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2015,11,28-29:奥多摩 三条の湯

徒歩キャンプの第一弾は山をやる人の間では有名な奥多摩の山中にある三条の湯です。 雲取山登山と絡めて小屋に宿泊される方がほとんどかと思いますが、幕営場や水場も備えており、キャンプ目的で訪れても充分に楽しめると思います。 公式HPこちら アクセス ほとんどが舗装路、最後の30分程度が未舗装の山道 アクセスは非常に容易、かつ安価です。 都内から青梅線で「奥多摩駅」、そこからバスで「お祭バス停」下車。交通費は都内から往復でおよそ3000円前後。 バス停からは徒歩で10km、約3時間の道のりです。 道中はほとんどが舗装された林道で、マイカーがあれば途中まで車で行くことも可能。 傾斜も大したことはなく、荒れている所も無いので登山の経験が無くともアプローチは充分に可能でしょう。 設備 思った以上に普通の風呂(温泉) 何と言っても特筆すべきは温泉でしょう。 これだけの山奥で天然温泉(源泉温度が低いので加温)に浸かれるのは驚きです。ただし国立公園内につき石鹸の使用は出来ないので注意。 テント場と小屋に少し距離があり、水場はテント場近くにあるのですがトイレは小屋側、斜面を少し登った所にあります。 設備は総じて非常に綺麗で、特にトイレに関しては下手な公衆トイレよりも快適です。 水場は屋根付きで雨でも安心 料金は幕営代が600円、入浴料が300円。(2015,11,28現在、なお入浴のみは600円みたいです。) テント場 寒い時期を狙えばテント場独り占めも可能 小屋から少し斜面を降りた清流沿いにテント場が作られています。大体10張程度でしょうか。 テン場はフラットな細かい砂利で非常に快適。ただしペグはあまり効かないので周りの石を使って張り綱を張るのが良いかと思います。非自立式のテントを使う人は注意してください。 基本的に登山者しか来ないのでマナー、騒音に関しては全く問題ありません。周囲の川の音が気になる人は気になるかも。 直火は恐らく出来ないので調理はガス等になるかと思います。(未確認) 余談ですが、山登りをする人はテントを張って寝る場所を「キャンプ場」ではなく「テント場(てんとば)、テン場(てんば)」と言います。キャンプ場よりも硬派な響きがあって個人的には結構好きです。 まとめ 登山という程でもなく、かと言ってお気軽キャンプでもなく、個人的にはか

徒歩キャンプのススメ

「キャンプ」と聞くと広々とした芝生(もしくは河原)のテントサイト(幕営場)にコールマンのテント、コンロ、みんなでBBQ!みたいな光景をイメージする方がほとんどだと思います。と言うか実際に世の“キャンプ”の9割くらいはそんな感じなんじゃないでしょうか。 キャンプそれ自体を目的とした場合、移動や輸送に便利な車を使うというのはとても合理的な解だと思います。 実際車があれば安い初期投資でかなり快適なキャンプが可能ですし、女性や子供が居る場合はなおのことです。 あるいはバイクや自転車があればそれなりの距離を移動して、よくあるキャンプ場を利用したキャンプが可能でしょう。 しかし、移動手段を「公共交通&徒歩」に限定してしまうと途端に難易度が上がります。 移動距離は短く、移動時間はかかり、運べる荷物は少なく、場合によっては危険もある。余程の変わり者でなければわざわざやらない…と思いきや、実際やってみるとオートキャンプには無い面白さが山盛りだったりすることは余り知られていないのではないでしょうか。 実はインターネット広しと言えど、「徒歩で行ける場所・徒歩で運べる装備」に限定したキャンプに関する情報源は皆無に等しく、一部の駅泊マニア(無人駅で野宿?する人たち)や18きっぷ旅行者がポツリポツリとスポットを紹介しているに留まっているようです。 そこで「電車・バス・徒歩以外での移動は無理。でも楽しくキャンプがしたい!」という層が僕以外にも居ることを信じて、僕が実際に行ったキャンプの記事を少々まとめておこうと思います。 ゆくゆくは「徒歩キャンプ」が1ジャンルとして広く認知されれば幸いです。

