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オシアジガー2000番 深海仕様ロングハンドルに交換

 正解は筋肉です

深海はつらいです。
何がつらいって回収。水深800mから900gのジグを回収するのは控えめに言っても超しんどいです。これをどうにか楽にしたい。せめて帰りの運転で手が震えるようなことは無いように……。

しかし結局のところ物を言うのは筋肉で、小手先のテクニックよりも上腕の太さが正義です。
これから小賢しいリールカスタムの紹介をしますが、聡明なアングラーなら今すぐスマホを捨てて筋トレをしましょうね。

でもでもそんなこと言っても努力せずに楽して深場の釣りがしたい!という最低なアングラーの皆様にはロングハンドル。そうロングハンドルなんです。


はい完成形がこれ。
泣く子も黙る激安ブランドゴメクサス。お金のある人はリブレとか買えばいいと思います。

今回はとにかく安く長くするのを目標にして、お値段の張る削り出しアルミハンドルアームではなくてカーボンハンドルアーム仕様をチョイス。
軸間距離は120mm、純正が95mmなので実に25mmの延長です。

一般にジガー2000番クラスだと110mm程度の延長がバランス良いと言われていますが、なぜかAmazonで一番安いのがカーボンの120mmだったので即決。(だってノブ込みで2990円ですよ!)

 


届いたものをジガー純正と比べてみるとびっくりするほど長いです。
さっそく取り付けいってみましょう。

相変わらず簡単な取り付け

純正リテーナー外して

固定ナット外して ※逆ネジ

純正ハンドルアーム外して

ゴメクサスのリテーナー外して ※2穴で長さ選べる



というお手軽作業です。なおハンドルアームにはハンドルノブも付属しており、最初から組み上がった状態で届くのでハンドルノブの取り付けは不要でした。

付属のナットはイケてない

ただしここで注意点。
ゴメクサスのリテーナーを使うためには付属の袋ナットでハンドルアームを固定する必要があるのですが、この袋ナットは深さが足りなくてそのままでは使えませんでした。

グローバルな製品なので、そのうちシレッと改善されるかも知れませんが僕の買った2つはどちらもNG。

一応SUS




このようにハンドルアームとドラグノブの間にM8のSUSワッシャーをスペーサとして2枚噛ませる事でどうにかなりました。あまり見栄えの良いものではありませんが、使えます。

これが問題の袋ナットちゃん

なおリテーナーは裏返して取り付けるとポップな模様が隠れて良い感じ。

使用感と耐久性


こうしてみるとやはり長いゴメクサスアーム。
オフセット量などは純正とほとんど変わらないのでドラグ操作、ブレーキ操作は違和感なく可能です。リーリングも問題なし。


ノブは若干大型化して角度が付きます。
ジガー2000の純正ハンドルだと深海の超超長回収で小指あたりがぶっ壊れますけど、ゴメクサスの方は末広がりで握りやすいので問題なし。流石リブレをパクリ倒しているだけあるね!

素材は上下のキャップがアルミで本体がEVAですね。
EVAは少し固めで握り心地良好です。

テストして2釣行してきました。

1日目は勝浦で中深海キンメジギング。水深250m~600m程度。ジグはmax.600gまで。
やはり回収は純正よりも楽。取り回しもそんなに違和感ありません。早巻きをほぼ使わない中深海では「ハンドルが長くてリーリングのリズムが……」ということも無し。

2日目は志摩で超深海ジギング。水深800~1000mでジグはmax.1000gという地獄。
これは流石につらいです。ハンドルうんぬんというよりリールサイズの限界ですね。
ジガー2000×ロングハンドルでどうにか1日釣りは出来たものの、もう1回同じ道具でやれって言われたらやだなーって感じ。逆にハンドルが純正だったら間違いなく死んでた。

これを上げたのものロングハンドルジガー

2日間合わせた回収距離は10000m近くなります。
その間ガタツキや曲がり、ハンドル周辺のゴリ感は無し。常識的な釣りする分には十分でしょう。
長い分、横方向に押し込むと若干しなりますが、水深1000mでハンドルも使って両手でジグを持ち上げるような使い方を丸1日やっても問題ないので耐久性に関してはとりあえずオッケーと言って良さそうです。

あとは長時間屋外で使用したときのレジン劣化が気になりますね。ここは樹脂製品の宿命でしょうし。それが嫌な人はちょっと高いですけどアルミ製が良さげ。


オシコン用もあるぞ


なんとオシアコンクエスト用95mm版も!
これで手持ちのジギングリールは全部ゴメクサスハンドルになってしまいました。
早くテスターの話が来ないかしら。

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