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【深海餌釣り】仕掛け枠を自作

 掛け枠DIY 最近ついにキンメダイの餌釣りを始めてしまったのは先日紹介したとおり。 その餌釣りで使う「仕掛け枠・掛け枠」を自作してみたので作り方を紹介します。 キンメダイの餌釣り始めちゃいました そもそも掛け枠ってなんやねん? そりゃそうです。深海釣りでもやらない限り掛け枠なんて使いません。普通の餌釣りであれば仕掛けはせいぜい数本針で5~10m程度。頑張れば手元でさばけない程ではありません。 しかし深海エサ釣りともなると針数は最低10本、最大数十。 仕掛けの長さは余裕で10mを超えて20m近かったりします。これは流石に気合と熟練でさばくのは無理と言うものよ。 そこで昔の人は「仕掛けをきれいに巻いておけるジグがあれば良いんじゃね?」と考えたわけです。本当にすごいよ昔の人は。 それがコレ。 仕組みは超絶簡単でして、木の棒に3本金属の棒が刺さっているだけ。本当にそれだけ。仕様によってはもうちょいっと複雑と言うか、手の込んだ枠も市販されていますけど最低限これだけで成立してしまいます。 この枠に規則正しく仕掛けを巻いていく事でオモリの落下に従って仕掛けがスムーズに放出されていく様になるわけです。本当にすごい。仕掛けの巻き方は船で習って覚えましたけど、これを自分でイチから考え出せる自信が全く無いです。 材料揃えましょう 仕組みがシンプルなだけに材料もシンプルですよ。 まず用意したのは15mm×30mmくらいの白木材、1820mmのを2本買って500mmで切りました。なるべく剃り曲がり、節の少ないものを選ぶと良いかと思います。面取り済みのものはちょっと高いですけど処理不要で使えて便利です。 次にSUS304の丸棒、これはφ5mm×1mのを2本買って180mm×8本と120mm×4本に切ってもらいました。金鋸とかで切るのは流石にしんどいのでお店で切ってもらうのがオススメ。 高速切断機で切ったSUS棒はもれなくバリがエグいので全部キレイに面取りします。こういう所で手を抜くとラインに傷が入ったり、木材に打ち込んだときに割れたりするので真面目にやりましょう。 穴開けて打ち込むだけ あとは木材の任意の位置にφ4.5mmの穴を開けて、少量の接着剤を流し込んでからSUS棒を打ち込めば終了です。 初回は貫通穴で作成しましたが、打ち込みの際に木材が割れちゃうので最終的には5mmほど底を残...

餌釣り始めちゃいました 深海エサキンメ

 餌の時代 以前から何度か紹介している南紀のキンメダイジギング。 今季も鮎シーズンが終わってから再び通い始めています。 【釣行メモ】那智勝浦 キンメジギング しかし残念ながら今季はキンメジギングが絶不調で数も型もイマイチ。一時的な不調でそのうち回復するでしょうとのんきに構えていたのですが、ここ3ヶ月ほど不調でどうも長引きそう。 と言う訳で、以前から気にはなっていたキンメダイの餌釣りに手を出しました。 ジグで釣るのが高尚でカッコいいと言う風潮もありますけど、釣りなんて楽しく釣れりゃなんでも良いんです。ジグもエサもどっちも楽しいしね。 まずは竿とリール 深海系餌釣りの最難関 「道具がたけぇ」 まぁそれを否定する気はありません。高いもんは高いです。 今回用意したのはシマノのビーストマスター9000、実売で12万円くらい。ステラSWより高いな!でもこれがないと始まらないので諦めてください。レンタルある船も多いですけどね。 カタログ的にはPEライン6号が約1200m、8号が900mくらいの糸巻き量。 船にもよりますけど基本がPE8号、場合によっては10号や12号となってくるのでビーストマスターの9000番でやっとスタートライン、出来ればミヤエポックの大型電動リールが欲しいねぇって言う世界です。 ちなみにミヤエポックのリースは20万円からスタートなので、ビーストマスターは破格の安さね。やっぱり何だかんだ言って大手さんが作っている道具は値段の割に物が良いです。 竿はひとまず行きつけの船でレンタル。試したのは確か下田漁具のキンメ一番?とゴクスペの深海竿。 深海竿の調子や使い勝手の良し悪しはまだ感覚が分からないものの、「とりあえず1本買ってその竿のアタリの出し方や曲がり方を経験で覚えるのが大事」と言う含蓄に富む船長アドバイスを信じて自分の竿も1本買いました。使用後レビューはまた今度。 釣り?漁? 素人なので針数は控えめに10本針。控えめで10本?!って感じですけど控えめらしいです。本気の人は15本や20本針当たり前。この辺まで来てしまうと趣味の素人と本気の漁師の境目が曖昧になってきます。 僕が使った仕掛けはムツバリの19号くらい×10、ハリスが約80cmで枝間が150cmくらい。仕掛けの全長は約15mです。 エサはイカ短冊+サバ皮+シャケ皮で、サバ&シャケ皮が好評でした。 仕...

