初の本格深海ジギング…のはずでした
今季から始めた中深海ジギング、ご多分に漏れず入りはアカムツ狙いから。
たまたま何度か良い日に当たってしまったものだから良い気になって本格的な深海ジギングに挑戦してきましたよ。
お世話になったのは前回乗ってとても雰囲気良かったトロ丸さん。
しかし最初に甘い汁吸わせてあとから渋くするというのは典型的なギャンブルのやり口ですね。
ギャンブルは確率で何割かは返ってくるので非常に良心的だと思います。
気合い入れて高級ジグでスタート
ターゲットはアコウダイ、別名メヌケ。
狙う水深は一般的に600m以上ということもあり、正常な判断能力がある人はあまり狙わないターゲット。
弁当箱みたいなサイズの電動リールでエサ釣りする人はまだマシな部類で、可哀想に感覚がおかしくなってしまった人は手巻きのジギングで狙ったりします。
今回は浅場のポイントを攻めるということで、タックルは下記の様な感じで準備。
タックル(アコウダイ用)
ロッド:シマノ オシアジガーインフィニティ B635
リール:シマノ オシアジガー 2001NRHG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.5号 1100m
リーダー:よつあみ ガリスFCアブソーバー 8号
ラインは船長のすすめでPEの1.5号をチョイス。
外道でバラムツがかかることがあるらしく、アカムツ用の1.2号では不安とか。(アコウダイ自体は1.2号でも上がるらしい)
「僕はジガー2000番に巻けるだけ巻いて使ってますよ」とのことでそうしました。テンションかけてパンパンに巻いて1100m。
朝イチはディープライナーの高級ジグ530g(実測値)をチョイス。
ヤフオクで買ったやつで、中古品のくせに4000円弱もしました。舐めとんのか。
フックは自作で、深場ということもあって根本にスイベルを付けてます。これまた高い。
ポイントついて船が安定したら船長の合図で一斉にジグを落とします。これもまた深場らしくて良いです。
しかし数分後には乗船者全員がこの日の厳しさを知ることになります。
数分で着底、糸ふけを取って再度底取りしようとすると妙に糸が出ます。
とりあえずスローなワンピッチで誘って、再度底取り。また糸が出る。かけ下がってる?
気づけば水深+100mくらいの糸が出されていますが、ラインは比較的まっすぐ落ちている様子。
そう、潮が速いんです。2枚か3枚か知りませんが、とにかく速い。500gの鉛の塊を落としてるのにしばらくすると着底感が全くわからなくなります。
どうやら周りも全員同じ様子らしく、ちょっと安心。初心者の僕以外は超感覚で底取れてるのかと思った。
2回めの流しでも底は取りにくく、「着底……した?糸の色からすると着いてるはずだけど……」くらいのノリで糸ふけを取っていると竿先に明確なアタリ!
