東南アジアの生活と魚釣りをひたすらご紹介

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2020/05/31

ヘラブナ釣り用金属万力購入+竿掛け自作

ナチュラル素材は捨ててしまえ


ヘラブナ釣り。それは和の趣漂う雅な遊び……。
ではないです。少なくとも個人的には。

これはこれで味わいあって良い

今まで木&竹製の万力と竿掛けを借りてやっていましたが、

・扱いに気を使う
・剛性が低い
・セッティングが面倒

という散々な使い勝手でした。借りておいて文句言うなよって感じですが。

特に許せないのは剛性の低さからくるセッティングの面倒さ。
荷重かけると少しお辞儀するから高さ調整が面倒だし、ちょっと風吹いたりすると角度変わるし。
こんなの釣り堀のおじいちゃんしか使わんわ!と思ってましたが、へらぶな釣りやっている人の95%くらいは釣り堀のおじいちゃんなので問題なさそうですね。

ぼくは魚さえ釣れればそれでいいので、見た目は気にせずこの竿受けを置き換えましょう。

金属削り出し=正義


この世には色んなルールがあって、金属の削り出しはカッコいい、というのもその一つ。

味わいは無い。全く、無い。

ほらカッコいいでしょ。
この和の趣が1ミリも無い感じ。たまりませんね。
見れば見るほどダイワの銀閣シリーズのパクリですが、細かいこと気にしたらおしまいですよ。

しかもこれはダイワの銀閣をパクった泡づけ本舗のOEM先の中国メーカーから仕入れてる謎ブランド品。(たぶん)
ヤフオクで1万円で売ってました。本家銀閣が13000円弱、泡づけが9000円くらいなので、値段的には微妙。



本家、よく見るとCクランプみたいなやつに無理やり本体をくっつけていてあんまりイケてないですね。

段取り超簡単


角木も使える

何が良いって、これこれ、これですよ。
銀閣の横木差す金具に直接入るんですよね。これが。
段取り一発。いちいち緩めたり締めたりする必要なし。ずれないし、剛性が高い。

全部ボルト固定で最高

左右と上下の角度調整もボルトで一撃。
一度位置決めすればずれません。最高……。

今まで竿掛け関係で感じていたストレスが全部消えました。
やっぱり時代は火と鉄ですね。ナチュラル素材には退場してもらいましょう。

軽くて丈夫な棒


さて、この風情ゼロの万力に竹製の(あるいは竹調の)竿掛けなんてセットしたら終わりですよ。デザインの統一性が。

そもそも竿掛けなんて極論すればただの棒。何でも良いんです。
別にヘラブナが竿掛け見て食ってきてるわけじゃないですからね。

僕はとにかく手軽で使い勝手がいい事を再重視。
要求仕様は

・細い(風に強い)
・軽い
・丈夫
・曲がらない
・安い

この条件、どっかで見たことないですかね。そう、釣り竿ですわ。

15尺をかけてもほぼしならない

というわけで、部屋に転がっていたダイワの磯竿をバラバラにして作りました。
見た目は完全にただの黒い棒ですが、超軽量高剛性というCFRPの特徴を遺憾なく発揮したダイワ渾身の棒です。

今回はたまたま家にあった磯竿(5号)を使いましたが、大きな釣具店だとカーボンブランクがそのまま売っているのでオススメです。ガイドを外す手間も掛かりませんし、テーパーも選べますからね。
竿掛けは基本的にテーパーである必要性が全く無いので、都合のいい元径で強そうなブランクを探せばいいと思います。

ブレている

先端に至ってはなんと結束バンド。
これは流石にダメでしょう……人として……。近いうちに改善予定。

しかし腹立たしいことに、普通に使えてしまうんですよね。これ。
抜け落ちる心配も無いし、万が一抜けてもタダみたいなもんだし、実は最強かもしれません。

鮎業界と対照的に、趣きが重視されるヘラブナ業界。
合理化一辺倒の道具で釣果を伸ばしていきましょう。


まぁこの土日全く釣れてませんけどね。
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