金をかけずに暖かく寝る方法

タイトルからして貧乏臭くてサイテーって感じですが、内容は真面目です。 僕は出身が北海道なのですが、関東に引っ越してきてから住宅の壁の薄さにビビりっぱなしです。 外歩いてる人の話し声は聴こえるし夏は暑くて冬は寒いし、正気とは思えません。 中でも屋内の寒さは北海道の比ではありません。もうダメ、限界です。家に入っても外と同じ気温ってそれ家の意味無いです。もちろん朝も起きられません。 そうなると結局エアコンに頼らざるを得ないのですが、カネが無いのでそれは最後の手段にしておきたい。 少なくとも寝ている間は止めて節電したい。でも止めると寒い。切実な問題です。 そんな経緯で今まで色々な就寝時防寒対策をしてきましたので、そのまとめをお伝えします。 貧乏くさいのは否定しませんが、効果の程は保証します。 梅コース もう毎日食うのでやっと。お風呂も2日に1回きり…。みたいな人におすすめのコース。予算500円以下。 必要な物は100均で売っている「カーペット下に敷く銀マット」のみ。 そもそも暖かく寝るために大事なのは「如何に体温を逃さないか」これに尽きます。 そして熱伝導の要素は3つ、“伝導・対流・放射”ですね。 伝導と対流は一般的によく言われる断熱で対策可能。要は敷布団と掛け布団があれば最低限OK。 そこで更に人体からの放射ももれなくお布団に閉じ込めて暖かくしよう、というコンセプトなのがこの銀マット戦法です。 「サバイバルシート」とかって売られている銀のブランケットと同じ理屈。 しかも費用は150円+税のみ。約2mm程度で断熱材としてはイマイチなのですが、アルミ蒸着のお陰で体の下に敷くとびっくりするほど暖かいです。費用対効果で言うならダントツでしょう。 竹コース 予算3000円程度は出せる人向け。 掛け布団に安い化繊の寝袋をプラスします。Amazon等で売っている2000~3000円の封筒型で充分。それ単体で使うわけではないので夏用でも冬用でも、何でも構いません。(夏用の方が安くてかさばらないので布団と合わせて使うなら便利) ポイントは単純に上にかけるだけではなく、左右を紐で固定すること。 いくら掛け布団や寝袋で断熱しても、寝てる間に足がはみ出たりしたら完全に無意味です。 そこで上から寝袋で覆って周囲を固定してしまおうという作戦。これが案外効

X220 ExpressCard USB3.0

X220はi7構成のもののみUSB3.0が搭載されており、それ以外の構成ではUSBポートが2.0のみとなっています。 しかし外付けHDD等に大量のデータを転送する場合、どうしてもUSB2.0の通信速度では不満が出てくると言うもの。 そこで今回は余っているExpressCardスロットを利用してUSB3.0の増設をしてみました。 購入したのは 「AYWS USB3.0 ExpressCard/54スロット エクスプレスカード」 USB3.0ポートを2つ増設することが可能。本体からの飛び出しも全く無く満足。 バスパワー電力が足りない場合は中央のコネクタにACアダプタを接続することも出来ますが、持ち歩きを考えると外部電源は無しで使うのが現実的かと思います。 結局のところ速度はどう変わるのか 肝心の通信速度は次の通り。ベンチマークにはTranscendのUSB3.0対応USBフラッシュメモリを使用しました。 本体USB2.0 増設USB3.0 正直な所、思ったより速度は出ていませんね。USB3.0は規格として約600MB/sまでサポートしており、ExpressCardは約300MB/sまでサポートしています。なので理屈の上ではExpressCardの通信速度がボトルネックになっているはずなのですが、それ以前のお話ですね。40MB/sしか出ていません。 理論値ほどの実行速度が出るわけ無いとは言え、少し残念な結果です。とは言え多少なりとも高速化しているのは確かですし、単純にUSBポートの数が3から5に増えただけでも良しとしましょう。