と思った次の瞬間に重みが抜けました。針ハズレかと思って少しシャクってみると、引っ張るときは抵抗あるけどラインテンション抜いてもジグが落ちない。そうです。アレです。ラインブレイクです。
深海だとラインの引き抵抗だけで相当なものなのでから回収でも竿はかなり曲がります。そのせいで巻き始めは「ジグはまだあるかも…」と思っていますよね。まぁ無いんですけど。
船長曰く、外道のバラムツがジグ咥えて反転した時に尾で切れたんだろうとのこと。
リーダーを1ヒロくらいしか取っていなかったので、これは完全に準備不足です。アカムツのノリではダメですね。
迷子になるジグと続く沈黙
3投目までにリーダーを長めに組み直して準備。
若干重たい680g(これも実測)を投入。これまた高級品。と言うかこのウェイトで安いジグはこの世に無い。
しかし残念ながら次も海底とはろくに出会えず。ジグが浮いているのか、海底を擦っているのか、なーんにも分かりません。
最終的には600gまで試しましたが結局底取り出来ず、おまけに上層でビンチョウマグロが食ってきて船中お祭り。
残念ながら同船者2人はメインラインの半分くらいを失った上に先糸をすべて手で回収することに……。
これも中深海あるあるですけど、死ぬほどつらいです。下手すると指とか糸で切れます。グローブは必須。
ちなみに僕はたまたまラインブレイクした人のラインを拾って一人で200mくらい拾い上げした挙げ句、ジグだけ喜んで回収されたことがあります……。あれは相当な徳を積めたと思います。
300mのシャローエリアへ移動するが
もう深場でのジギングは不可能という船長判断(英断)で300mくらいのシャローエリアへ移動。
タックル(ムツ用)
ロッド:テンリュウ ホライゾンSL MH
リール:シマノ オシアコンクエスト 301HG
ライン:SUNLINE ジガーULT1.2号 400m
リーダー:クレハ シーガーエース5号
一番需要あるであろう1.2号だけ他の号数より実売でちょっと高いのいやらしいですね。
これまた高級品。しかもこいつは新品定価で買ったのでクソ高かったぞ。
水深が浅くなったので状況はマシかと思いきや、水深300mなのに400m糸出してやっと着底する始末。
船長が「底付近をふわふわさせるイメージ」と教えてくれますが、どこをふわふわしてるのかさっぱり分かりません。
これは完全にヤバいパターン。すでに昼前なのに、船中で上がったのは謎の深海イカ、ドンコ、トウジン、大変な被害を出したビンチョウマグロの4尾のみ。
この状況には流石の船長も「もうダメ、トンボ(ビンチョウマグロ)やりましょ」とのコメント。実は無線でビンチョウが釣れているという話は入ってたんですよね。
狙え一発逆転
前日の電話でトンジギ(トンボジギング=ビンチョウジギング)になる可能性あり、と聞いていたので一応道具は持ってきました。
タックル
ロッド:テイルウォーク SSD S66/160
リール:テイルウォーク クロシオ43HGX
ライン:PE 3.5号
リーダー:よつあみ ガリス キャストマンアブソーバー 20号
ジグはブンブンで980円にて叩き売られていたシマノ キングスラッシャー200gのピンクカラー。
トンジギではシルバー系ロングジグが定番とは聞いていたので、それを意識してのチョイス。
船長の指示棚は30m~50mとかなり浅め、テンポよく上下にビシビシとシャクっていきます。
「あ、食った」からの爆釣
15分から30分ほど船長の棚指示だけが続き、うーんこれはビンチョウの波にも乗り遅れたか……と思い始めた頃。
横でやってたお兄さんが「あ、食った」とつぶやきました。
そこからはヒットヒットヒットの3連発。
群れが通過したタイミングでいい場所にジグを通せていればもれなく食ってくる、という調子でガンガン釣れ始めて船上は一気にお祭り騒ぎに。
僕もなんとか3ヒット3ゲットで大満足。と言うか身体が痛い。これ以上無理っす。
1匹目なんて食って反転するところが見えるような距離でヒットしたにも関わらずファーストランで40m以上走りました。小さいとは言え流石マグロ。
普段スピニングで大きな魚を狙わないので、ポンピングのやり方なんかも詳しく教えてもらえてとても勉強になりました。
結果は深海ジギングがボウズでトンジギが3本。エラワタしっぽ抜きで9kg程度あったので、コミコミ10kgちょっとくらいですね。
トンジギ、今回図らずも初挑戦となりましたが、とても楽しめました。
日が良かったのか、居れば食ってくるという感じだったのでひたすらシャクって広い棚を探り続けるのが大事な感じですね。
必要なのはタックルよりも、技術よりも、高級なジグよりも、体力と筋肉でした。
とは言えキハダマグロなんかと比べると格段に楽に狙えますし、道具もお手軽。
身近な好敵手として非常に魅力的なターゲットだと思います。志摩沖、5月の連休明けくらいまではビンチョウが狙えるようなので是非。
深海ジギングはまた改めてリベンジですね。
コメント
コメントを投稿