オフショアヘビー直リグで攻めるオニカサゴ

 根がかりって嫌じゃないですか? 根がかり、嫌ですよね。 お祭り、根がかり、高切れ、ジグロスト…… ジギングやっているとある程度は仕方ないとは言え、特に中深海ともなると1回の高切れで総額1万円近く消し飛ぶことはザラ。ちょっと対策しないわけにはいきません。 そもそも根がかりって好ポイントにゴミ捨ててるのと変わりませんから、防げるトラブルは防ぎたいもんです。 という訳で今回は岩礁帯の中深場、根魚ジギングで使えるディープ直リグの紹介。 もともと死ぬほど面白いけど死ぬほど根がかりするオニカサゴのジギングをやっていて編み出した苦肉の策。「それもうジギングじゃないですやん」と言われそうですけど、一応考えがあるんです。聞いてください。 ちなみに対象のフィールドは ・水深120~200mくらいの超岩礁帯 ・ボトムから50cm以内がヒットゾーン ・300g弱のジグにフロント、リアフック有り と言う悪夢のような環境です。アベレージ根がかり頻度は素人で毎時4~5ロスト、慣れた人でも毎時0~1ロストくらい。要は地獄ですね! オフセットフックにデカいオモリ付けようぜ そもそもジギングやってて根がかるのは下記の3パターン。 ①底が取れてない ②底取れてから立ち上げまでが遅い ③運が悪い(着底した瞬間に根がかっている) まず①は論外。適切なジグウェイトにするのが吉。 ②は難しい。底取りがしにくかったり、糸ふけが出やすい状況かつ潮が早くて船が流されているパターンですね。ベストは尽くしてるんだけどどうしても斜め引きに近くなってしまう事もあります。 ③はつらい。出来ることを全てやっても根がかる事はある。 通常は①にならないようにしつつ、②を極力避ける事でほぼ根がかりせずに釣りをする事ができます。ただしオニカサゴジギングの様に異常なアップダウンを繰り返す岩礁帯でボトムを叩くような釣りをしていると、下手な鉄砲数撃ちゃ理論でそのうち②か③のパターンで根がかりしちゃうんですね。 そこで編み出したのがこのスーパーヘビー直リグ オフセットフック=根がかりしにくい! 深場を攻める=デカいオモリ付けよう! と言う知性ゼロの短絡発想で作ったリグですが、今のところは作者の考え以上にうまく機能してます。 こんなの釣れちゃいます シンプルかつ安価に パーツ構成は単純で、親子サルカンのような連結パーツにオモリとオフセッ...

