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快適ホームレス生活にポータブル電源を

 夏はホームレス

ここ何年か夏は川、冬は海の生活を続けています。

「いい大人が何言ってんの?」と思われる方もおられるでしょうが、世の中そういう人も居るんです。
アユ釣りする人には特にそういう社会生活不適合者が多いですわ。

そんな人ほど面白いんだけれどね。

青い空、白い雲、黄色い鮎が夏の景色よ

夏のアユ釣りはとにかくキャンプ、車中泊で何日も続けざまに釣ることが多いです。
長良川や九頭竜川など有名河川ともなればキャンピングカー、下手すりゃマイクロバスみたいな超豪華仕様の車で来ている人もザラ。

その手の人はシーズン中ずーっと現地で車中泊していたりしますね。

こちとらそんなスーパーリッチ年金生活者の真似は出来ませんので、今回は夏のホームレス生活を少しでも快適にすべく普及期に入ったポータブル電源ってやつを導入してみました。

Jackery 240

最近は完全にポタ電戦国時代。
嫌ってほど種類が出てるのでとりあえずド無難な定番モデルや。


やれ出力端子はいくつだの容量はナンボだの電気毛布が何時間使えますだのはどうでもよろしい。
そういうのは他所様が散々解説してますんでそちらに譲ります。

選定にあたって重視したのは下記。

・用途はスマホ、カメラ、PCの充電がメイン
・最大出力は大していらない
・容量単価重視、金はかけない

ざっと見た感じ、ポータブル電源は容量が上がるほど容量単価が悪化する傾向にあるようです。
一般に容量が上がるほど最大出力も大きくなって制御系にカネがかかるからなのか、それとも単純に高価格帯になり数が出ないのか。

いずれにせよあまり大容量のモデルは費用対効果が高いとは言いにくいですね。

「車の中でホットプレート使って焼肉出来ます!」
「ケトルでお湯沸かしながらIHで鍋作れます!」
とか言ってるレビューをよく見ますけど、

それ外でやる必要ある?

と思うので今回大容量モデルは選択肢から外しました。

んで、ポタ電界隈では老舗のJackreyさんの最小モデル240をチョイス。


基本的にただの熱源として使うなら化石燃料や炭の方が圧倒的に単価が安いので、その手の熱源を平気で使える環境の人なら大容量の蓄電池は不要かと思いますね。

僕の場合はガソリンバーナー+七輪で熱源はほぼカバー出来ているので、先に挙げたような充電用途にだけ使えればOKです。

扇風機ええっすやん

基本的な用途は充電。
最近の充電環境はほとんどUSBに統一されているので助かります。
僕の場合はスマホ、防水カメラ、タブレット、ヘッドフォンあたりがUSB充電。
AC100Vの出力もあるのでアユ釣り用エアポンプのバッテリー充電やポータブル投光器の充電もOK。


充電はもとより、今回は夏の車中泊で使う快適装備である扇風機の電源としても使ってみました。
USB扇風機なので通常の家庭向け扇風機ほどの風量はないものの、テントの中で顔周辺に風をあてる程度なら十分な風量ですわ。


地味に便利なのがポタ電のキャリングハンドル。
扇風機をグリップさせてスタンド代わりに使えるのは予想外でした。まぁこれは流石にメーカーも予想してなかったやろ。

なおポタ電の表示では消費電力が6W程度。
240Whのモデルなので40時間くらい使えるんですかね?
2泊3日程度ならスマホその他の充電を入れても十分でした。

冬は電気毛布か

この調子だと冬のジギングシーズンには電気毛布を使った快適車中泊ができそうです。
電気毛布とダウンシュラフを合わせると最高やねん。
流石に扇風機ほど低消費電力ではないと思いますけど、また追い追いレビューします。


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