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今さらタイのオニテナガエビ釣り堀を紹介する

よくネットで紹介されてるタイの釣りと言えばバラマンディの釣り堀、メコンオオナマズの釣り堀、そしてオニテナガエビの釣り堀。 タックルも全部レンタル出来るし、何なら釣れなくてもエビ買ってビール飲めたりするんでタイの釣り堀シリーズの中では一番お手軽。 散々カスープだのチャドーだのと紹介してきて今さら感がMAXですが、実はそこそこ真面目にやってるんで紹介させてください。 仕組み 基本的に何もかもレンタル可能。 竿・仕掛け・エサ(鶏のハツ)など全部支給されるので手ぶらでOK。 もちろんマイタックル持参でより楽しめる。 料金はほとんどの場合時間制で、1時間100バーツ弱が2025年時点での相場。 なおレンタルタックルは基本的に無料。 飲み物や料理を頼むことも出来て料金はまとめて後払い。 店によってはポイントカードがあって何回か行くと1時間無料になったりもするので、住んでる人は同じお店に通ってみても良いかも。 基本的な流れとしては ①入店して釣座を選ぶ(予約出来る場合もある) ②エビを入れるカゴ、手拭き、ハサミ、エサをもらう ③エサを小さく切って準備 ④仕掛けを組み立てて釣りスタート ⑤釣り終わったらカウンターでお会計 と言う感じ。そんなに難しいポイントはない。 いちばん大事なこと お店の開店直後に行け! 以上です。 いろんなブログとかYoutubeで竿だの針だのフレーバーだのと紹介されていますけど、いちばん大事なのはこれ。 エビ釣り堀って他の魚の釣り堀と違ってそこそこ釣れる上に基本的に全部キャッチ(持って帰る)だし、そもそもの池が狭くてエビの数もそんなに入ってない。 そして店によっては前日の釣り残しが池にそのまま入ってるんで、結局一番フレッシュなエビがたくさん入ってるのが開店直後なんすね。 身も蓋もない話ですが、釣りは釣れる場所・釣れる時間にやるのが何より大事なんでしゃーないです。頑張って開店直後に突撃してください。 楽しいのは仕掛け と、身も蓋もない話でしたが当然時間以外にもこだわれるポイントはたくさんある。 日本でアユ釣りしてた身としては一番楽しいのが仕掛け。 竿 数百バーツから数千バーツまで様々。長さはチェンマイなら1.5mが基準(池が浅い場合が多いので)、バンコクは1.8mくらいかな? 基本的には胴調子のダルダルの竿を使うことが多いけど、たまたま釣具屋で見つけたこのTa...
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タイの山奥にブルーマシールを求めて~2日目~

 二日酔いからのスタート タイの山奥にブルーマシールを求めて~釣行初日~ ↑初日 間違いなく前日の”タイショーチュー”が効いている体調からのスタート。 とりあえずパラセタモン(よく分からないタイの二日酔いの薬)をもらって飲む……。 それからみんなでのんびりママー(カップ麺)を食べてあま~いコーヒー飲んで釣り開始が9時くらいになるのがタイスタイル。こんなもんです。 朝はトップで 前日に反応が良かった場所から推測して良さそうな場所にフローティングペンシルを通していく。感覚的に、朝イチのサラ場ならトップでも出るはず。 恐らく流れてくる餌を捕食しているという予想のもと、アクションは控えめ。 何度かバイトは出たものの乗らず、結局は前日に最大サイズを釣った好ポイントの1投目で取り合うようなバイト! スティーズペンシルをほとんど丸呑みにして上がったのは30cmちょっとの綺麗な個体。 やっぱりトップでも釣れるんだ。単に釣るだけではなくてトップウォーターにまで出てくれるのはゲームフィッシュとして本当に嬉しい。 こんな綺麗な魚がトップやミノー、スプーンなどバリエーションに富んだルアーにバイトしてくるんだから、アクセスの悪さや気軽さを抜きにすればこんなに良いターゲットはタイには少ないかも。 逆に言えば気合を入れたゲームフィッシングの文化が日本ほど無いタイでは山岳渓流エリアは釣り荒れしにくいだろうし、この環境がしばらくは保つかも知れない。 その後はスピナーで小型を追加して終了 釣り抜きにしてもメチャクチャ楽しいキャンプ旅になるので、年に1回くらいの定期釣行にしたい。 そしていつかは1m近い5kgオーバーの超大型個体を狙いたい。 チャドーや大型魚の釣り堀と比べると手軽さ・派手さ共に見劣りするかも知れませんが、こういう釣りこそ住んでいないと、地元との繋がりがないと出来ない釣りかも。 皆さんも機会があれば是非東南アジアの渓流で美しいブルーマシールと戦ってみるのも良いかも知れないと思います。