三方五湖 久々子湖でハゼ釣り

 ハゼ釣って食べるまで 鮎シーズンも一段落、深海シーズンまでもう少し。 家でダラダラしているのももったいないので少し足を伸ばして三方五湖までハゼ釣りに行ってきました。 今回は釣ってから食べるまで。釣りはおまけ、メインは天ぷらです。 久々子湖(読めない) 少し下調べしたところ、関西圏では三方五湖の久々子湖と言うのが有名なポイントみたい。以前も三方五湖に遊びに行ってテナガエビとハゼが居るのは見かけてましたけど、結構有名なのね。 ちなみに「くぐしこ」と読むようで。難読地名だらけの北海道と比べてもこれは読めねぇよ。 Googleの衛星写真でおおよその検討をつけて向かいます。 狙いを付けたのは下記A~Cの3箇所。敦賀方面から繋がる県道214号線沿いのAから様子見してみました。 使用タックル ちょい投げなので正直なんでも良い…と思ってましたが、実際にやってみると色々考えることもありました。 仕掛けはシンプルな天秤仕掛け。市販のモノは面倒くさかったのでバラ針買ってきて現場で結びました。 竿:エギングロッド セフィアTT S83L リール:ツインパワーXD C3000XG 道糸:PE0.6号(別に0.4号でも0.8号でもOK) リーダー:フロロ2.5号 天秤:適当に安いやつ オモリ:3号くらいで十分 ハリス:フロロ1.5号(もっと細くても良さそう) 針:ケン付き流線8~12号(多分一番大事) エサ:石ゴカイ まず遠投はそんなに必要ないので8フィート前後のエギングロッドで十分。何ならアジングロッドでもいいです。むしろアタリが小さかったり、掛けきれない場合もあるので穂先の柔らかいアジングロッドやメバリングロッドが良いかも知れません。 稀に根がかる事もあるので、天秤までは丈夫めの仕掛けにして針を曲げる or ハリスを切って回収する作戦が賢いと思います。今回のタックルバランスだと100%ハリスと針の結び目で切れたので予定通り。 恐らく一番大事なのは針で、今回はケン付き流線を使いました。 吸い込みは良いのですが吸い込みすぎて飲まれる事が多かった(12号でも飲まれる)ので、もう少し幅広の針で良いかも知れません。それこそ細軸のチヌ針みたいな。     ポイントA 水神公園広場 1箇所目、マリーナと水路からの流れ込みが近いポイント。 岸沿いに柵がキレイに整備されており、足場も良くて釣りやす...

鮎専用クーラーボックス フィクセルリミテッド220買ったよ!

 買っちった 釣り人なら家に5つはあるであろうクーラーボックス。 マグロ用、青物用、根魚用、小物用、淡水用、飲み物用、キャンプ用。いくつあっても良いもんですけど今回は「鮎専用」クーラーボックスを買ってみました。 SHIMANO フィクセルリミテッド 220 初の釣具メーカー製ですね。 今までは泣く子も黙るiglooのものを使ってました。あれはあれで、アメリカンな作りで良いですよ。どこがどう壊れても直せますからね。 クーラーボックス igloo マリーンウルトラ36   選び方 シマノのクーラーボックスは小さめのフィクセルシリーズと大きめのスペーザに大別されます。ダイワは知らん。 鮎とかイカメタル程度ならフィクセル(最大30L)で十分対応可能。 ジギング等々で長めの青物などを釣るなら横長のスペーザシリーズを選べばOKです。 それぞれのシリーズの中で、下記の通りグレードが分かれます。 そして最後に各グレードの中でサイズが分かれてくるわけですね。 高価 ウルトラプレミアム プレミアム リミテッド ベイシス ライト 安価 サイズは入れるものの量で決めれば良いとして、グレードはどうすりゃいいのよ?と誰しも思います。なんせ一番上のウルトラプレミアムは実売で4~5万円くらいしますから。 グレード間の差で一番顕著なのは断熱性能です。 上位グレードは真空断熱パネルを使用して高断熱化している一方で、下位グレードは発泡ポリスチレン(要は発泡スチロールですね)や発泡ポリウレタンを使用して低価格化しています。 シマノの場合、「ICE値」と呼ばれる指標で断熱性を評価しています。 容積の20%の氷を入れた状態で気温31℃に放置して氷が無くなるまでの時間ですね。 当然高いやつはICE値が大きくなるんですが、結局値段とのバランスを考えないといけないので定価1円あたりのICE値を計算してちょっとまとめてみました。 グレード ICE値 (hr.) 定価 (JPY) ICE/定価 (hr./JPY) ウルトラプレミアム 78 60000 0.0013 プレミアム 65 47500 0.0014 リミテッド 55 35000 0.0016 ベイシス 45 21400 0.0021 ライト 35 18300 0.0019 賢い人はベイシス買え。という話ですね。以上です。 ……と言うのは素っ気...

