただでさえ高い重心を少しでも抑えつつ、荷物も載せやすく、そしてカッコいいからです! (と言うか、そもそも僕のジムニーは最低グレードのJB23W XGなのでルーフレールは付いていません……。) 実は名のあるメーカーから出ているキャリアはほとんどルーフレールを介して車体に取り付けるタイプなんです。何故かは後々お話しましょう。それでは取り付けの手順をざっくりとご紹介。 必要なのは工具と腕力 まずはリアシートのシートベルトを取り外します。 おや、すでに何だか話がおかしくなってきましたね。ルーフキャリアを付けるだけなんですが、なぜシートベルトを外すのでしょうか……。 続いてリアピラーの内張りをバリバリと剥がします。パワーさえあれば外れます。 忘れていましたがリアの天井に付いているグリップも取り外します。プラスドライバーの#3で簡単に外れますよ。 ついでに天井に付いている内張り固定のプラビス的なものを引っこ抜いておきましょう。専用の工具があると便利です。 そうすると天井部分の内張りがバゴっと外れます。 同様にシートベルトの取り外しとグリップの取り外し、ピラーの引っ剥がしをフロント側でも行うといよいよ天井の内張りがすっかり消え去ります。 さてどんどん話が分からなくなっていきますが、ここからやっとキャリアの取付作業に入りますよ! 必要なのはトルクと度胸 事前にキャリアを乗っけておよその位置決めをしておきましょう。 見た感じすごくカッコいいです。恐ろしく太いアルミパイプを溶接して作っただけのキャリアなので全体が歪んでいます。 ボディの曲線に合わずに足が浮いてしまっている部分は適当に目をつぶりましょう。 取り付け位置が決まったらセンターポンチでプチっと位置決めのマーキングを行います。続いていよいよキャリア取り付けの見せ場です。 ドリルで天井に6.3mmの穴をブチ開けます。 足1つにつ...