タイの山奥にブルーマシールを求めて~釣行初日~

ブルーマシール Blue masheer 現地の発音だと”ブルーマルシア”と呼ばれる、怪魚としての知名度はお世辞にも高いとは言えないこの魚を今回は狙ってきました。 いつも仲良くしてもらっているタイの釣り仲間と一緒に片道6時間の道のり。 ゴールデンマシールと違って日本語の情報がとても少ないこの魚ですが、結論から言うと最高に楽しい釣り旅になりました。 4時発! フォーチュナーに1泊2日分のキャンプ道具と食料を満載して朝4時に出発。 今回はその道程を意に介さないおバカ系アングラー系8名(ぼく以外は全員が現地の人)での釣行。 4時間ほど走ったところで朝食がてらに沢歩き用の靴を購入。 使い捨てにするつもりの靴下と合わせて160バーツ、700円くらい。 みんなで朝ご飯。ラープやサイゥア、なんか焼いた干し肉などともち米。 こういうのが一番うまい。 そこからさらに1時間ほど走ってミャンマー国境の山奥に到着。 普段のタイ生活では絶対に見られないクリア水色の川でテンションを上げていると、急にクルマを止める。 休憩でもするの? この何気ない綺麗な川 これ川のカーブのほれ込みに寄ると…… 居るじゃん。幻のブルーマシールが。 水深のある緩みに冗談みたいなサイズ・数の魚が溜まってる。 どれくらい?下手したら1m近い個体も居るんじゃないだろうか? 「みやさん、タックルはULでOK」と聞いてたけど、そんなわけ無いでしょ。シーバスタックル要るよ! 本当はこの場にルアーを放り込みたいところですが、ここは釣りダメらしいのでもっと上流に遡ります。 タイにもあるんです渓流が やっとの思いで(途中で村の顔役の人への挨拶など、タイらしい色々を済ませつつ)現場に到着。渓流だ…。 もう長いこと見ていないクリアウォーターに感動しつつ、支度をして川に入ります。 下流でしばらく見ている限り、やる気のあるやつは瀬の中に入っていて大型はトロに溜まるような雰囲気。 この辺は日本の渓流釣りと似ているかも知れません。 とりあえず入った場所から釣り登って適当な場所を撃ちつつ反応を見ます。 水面変化の無いストレートなトロ場は予定通り無反応。 最初は渓流トラウトの様にシンキングミノー(現地の人はリュウキ推奨、タイは謎にDUOが強い)を使うと聞いていたけど、どうも見ているとスピナーの方が魚の距離の詰め方が良い。 そして倒木と川のカーブによ...