増水の愛知川上流で鮎釣り

 日本沈没 2021年の盆休みはコロナ・短い・天気悪いの三重苦ですね。釣りするなら北海道まで飛行機で行かなアカーンみたいな感じです。 もうAmazonで買い物するしかねぇや!って事で鮎釣り道具を色々買い込んだ矢先。 近場の愛知川上流で「鮎釣りできそう」と言う情報をキャッチして寒い中行ってきました。 ちなみに今年から年券買ったのでお気楽に8時発。年券ホルダーの余裕というやつ。 愛知川上流漁業組合 愛知川最強説 現地に着いてみるとうすーい濁りが入っているものの余裕で釣りできそうな感じ。 愛知川の上流は濁りにくい上にダムがないので濁りが落ちるのが超早いんですよね。ザッと雨降った翌日普通に釣りできる貴重な河川です。 漁協の事務所でオトリ2匹買って「キャンプ場前」へ。 ※ちなみに漁協事務所は午前中のみの営業。午後から始める場合は少し上流の池田養魚場でオトリと券が買えます。   追いはイマイチだけど… ポイントこちら。 駐車場、トイレ、自販機など色々揃っているのでお気楽なポイントです。 ただし夏の晴れた日は最近流行りのアウトドア~の人でごった返すので要注意。釣りどころではありません……。 流石に超絶雨予報で寒かったので川遊びの人は居ませんでしたが、それでもキャンプ客は多かったです。ブームですねぇ。 水位は20~30cmほど増えていますが、最近渇水気味だったので丁度いい感じ。 個人的定番ポイントは相変わらず石色が綺麗なので集中的に叩きました。 アタリこそあまり強く出ませんが、時速5匹くらいのペースで程々に掛かります。普段は水位が低すぎてオトリを入れにくいヘチ際が好反応でした。 養殖オトリより少し小ぶりな16~18cmくらいがアベレージ。 たまにビリ鮎や大ぶりな19cmくらいのが掛かる感じ。 この日の仕掛は小太刀×複合0.05号 鮎のサイズを考えると竿はもうちょっと柔らかくて良いんですけど、H2.75より柔いの持っていないので愛知川ではいつも小太刀です。 竿…シマノ スペシャル小太刀80 H2.75 天井糸…エステル0.8号 水中糸…メタビート0.05号5.3m ハナカン周り…フロロ0.6号 掛け針…一角6.5号4本イカリ 午前3時間で17匹 結局あまりに寒くて午前上がり。心配した雨はそこまで強くならなかったので、やろうと思えば夕方まで出来たかも。低体温症で死にそうですけど...

深海魚釣って食べる

久々のライト中深海 最近深場でメヌケを狙いすぎて浅場が手薄。 と言う事で水深300m前後でアカムツジギングしてきました。 タックル1 アカムツ用 ロッド:テンリュウ ホライゾンSL H リール:シマノ オシコンクエスト 301HG ライン:SUNLINE ジガーULT1.2号 600m リーダー:フロロカーボン4号 タックル2 キンメ用 ロッド:テンリュウ ホライゾンSL H リール:シマノ オシアジガー 2001HG ライン:SUNLINE ジガーULT1.2号 800m リーダー:フロロカーボン4号 1m+先糸フロロ10号 60cm 3勤シフトで出勤 最近どんどん日が長くなって、集合は驚異の午前3時45分。 家を出るのは23時半頃です。3勤かよ……。 七里御浜あたりにあるガソリンスタンドが安すぎて、毎週ここで満タンにしている気がします。ド深夜にガソリン入れてる人、僕以外に会ったことはありませんけど24h営業ありがたい。 朝イチのキンメに復調の兆し 3月ごろから不調だった朝イチのキンメ入れ食いタイムは若干回復基調。 およそ350gくらいのが最大サイズ。 全盛期は700gくらいが数釣れたので、早く戻って来て欲しいところ。 ヒットレンジはやはり高めで、ラインマーカー読みでボトムから20m~30mの範囲。 上げすぎるとサバ、下げすぎるとクロムツと言ういつも通りの面倒くさい状況。これが楽しいんですよ。 キンメダイは基本的に棚を狙い撃ちすれば何入れても食ってくる印象。逆に棚取りが超シビアです。この辺はそのうち記事にしようと思います。 ジグエサ最強説 ユメちゃん、実は結構好き。 キンメが落ち着いたら300m前後の谷間、壁沿いを流してアカムツ狙い。 以前から深場で何度か試していたジグのリアフックにサバ皮を付けるプライドを捨てた釣法を試しました。 口元に光るサバ皮が勝利の鍵 結論から言うとジグエサは強いです。 ジグで釣れない、エサで釣れない状況でジグエサだけ釣れると言うのはザラ。 この日は僕以外にエサ1名、ジグ2名が乗ってましたが、僕以外でアカムツを上げたのは相当やり込んでいるジグの人が1人だけ。 ジグのアピールとエサの食わせ+シンプルな仕掛けで手巻きする事でのバラシ軽減でキャッチ率が高いのではないかと考えてます。 ジグに餌付けていると敬虔なジガーの人から怒られそうですが、トーナ...