初心者に優しいボートヒラスズキ

ビビる楽しさのボートヒラゲーム

お馴染み和歌山の船でオフショアから狙うヒラスズキのボートキャスティングゲームを初体験した。
結論から言って、やってない人は人生の8割を損していると言っても過言ではない。


簡単?難しい?

ヒラスズキと言えば「荒天×地磯×ガチガチタックル×ブチ抜き=超ムズい」みたいな敷居、ハードルが激高なイメージがある。
実際ショアから狙うのは難しいだろうし、安全管理のことなんかも考えたら誰にでも出来る釣りではない。
基本的に陸っぱりって人間不利なことが多いから難しいよね……。

しかし今回挑戦したのはボートからのキャスティング。
当然磯際まで連れて行ってもらって、ぼくらがやるのは足場の良いミヨシから投げて巻くだけ。

ヒットしても磯から離れる方に引っ張るのでラインブレイクのリスクも小さくてスーパーイージーゲームになるのだ。

こんな場所でランディングなんて難しいに決まってる

基本的な釣り方

ずぶの素人なんで、最初は船長に言われた通り……

・なるべく磯際を狙って投げる
・波が磯に当たって、引く間際に着水がベスト
・負荷一定で、ゆっくり巻く※

※波が手前に引くときは早めに、奥に行くときは止めるくらいの感覚だった。リップが少しでも水を噛んでプルついていればOK。

超カッコいい魚……

色々試したが、やはりヒットするのは磯際のサラシのど真ん中が多い。
Youtubeのヒラスズキ動画でも言われているように、波に揉まれて弱ったベイトを待ち伏せしている様な個体を釣っているらしく、ルアーが磯に乗ってしまい引波と一緒にサラシの中に落ちた瞬間に落ちパク!みたいなこともあった。

体感的に最も重要だったのはルアーを落とす位置と引くライン。
磯の際ギリギリに落としてなるべく長くサラシの中を引くのがヒット率を上げるポイントらしい。

よってキャストは放物線と言うより直線的にピンスポを狙い撃つ……くらいの感覚。
僕のようにオフショアが多くてピンで撃つ釣りの経験が無い人には結構難しかった。

ヒット後はテンション抜かないように一定で巻くだけ。
イキって必要以上にポンピングやると大体バレた。これはどんな魚でも変わらないかも。

ラインブレイクはしにくいとは言え、取り込み直前で暴れたりエラ洗いしてバレることが非常に多かったので最後まで気は抜けない。あまり遊ばずにさっさと取り込むのが良い。

必要なタックルは?


上記の通り、ボートからの釣りなのでハードなやり取りにはなりにくい。
基本的にオカッパリのシーバスタックルそのままで大丈夫。(船にもよる)

ただし80cm~90cmの大型が食ってくる可能性もあるので、目安としてPE2号前後のタックルがあれば安心とのこと。


今回はヒラスズキ&スピニングで狙う中型魚向けってことで21ツインパワーSWの5000番HGにPE2.5号を300m巻いておいた。バランスとしては少しゴツめ。

ところでこの21ツインパSWの使用感がスーパー良かったので、またそのうちレビューしようと思う。鬼コスパ。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 21 ツインパワー SW

値段、使用感、耐久性どこを取っても良いリール。東南アジアでも活躍中。

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竿は中古で1万円くらいになってたディアルーナXRのML。
リールとラインに対して竿が柔らかいけど、これは軽くて小さめのルアーも使いたい+掛かったあとのエラ洗い等々でバレやすいので、なるべく柔らかくて投げやすくバレにくい竿にしたかったから。

長さはオカッパ同様に9.6ftくらいあるとよく飛んで良いかも知れないけど、乗る船の仕様(イカ釣り用の集魚灯があるとか、人がたくさん乗るとか)によっては短めの方がアンダーキャストし易いのでケースバイケースで。


ルアーは基本的にフローティングタイプのミノー。
今回はKOMOMOIIの110mmのボラカラーをずっと使っていた。

アムズデザイン(ima) ルアー コモモ2 komomo II 110mm

3フックじゃなくて2フックの方が魚に傷付きにくいし針のサイズも上げやすくて好み。

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ただしフックはゴツいものに変えないと伸ばされたり、取り込んだあとで針を外す際に曲がったりしてしまうので注意が必要。

今回はたまたま家にあったSTX-58の2号(カツオ用)に交換した。
流石にデカいかも。もう1サイズ落としても良いかも知れない。

どうしてもウネリのある中でルアーを引いてくる事になるので、針を少し重ためにして沈ませ気味のバランスにするのは使いやすくてよかった。
標準セッティングだとたまに水面から飛び出してしまったりするので、バランスとしてはサスペンドからスローシンキングくらいが良いかも知れない。

とりあえずやってみよう

何だかんだと言いつつ、「ボートからやる」というだけで手持ちのシーバスタックルや青物タックルでイージーに挑戦できる敷居の低い釣りになる。

それでいてヒットからランディングまで非常にエキサイティングで、信じられないくらい楽しい釣りなので、対応してくれる船が近くにある人はぜひ挑戦してみて欲しい。
惜しいのはやらせてくれる船が少ない事かなぁ……。

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