キャスティングでGTを釣る @アンダマン

 三大ビッグゲーム ヒラマサ、クロマグロ、そしてGT 誰が言い出したかこの辺が釣りの三大ビッグゲームらしいです。特にキャスティングね。 クロマグロはともかく、実はおバカなお友達に恵まれてヒラマサは本場長崎で1本釣ったことがあります。(主に片道11時間のドライブが)めっちゃしんどかったけど超楽しかった。この話はまたそのうち。 今回もまたラッキーな縁でアンダマン海のGTキャスティングに行くことが出来たので紹介します。 空路でプーケット空港へ 今回は弾丸週末ツアーってことで、仕事終わってから空港に移動して国内線でプーケット空港へ向かいました。 LCCは安定の遅延をかましてくるので適当にガパオライスのお弁当とスナックでビール飲みながら待機。とりあえず常識的な遅延時間で助かった。 プーケット空港で今回一緒に釣行する日本人と落ち合ってバンでホテルへ。 途中でビールやスナック買って空港から1時間くらいで到着。 タックル準備 いつも通り今回もマルチピース。 もう手持ちの竿の99%くらいマルチピースになりました。 ソルティガエアポータブル C80-8 ソルティガ18000H PE8号、リーダー150lb 天龍スパイクトラベル SK803S-MH ツインパワーSW14000XG PE6号、リーダー150lb グラップラー typeJ S60-5/3 ツインパワーSW10000PG PE4号、リーダー90lb これだけのタックルが平気でスーツケースに入るので2020年代の科学は最高! ルアーは180mm~200mmくらいのポッパーやペンシルを持ってきました。 初めての釣り、初めての場所、初めての船って事でもう適当。しかし日本の釣友にもらったポッパーやペンシルなど、素人のくせに割とハイブランドが揃っています。ありがてぇ。 ホテルから港まではガイドさんのピックアップトラックで行けるみたいなんで、寝る前にタックル組み上げ。落ち着いた部屋で組めるのは良いよね。 しかし改めて組んでみるとソルティガ18000Hは重たい。ヤバい。 長崎ヒラマサ遠征の帰り道で勢いで買った18000番、初めて糸巻いて組み上げましたけど投げれる気がしない。これで500投とかするの? 雰囲気的にはツインパワー14000番とスパイクトラベルの組み合わせが良さげ。実際に投げてみて様子見ましょう。 とりあえずタックルの準備...

チャドーの”稚魚ボール撃ち”ってやつ

ボール撃ち=釣れるという夢を捨てよう チャドー 釣り でググると50%くらいがバンコク周辺の釣り堀、10%がスキッピングやブラインドキャスト、で残りが「稚魚ボール撃ちでサクッとママチャドー釣ろうぜ!」みたいな話が出てくると思います。 ただ、声を大にして言わせていただきたい。 「ボール撃ちは言うほどチョロくない」 と。 ここ2週間、4日間ほどみっちりと気の毒なチャドーの稚魚をしばき倒した結論としていくつか勉強になったことがあるのでメモしておきます。 ボール撃ちにこだわるのは効率が悪い 1つ目、これ盲点。 「あ!ボールあるやん!婚姻色のママチャドーが釣れるってYoutubeで見たやつやん!」となるのは仕方ないと思います。ぼくもなりました。 でもその幻想は捨てましょう。特に、遠征で限られた日数の中で釣りをする人は。 確かに釣れりゃキレイなんだけどさぁ…… 食わない稚魚ボールって本当に食わないんですよ。 ルアー変えてもダメ、カラー変えてもダメ、キャストタイミングや着水位置、巻きスピードを変えてもダメ。 釣りあるある、ダメなときは何やってもダメ。 しかも悲しいことに稚魚ボール撃ちは非常に手返しの悪い釣り。 長いときは2~3分、短くても1分くらいは稚魚が浮いてくるのを待つ必要があります。 とは言えこの美しさ、チャレンジする価値はある 魚釣りは良くも悪くも期待値✕試行回数の遊びですから、どっちも低いときのアウトプットは絶望的……。 最終的には浮上を見逃して稚魚ボールはどこかへ消える。 これが定番の時間溶かしパターンです。 食う時は食う 2つ目、これは1つ目の裏返し。 活性なのか、親子愛なのか、やる気があるやつは本当にあっさりと食ってきます。 釣れる時はほんとあっさり 今の時点での肌感覚的に、活性が高いボールの良い場所(稚魚ボールの奥3~5m地点、これは使うルアーにもよりますが)にキャストできると2~3投以内に軽いバイトや違和感があります。 逆に言えば5回くらい良い場所入れて反応がないボールに時間使うのはかなり分の悪いバクチです。 いかに短時間でボール(親)の活性を見極めて見切るか粘るかを決める。 鮎のトーナメントみたいな話ですが、結局はこの見切りのうまさが平均的な釣果にメッチャ影響します。 とりあえずリットー投げよう 3つ目はルアーチョイス。 以前稚魚ボール撃ちで使うルアーをいく...