THRUNITE Ti3

先日購入したLEATHERMANのSQUIRT PS4と合わせて持ち歩くべく、単4乾電池1本サイズのライトを購入しました。 お求めやすい価格帯で良いモノ作っていると評判のTHRUNITEの最小モデル。Ti3です。 シンプルな梱包 費用を抑えるためか、ケースはアルミの缶のみ。中にはスポンジにはまった本体と各パーツ(クリップ、キーチェーン、予備のOリング)、説明書がポンと入っているのみ。 とは言っても必要十分で特に困ることはありません。 軽量コンパクト とにかくコンパクトです。およそ高さ70mm直径14mmほど、本当に単4乾電池+αという感じ。 重さはクリップ付き、電池込みで23gでした。 スペック スイッチはツイスト式(ヘッドを絞め込むことで点灯)で、スイッチのON/OFFを繰り返すごとに Firefly(0.04lm)→Low(12lm)→High(120lm) と順次点灯モードが変わります。Fireflyは殆ど点いているかどうかわからないような明るさで、常用するのはLowモード。Highモードは直視できないような明るさなので広い室内や屋外では便利です。 さらに個人的に嬉しいのは公式にIPX8相当の防水性能を謳っている点。 山で使うのは基本的にヘッドランプ、通称ヘッデンなのですが、やはり予備があるというのは心強いものです。当然屋外で使うことにもなりますから、防水はギア選びに置いて外せないポイントの1つと言えます。 とにかく軽量コンパクトで十分な機能も備えており、バッグに放り込んでおいたりする用途には持って来いな1本かと思いました。

LEATHERMAN Spuirt PS4

マルチツールと言えばVICTORINOXかLEATHERMANというが一般的かと思います。 僕自身両メーカーのツールを幾つか使った事がありますが、それぞれ個性があって堅実な、良いモノを作っている印象です。 今回は主に普段の作業や登山用に、軽量コンパクトであることを重視してLEATHERMANのSquartというモデルを購入してみました。 デザイン性 LEATHERMANと言えばステンレスやアルミの素地を活かした無骨な金属光沢というイメージがあるのですが、このシリーズは赤・青・黒とラインナップされており若干ポップな雰囲気。  カラーアルマイトなので削れたりしてしまうと地のアルミが覗いてくる点が気になりますが、サイズ感と相まって女性でも気軽に使えそうな印象です。 機能性 ちょっとした導線の被覆を剥いたり、ハーモニカ端子のネジを回したり、袋を開封したり、抜けにくいペグを引っ張ったり、というのが主な用途です。 このような用途を考え、ハサミ、ナイフ、プライヤー、ドライバが付いていてなおかつできるだけ軽量なものというのを条件にして選ぶと、自然とこのモデルになります。 VICTORINOXのクラシックSDと似たようなサイズですが、各部の剛性やツールの数で上回ります。 LEATHERMANの方がしっかりした作り ハサミに関して言えばVICTORINOXの方が丁寧仕上げで好印象 フルサイズのモデルに比べて若干頼りない感じは否めませんが、各部の剛性は意外と高く、ちょっとした作業なら安心してこなせます。 総合的に 軽さ、コンパクトさ、機能性を考えると普段持ち歩いたりアウトドアに持ち出してお守り代わりにするのに最適なモデルだと思います。特に登山などでは重たいフルサイズのプライヤー等はオーバースペックですし、このくらいのツールを1つ持っているだけで十分な事が多いです。 値段や使い勝手を考えるとLEATHERMANの1本目にしたり、贈り物にしたりするのには丁度いいかもしれません。